
お気に入りのかばんをどれだけ大事に使っていても、経年劣化したり引っかけたりすることで破れてしまう場合があります。
そこで今回は、大事なかばんを長く愛用できるよう「破損した際の修理方法」について紹介します。
かばんが破れてしまう原因
「大事なかばんがいつの間にか破れていた」「穴が開いていた」という経験をされた方は少なくないでしょう。
かばんが破れる理由はさまざまですが、大きく分けて3つの原因が考えられます。
まずは、かばんが破れてしまう主な原因から見ていきましょう。
今後下記の原因に注意していれば、かばんが破れることを未然に防げるかもしれません。
かばんの初期不良
もともとのかばんの状態がよくない場合、普通に使っていても破れてしまうことがあります。
あまりに安すぎるかばんは、品質に問題があるケースも少なくないため注意が必要です。
かばんを長く使いたいのならある程度は品質のよいものを購入しましょう。
素材やブランドなどによっては高額になりますが、その分破れたり壊れたりすることも少ないはずです。
突起に引っかけてしまう
枝やクギなどの鋭利な突起に引っかけてしまうとかばんが破れる原因になります。
大事なかばんを持っているときは、周りに注意しながら使いましょう
とくに、表面がつるつるしている革製のかばんは傷が付きやすいです。
あまり傷を付けたくない場合は普段使いではなく、特別なときだけに使うようにしましょう。
経年劣化
かばんを使い続けることで時間とともに生地が劣化していきます。
生地が劣化したかばんは耐久性も落ちているため、些細なきっかけで破れてしまう場合があります。
長い間使ったものであれば、買い替えが必要になるかもしれません。
破れたかばんの修理方法
こうした事情からかばんが破れてしまった際、なおも使い続けたいという場合には修理することが可能です。
小さな傷や破れ程度なら、市販の補修用品を使って自分で修理することもできます。
費用もさほどかからないため気軽に修理できますが、かばんの素材によって手順が異なる場合も。
ここでは、革製・ナイロン製それぞれのかばんを自分で修理する方法について解説します。
ナイロン
ナイロン地はほつれやすいので破れた際はすぐに修理しましょう。
市販されている貼るタイプの「補修シート」を使用します。
基本的な手順は以下の通りです。
- 破れた部分よりも大きめに補修シートを切ります。
- 貼る部分のほこりや汚れをふき取り、破れた箇所の裏側に補修シートを貼り付けます。
- 破れた部分がくっつきます。
表側からもシートを貼ると、より強度が増します。
大きく破れてしまった場合には自力での修理は困難です。
無理に補修しようとするとかえって悪化させかねないので、素直に専門の修理店に依頼しましょう。
革
革製の場合も手順はおおむね同じです。
貼るタイプの補修シートを活用し破れた部分より大きくシートを切って貼るだけです。
ただ革製のかばんには高価なものも多いため、作業は慎重に進めましょう。
革が厚い場合には「クラフト用の接着剤」でくっつけることも可能です。
破れた部分に接着剤を塗り、重石を置いて放置しておくことでくっつきます。
かばんが破れたときのおすすめ修理グッズ
破れたかばんを自宅で修理するときに便利な「おすすめのアイテム」を紹介します。
手芸店やインターネットの通販でも購入できます。
接着テープ
アイロンで熱して布と布をくっつけるアイテムです。
裏側から当て布をして接着すれば、破れた部分をくっつけられます。
アイロンで熱するだけでよいのでとても使いやすいです。
ただし生地が熱で変色してしまう場合もあるので、温度に注意しながら使用しましょう。
合皮補修シート
合皮で作られているシートなので、似たような色のシートを破れた部分の裏側に貼れば目立たず修理できます。
テープタイプのものが多く簡単に張り付けられます。
かばんが大きく破れてしまった場合は修理に出す必要がありますが、破れた部分が小さければこちらのシートで修理が可能です。
布フェルト用接着剤
縫わなくても布をくっつけられます。
洗濯しても取れないようになっているので安心して使用できます。
素材によっては使用できない場合があるので、必ず素材を確認しましょう。
またシミになってしまう恐れもあるため、高価なかばんなどに使用する際は注意が必要です。
破れたかばんを修理するときの注意点
破れたかばんを自宅で修理する場合に注意すべき点がいくつかあります。
失敗しないためにも、下記の注意点を考慮しながら作業に当たりましょう。
接着剤のにおい
破れたかばんをくっつけるための接着剤には、独特のにおいを放つものがあります。
窓を閉めきった部屋で使用すると気分が悪くなる可能性があります。
必ず換気をした状態で作業しましょう。
小さな子どもがいるご家庭ではとくに注意が必要です。
子どもの具合が悪くなってしまうことがあるので、子どもから離れて作業するようにしましょう。
