
履物の収納に欠かすことのできない下駄箱、リフォームしたいと考えたことはありませんか?
ここでは、下駄箱リフォームのパターンやメリット、DIYの可否などについてご紹介します。
下駄箱リフォームのパターン
下駄箱をリフォームするといわれても、ピンとこない方は多いかもしれません。
まずは、下駄箱のリフォームでよくあるパターンを3つほどピックアップしました。
新たなものに交換
既存の下駄箱を撤去し、新たなものに交換する工事です。
長年使用していると「扉の開閉がしにくくなる」「スペースが足りなくなる」といったケースに直面することは少なくありません。
このようなケースにおいては、新たなものへの交換がおすすめです。
あとから購入して設置してあるだけの下駄箱なら、新しいものを手に入れさえすれば業者でなくても交換は可能です。
サイズさえ間違えなければ、新たなものを設置して中身を入れ替えるだけで完了します。
一方、下駄箱が据え付けの場合では工事をしなくてはなりません。
壁に固定してあるビスや金具などを外し、本体を撤去してから新設します。
既存下駄箱の裏に壁紙が施工されていないのなら、そこへ新たに壁紙も貼らなくてはなりません。
既存の下駄箱に手を加える
既存の下駄箱に手を加える場合、扉や側板、天板などの色を塗り替えるリフォームが考えられます。
使用できるスペース等は変わりませんが、見た目の印象を大きく変えられます。
古いタイプでもしっかりと下処理して塗装し直せば、新品同然の見た目にリフォームすることも可能でしょう。
また、扉の表面や裏側に鏡やフックを取り付けると、より便利な使い方ができます。
下駄箱のサイズにもよりますが、玄関クローゼットのような大きなタイプなら扉に姿見の鏡を設置することも可能です。
サイズの大きな鏡を設置することで、お出かけ前の最終的な身だしなみのチェックができます。
シューズクロークやウォークインクローゼット
「シューズクローク」とは、履物専用の収納空間です。
主に玄関のそばに設けられることが多く、土間と廊下をつなげる設計が多く見られます。
「ウォークインクローゼット」は人が歩けるほどのスペースを設けたクローゼットのことで、大量の衣服を収納できます。
衣服に限らず、バッグやアクセサリー、靴などを収納できるのも大きな特徴といえるでしょう。
ウォークインクローゼットとシューズクロークを兼ねる場合には、玄関の横に設置されるケースも多いです。
余裕のある収納スペースを手に入れられるメリットがある反面、玄関が狭くなるデメリットもあると言えます。
下駄箱リフォームのメリット
具体的にどのようなメリットがあるのかわかっていないと工事には踏み切れません。
工事を行うことでどのようなメリットを得られるのかを理解しておきましょう。
収納スペースが増える
サイズの大きなものへの交換やシューズクロークを新設したケースなどでは、これまでより大幅に収納スペースを拡張できます。
スペースがなく箱に入れたまま片づけていた靴や玄関の土間に脱ぎ散らかしていた靴なども、きちんと一ヶ所に収納できるのです。
シューズクロークを設置すると、傘や自転車の空気入れなど玄関先につい置きっぱなしにしてしまうものも片づけやすくなります。
玄関の印象が変わる
住宅の玄関は、もっとも人目に触れやすい部分といっても過言ではありません。
人が訪ねてきたときは玄関先で対応するので、玄関先がキレイなら訪問者にもよい印象を与えやすくなります。
たとえば、ブラウン系の下駄箱からホワイトカラーのものに換えただけでも、明るく開放感のある空間を演出できます。
壁紙や照明なども併せて交換すればより印象を変えられるかもしれません。
玄関が片付く
収納力がアップすれば、玄関に靴を脱ぎ散らかすこともなくなるため掃除もしやすいです。
わざわざ靴や傘などを動かしながら掃除をすることもありません。
掃き掃除はもちろん水も流しやすくなるので、常にクリーンな玄関を維持できます。
DIYでもできる?
