快適な住まいに!窓枠リフォームの効果と工法別の費用相場を解説

快適な住まいに!窓枠リフォームの効果と工法別の費用相場を解説

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窓枠をリフォームする目的は人それぞれです。
適切な窓枠の工事を行うことで、住まいの快適さを向上させることができます。
ここでは、住宅の窓枠リフォームを検討している方に役立つ情報を紹介します。

窓枠のリフォームで得られる効果

はじめに、窓枠の改装で得られるメリットを紹介します。

断熱効果・空調効果の向上

窓をリフォームすると、冷暖房の効き目がかなり変わってくることをご存じでしょうか。
「住宅の中でも、窓は熱の出入りが激しい場所」といわれています。

温度は高いところから低いところに移る性質があります。
住宅においては、窓が温度変化の入り口になりやすいのです。
特に冬場では、全体の約50%近くの暖気は窓から出ていくとされています。

そのため、断熱効果の高い窓に換えることは、部屋の冷暖房効果を高めることに繋がります。
冷暖房の効き目がよくなるため、エアコンを使いすぎることがなくなり、電気代を節約できます。

騒音防止

住宅の中で一番壁が薄い場所は、窓です。
人が不快に感じる騒音レベルは60db以上ですが、一般的な窓ガラスの遮音性能は20dbほどしかありません。
犬の鳴き声が90dbほどであることを考えると、通常の窓では70dbまでしか抑えられず、ほとんど遮音効果が期待できません。

一方、遮音効果の高い窓に換えた場合、40db程度騒音レベルを下げることができます。
騒音の悩みを抱えている場合は、窓の改装でうるさい音を抑えられる可能性があります。

結露防止

結露は、外気と室温に差があるときに発生します。
結露を放置しておくと、カビやダニが増える原因になります。

カビやダニはアトピーや喘息を引き起こすきっかけにもなります。
結露を放置しておくのは健康上の理由でよくありません。
結露の発生を抑える手段としては、断熱性の高い窓に換えるという方法があます。
家の中と外気の温度差を狭めることで、結露が起きにくくなります。

防犯対策

警視庁のデータによると、泥棒が住宅に忍び込む入り口で、最も多い場所は窓とされています。
一戸建ての場合、窓ガラスを壊して侵入することが多いようです。

きちんと窓の鍵を閉めていたとしても、ガラスが破られてしまえば意味がありません。
防犯対策をより万全にするためには、ガラスの強度も重要になってくるのです。

「侵入に5分以上かかる窓は、泥棒があきらめる場合が多い」というデータがあります。
「防犯合わせ複層ガラス」や「二重窓」といった侵入しにくいガラスにすることで、住宅の防犯性を高めることが可能です。
窓に「格子」や「シャッター」「雨戸」などを設置しても、防犯性が高まります。

窓枠リフォームの工法別相場

次では、リフォームにかかる費用を工事箇所や工法ごとに説明します。

ガラス交換

ガラスを交換する場合、一般的によく使われている「薄い板ガラス」から「防犯や断熱性に優れたガラス」にするケースが多いです。
ガラスだけを換えるのであれば、改装費用が安くすむことが多く、経済的な負担は軽いでしょう。
工事もその日のうちに完了します。

ガラス交換の費用はガラス本体の値段やガラスの大きさにもよりますが、安い場合で5万円、高い場合で15万円程度です。
サッシ部分が劣化していたり、換えたいガラスと合わなかったりする場合、サッシの取り換え費用も別途必要になります。

断熱効果を期待してガラスを換える方は多いですが、サッシの周りからすきま風が入る状態だと、効果を実感しにくいです。
断熱を目的にしたリフォームなら「サッシの取り換え」や「家の気密性を高める工事」も一緒に検討してみるとよいでしょう。

窓を増やす

窓を新しく増やす場合の相場は、10~20万円です。
外壁を壊す工程が必要になるため、工事は大規模になります。

費用は、新たにつくりたい窓のサイズや、設置箇所によって変わります。
例えば2階に窓を設ける場合、窓自体の費用や壁の解体費のほかに、足場を組む費用も発生します。

また、天窓であれば40~50万円ほどが相場です。
天井の解体、防水工事などが必要になるため、壁に窓を付けるよりも費用が高くなります。
通常の室内の壁に窓を設ける場合は、防水加工などがいらないため、10万円ほどの費用でできることが多いです。

窓のサイズの変更

「窓のサイズを拡大する」か「縮小する」の選択肢がありますが、拡大する方が工事費用は高いです。
窓を大きくする場合、費用は大体20万円ぐらいかかります。
外壁を壊したり足場を組んだりする、大掛かりな工事が必要になることもあり、施工の値段が高くなります。

窓を小サイズにする場合でも、縮小した分の外壁を埋める必要があり、それなりの費用がかかります。
どれくらいの費用になるかは壁の造作方法、壁面処理をする範囲によって変わります。

安い場合で10万円ほど、高い場合で40万円ほど見ておくとよいでしょう。
また、あまり大きなサイズ変更はできませんが、既存の窓枠の上から新品を付ける「カバー工法」を選ぶと8万円ほどでできます。