時間にゆとりをもつ
破れたかばんを初めて修理する場合、作業に手間取り想像以上に時間がかかってしまうかもしれません。
時間がないときに修理をすると焦って失敗することもあるので、時間的な余裕を持って作業しましょう。
また接着剤などを使用する場合は、接着剤がくっつくまでの時間も要するためそのことを想定してから作業に入りましょう。
革をくっつける場合は、重石を乗せて時間をかけて接着します。
予想以上に時間のかかる作業になるでしょう。
大切なかばんはプロに任せたほうが安心
もしも修理に失敗した場合、せっかくのかばんが台無しになってしまうことも考えられます。
安物のかばんならまだしも、高価なものや特別思い入れのあるもので失敗しては目も当てられません。
大切なかばんを修理する場合は、はじめからプロに依頼したほうが安心です。
自力での修理が不安な方は修理店に持って行きましょう。
かばんが破れたときのおすすめ修理店
ここからは、破れたかばんを修理する際におすすめのお店をご紹介します。
自分で修理できないと判断した方は、専門の修理店に依頼しましょう。
お店によって修理期間や費用が異なるためよく比較し検討してください。
ミスターミニット
「ミスターミニット」は、北海道から九州まで約300店舗を展開する大手修理店です。
かばんの修理だけでなく、靴の修理や合鍵作りなども行っています。
店頭はもちろんネットからでも修理を依頼できます。
宅配便でかばんを送付できるので、ぜひ利用してみてください。
革のかばんが破れてしまった場合は、工場で預かって修理することになります。
費用は1ヶ所8,000円~となっていて、2ヶ所目からは半額です。
1ヶ所の大きさは縦+横の合計が25cm以内です。
かばんの縫い目がほつれた場合も工場で預かって修理します。
費用は1ヶ所4,000円~、1ヶ所の大きさは20cmごとです。
ミスタークイックマン
「ミスタークイックマン」は、靴とかばんの修理などを行っているお店です。
大阪や神戸などに店舗があるので、関西方面にお住まいの方におすすめです。
かばんの破れだけでなく持ち手の修理やスーツケースの修理も行っています。
かばんの破れ以外にも修理したいところがあれば、一緒に修理してもらうとよいでしょう。
修理にかかる費用は、基本料金1,000円+修理箇所の代金+消費税です。
革が破れた場合にかかる費用は2,000円程です。
修理期間は10~20日ほどなので、直近で使う予定がある場合は早めに修理に出しましょう。
スレッドアンドニードル
「スレッドアンドニードル」は、かばんの修理を専門に行っている東京都の巣鴨にあるお店です。
修理後3ヶ月の保証期間があるので、再びかばんが破れてしまった場合には無料で修理してもらえます。
またメールで修理の見積もりを無料で行うこともできるので、遠方にお住まいの方にもおすすめです。
見積もり後は、修理してほしいかばんをお店に郵送できる便利なサービスもあります。
費用は、ナイロン生地の補強が4,000円~15,000円です。
細かいステッチを入れて修理してくれるので破れた部分が目立ちません。
高級ブランドのバッグなども扱っているので、大切なかばんも安心して修理に出せます。
高価なかばんを修理に出す際はぜひご利用ください。
破れ以外にもかばんを修理できる
破れ以外にもかばんのトラブルでお困りではありませんか?
修理店であれば、かばんの破れ以外の修理もできるのでぜひ持ち込んでみてください。
ここでは上記の修理店を例に、やぶれ以外の修理にかかる費用についてご紹介します。
ファスナーの交換
ミスターミニットでは、ファスナーの交換は工場での預かりとなります。
スライダー(つまみの部分)の交換は1ヶ所7,000円から修理可能です。
ファスナー全体の交換は13,000円~(1ヶ所60cmごと)となっています。
持ち手の修理
ミスターミニットでは、持ち手の修理も行っています。
工場で預かって修理することになるので、修理までにある程度の時間がかかります。
持ち手の補強は1ヶ所8,000円程、交換は1ヶ所20,000円程です。
かばんのクリーニング
かばんのシミや汚れをきれいにクリーニングすることも可能です。
スレッドアンドニードルでは、4,000円~15,000円でかばんをクリーニングできます。
まとめ
なんらかの理由によりかばんが破れた場合には修理できます。
DIYで修理できるグッズも市販されているので、ぜひ活用してみてください。
自宅で修理する際は、今回ご紹介した注意点を念頭に置いておきましょう。
また自宅での修理が難しい場合は、専門の修理店に依頼するのもおすすめです。
値段や修理期間がお店によって異なるため、可能であれば複数のお店に見積もりをとってもらい事前に相場を確認してから修理に出すとよいでしょう。

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