近年ではDIYが流行っていますが、下駄箱リフォームも可能なのでしょうか。
DIYで可能なこともあれば難しいこともある、というのが答えです。
ここではDIYで工事するメリットとデメリットを見てみましょう。
DIYのメリット
費用を最小限に抑えられるのはメリットです。
DIYなら新たに設置する下駄箱や材料、工具などを用意すればいいだけです。
工事は自ら行うため、業者に依頼するときのような手間賃がかかりません。
好きなように工事できるのもDIYのメリットといえるでしょう。
工事のプロはセオリーや経験をもとに適切な施工を行ってくれます。
しかし選んだ業者によっては、個性を発揮しにくい場合もあるという欠点も。
DIYなら、個性をふんだんに盛り込んだユニークでオリジナリティのあるリフォームも可能です。
またDIYなら、自分の好きなタイミングで工事ができます。
平日の仕事が終わってから、週末の土日だけなど、都合に合わせて工事ができるのです。
休日に家族全員でDIYリフォーム、といったことも可能となるでしょう。
DIYのデメリット
費用を抑えられるのがメリットですが、場合によっては余計にコストがかかってしまうこともあります。
「購入する下駄箱のサイズを間違った」「設置するときに壊してしまった」となると、また用意しなくてはなりません。
「取り付け中に、壁紙や土間のタイルを破損してしまう」といったことも考えられます。
個性を追求したあまり、使い勝手が悪くなってしまう可能性も否めません。
プロは経験上どのように設置すれば使い勝手がよいかを熟知していますが、素人にはそうしたことはわからないのです。
よかれと思って設置したものの「扉を開け閉めしにくい」「靴を取り出しにくい」といったことになるかもしれません。
工事完了からそれほど経たずして壊れてしまう恐れもあります。
壁裏の下地がないところにビスで取り付けしたケースでは、下駄箱そのものが外れてしまう可能性も否めません。
大きなサイズのものでは「使用しているうちにビスが外れて倒れてしまう」といったことも考えられます。
専門業者に依頼しよう
既存の下駄箱を撤去し、同サイズのものを新たに設置するだけならDIYでも十分可能です。
また、塗装スプレーなどを使って色を塗り替えるだけの施工も可能でしょう。
それ以外は、余計なコストや二度手間の発生、不具合や倒壊のリスクなどが考えられます。
基本的には業者への依頼がおすすめです。
下駄箱のリフォームを業者へ依頼するのなら「具体的に何に困っているのか」「どのような不便を解消したいのか」をきちんと伝えましょう。
「玄関の雰囲気を変えたいのか」「収納力不足を解消したいのか」など人によって求めることはさまざまです。
それによって業者の提案してくれるプランも変わってきます。
業者選びのポイント
「ハウスメーカー」「建設会社」「工務店」「街のリフォーム会社」など、下駄箱リフォームを手掛けてくれる業者はたくさんあります。
どこへ依頼しても工事は行ってくれますが、後悔しないように業者選びのポイントだけは覚えておきましょう。
何が得意かを見極める
住宅リフォームの専門業者であっても何を得意とするかはさまざまです。
キッチンやバスルームなど、水回り工事に長けた業者もいれば、エクステリア工事や造園が得意な会社もあります。
内装工事に特化した業者、屋根工事がメインの会社もあるため、何を得意としている業者なのかをきちんと見極めなくてはなりません。
水回りを専門とする業者でも、下駄箱や玄関のリフォームは可能でしょう。
ただ、満足いく仕上がりになるかどうかは別問題です。
このような工事の経験が乏しいと、適切な提案ができないことも珍しくありません。
施主に言われた通りに工事してしまうため、結果的に「思い描いていたリフォームと違ってしまう」ケースがあるのです。
下駄箱のリフォームなら「内装や大工工事に特化した業者」もしくは「オールジャンルに対応できる会社」がおすすめです。
また「家具や建具を専門に扱う業者」でも、対応できるケースがあります。
訪問営業は一晩考える
リフォームの訪問営業を行う業者は未だにたくさんいます。
すべての訪問業者がNGなわけではありませんが、実際にトラブルが多いのもこうした業者なのです。
かつて、社会問題にもなった「悪徳リフォーム」もその多くが訪問営業の会社でした。
このタイプの業者は、「このままでは下駄箱どころか壁紙や柱まで交換しなくてはならなくなる」など、大げさなことを口にして不安をあおります。
散々不安をあおり、その場で契約を交わしてすぐ工事をしようとするのがこうした業者の特徴です。
「訪問営業ですぐに契約を迫る」「工事を急がせようとする」といった業者は怪しいため、その場で契約するのは控えましょう。
「家族と相談するため一晩待ってほしい」と伝え、帰ってもらうのが無難です。
見積もりは複数社で
最終的にどれくらいの金額になるかは、見積もりをしてもらわなくてはわかりません。
ただ、まったく同じ工事内容でも依頼する業者によって最終的な金額は大きく変わります。
業者によって「会社の利益率」「職人への手間賃」「材料の仕入れ率」などが異なるため、最終的な見積額に差が生じるのです。
「業者Aは50万円だったのに、業者Bは30万円の提示額だった」といったことも珍しくありません。
こうした事態を回避するには、複数社で見積もりをとるのがもっともおすすめです。
複数社に見積もりを出してもらえば、価格や工事内容を比較できます。
併せて、保証期間やアフターの有無などもチェックし比較してください。
まとめ
下駄箱のリフォームを行うことで収納力を格段にアップし、玄関の印象も大きく変えられます。
大掛かりな工事はDIYでは難しいため、業者に依頼して行ってもらいましょう。
専門業者に相談すれば、下駄箱リフォーム以外にも現状の悩みを解消できる方法を提案してもらえるかもしれません。
まずは玄関や下駄箱の不満を明確にし、そのうえで業者へ相談することをおすすめします。

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