サッシの取り換え

本体の素材や工法によって、価格が変わります。
窓の枠ごと換える「はつり工法」の場合、30~50万円ほどが相場です。

費用は高いですが、窓の大きさを変えずに取り換えられます。
取り換え時、枠に傷みや劣化が見られた場合は補修費用も追加で必要になるため、注意が必要です。

もうひとつのやり方である「カバー工法」の場合は、費用を8~20万円ほどに抑えられます。
簡単な工事と安い費用で施工できますが、工法上、窓枠のサイズがひとまわり小さくなります。

一番費用を抑えられるパターンは、壁の工事をしないケースです。
サッシの取り換えだけで済む場合、は3~5万円ほどの費用でできます。

断熱窓に換える

断熱性の高い窓にするための主な方法は「内窓(二重窓)を設置すること」「樹脂サッシに交換すること」「複層ガラスに交換すること」の3つです。
どの工事でも、大体3~15万円程度でできます。

内窓に関しては、腰高窓などの小さい窓であれば、5万円前後で取り付け可能です。
「樹脂サッシ」に換える場合、サッシのみの取り換えなら、10万円以下でできる場合が多いでしょう。
複層ガラスへの交換は、約3万円からです。
壁の工事も必要なケースでは、25万円以上かかります。

出窓を改装する

出窓を新規に設置する場合の一般的な相場は、20~50万円程度です。
本体の値段は高く、安い場合は10万円前後、高い場合で20万円以上かかります。
また窓枠の造作費用は、5~6万円ほどです。

さらに、窓枠を造作するためには壁の工事も必要になります。
費用は工事の規模によって異なりますが、設置にかかる費用の総額は本体価格と合わせて大体25~50万円です。

元からある出窓を改装する場合、工法次第で費用が変わります。
壁工事が必要な「壁カット工法」なら30~50万円、新しく上から付ける「カバー工法」なら10~20万円ほどで、施工可能です。

シャッターや雨戸を設置する

シャッターや雨戸は雨や日光よけになるだけでなく、住宅の防犯性も高められます。
どちらも設置費用は10~15万円程度です。

すでにある窓のそばに付けるだけなので、工事は1日あれば終わります。
ただし、2階に設置する場合は、足場費用で値段が高くなる場合があることも想定しておきましょう。

シャッターを設置する場合、手動式と電動式の2種類があります。
手動式と比べると、電動式の方が設置費用は高いです。
シャッターを付けるときは、使い勝手や予算と相談して決めるとよいでしょう。

窓枠リフォームで気を付けたいこと

窓枠を改装するときに、注意した方がよいことを紹介します。

2階の窓は外壁リフォームと同時がおすすめ

2階の窓と外壁の工事はどちらも足場を組む必要があるため、別々に改装すると足場代が2回発生してしまいます。
そこで、2階の窓と外壁の改装を同時に行うことで、足場の費用を抑えることができます。
外壁の劣化も気になっている場合は、同時に改装をするとよいでしょう。

出窓の設置場所はよく考える

出窓があると、部屋に開放感が出たり、小物を飾れたりします。
「家にあったら素敵だな」と思う方も多いでしょう。
もし出窓をつくるなら、どこに設けるかをよく検討しないと使いにくい窓になってしまうことがあります。

例えば、出窓にしたら結露がひどくなり、カビが発生しやすくなる場合があります。
出窓はほかの窓よりも外に出ている分、外気の影響を受けやすく、結露やカビの発生を引き起こしてしまうことがあります。

出窓を設置すると断熱性が下がる、という点にも注意が必要です。
夏場は日光がさしこんで室温が高くなり、冬場なら窓から暖気が逃げていきます。
出窓を「複層ガラス」にするなどの対処法はありますが、設置状態によっては、今までより光熱費が高くなるかもしれません。

機能性以外の面では、出窓の効果で開放感が出すぎて、外から向けられる視線が気になる場合があります。
特に一階は外から目に付きやすいため、外から見えすぎないかどうかも、設置する前に考えた方がよいでしょう。

工事は窓リフォームが得意な業者に依頼する

業者を選ぶ際は、複数の会社から見積もりを取るのが基本です。
見積もりを比較することで、業者の対応のよさや、提示された価格の適正さなどを判断しやすくなります。

見積もり以外の面では、業者の施工実績を確認しておくことも大切です。
業者といってもさまざまで、屋根の工事を得意とする専門的な業者もいれば、大規模・小規模な工事に特化している業者もいます。

そのため依頼するなら「窓関係のリフォーム実績が豊富な業者」を選ぶべきです。
実績は、業者の公式サイトに掲載されていることが多いので、確認してみてください。

そして、業者から見積もりの内容を聞く際は、工事内容を具体的に説明してもらいましょう。
また、業者と依頼者の間で行き違いがあって、あとで困らないようにしてください。
追加の工事が必要になるケースや、そのほかで疑問に思ったことも聞いておいた方がよいでしょう。

まとめ

窓枠のリフォームをすることで、住宅の断熱効果を高めたり、結露を防止できたりと、様々な効果が得られます。
窓枠リフォームの具体的な相場は工事内容や規模によるため、明確にはできません。
工法や取り付けたい窓ガラス、枠、サッシの種類により、相場が変化します。

住宅の広さや構造は、それぞれの家で異なります。
そのため、実際のリフォームで費用がどれくらいかかるかは、業者に相談してから初めて分かることです。
どうリフォームするのか内容が固まったら、複数の会社に見積もりを取り、よさそうなところに依頼しましょう。

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