スーツケースの修理を自分で交換するには?買うときの失敗しない選び方も紹介

スーツケースの修理を自分で交換するには?買うときの失敗しない選び方も紹介

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大事な荷物を詰めて持ち運ぶトランクが旅行中に壊れてしまったら、せっかくの楽しい旅行も台無しになってしまいます。
ここでは「トランクのどこが壊れやすいのか」「壊れそうになったらどうすればよいのか」を見ていきます。

トランクを使っていて最も気になる箇所は?

旅先で重い荷物をトランクに詰めた時、地面を転がして移動するのにキャスターは必要不可欠です。
どれだけトランクの本体が頑丈でもキャスターが故障してしまったら、重いトランクを自分で抱えて歩かなければなりません。

旅先でトランクを買い換えるなどといったこともできれば避けたいですね。

こうした事態を防ぐためにも「トランクのキャスターを修理して新しいものに取り替える方法」と「キャスター選びのポイント」。
そして「キャスターをできるだけ長持ちさせる方法」について見ていきましょう。

トランクのキャスターは何故壊れやすいの?

トランクのキャスターの仕組みについて知るために、まずはトランクのキャスターが壊れやすくなっている理由について見ていきます。

余計な摩擦が生じるから

キャスターが横を向いたままトランクを持ち運ぶと、車輪が回転しないまま地面に引きずられてしまいます。
このとき地面と摩擦が生じてキャスターが破損する場合も。

またトランクを傾けた状態で移動すると、本来すべての車輪で分散される筈の負担が片側の車輪だけにかかってしまいます。
それによりキャスターの劣化が早まってしまいます。

車輪の構造によるもの

1つのキャスターに2つの車輪がついている「ダブルキャスタータイプ」の場合、一方の車輪だけが取れてしまう場合があります。

また小さいキャスターの場合、大きいキャスターと比べて同じ距離を持ち運びした時の車輪の回転数が多くなり軸の負担が増します。
その分キャスターの消耗が早くなるのです。

取り扱いの際の衝突によるもの

キャスターは突起物であるため壊れやすくなっています。
空港での受け取りの際などに他の物や鞄などと衝突すると、キャスターの破損につながる可能性があります。

自分でトランクのキャスターを交換するには

実際にキャスターが破損してしまい修理を試みる場合どうすればよいでしょうか。
自分で修理を行う場合のやり方を見ていきます。

車輪を交換する場合

キャスターの車輪が破損してしまった場合は、壊れた車輪を取り外して用意した交換用の車輪と交換することになります。

  1. 作業の前に、交換用の車輪とそれに合うサイズの「ワッシャー」「ボルト」「ナット」を用意します。
    材料については、お近くのホームセンターや通販などで購入しましょう。
    当然新しい車輪もキャスターの軸にはめなければいけません。
    事前に古い車輪のサイズをメモしてから、交換用の車輪を購入してください。
  2. 交換作業の際に動いたり回転したりすると作業が行いにくくなるため、キャスターと車輪が動かないように固定します。
    ガムテープを巻くなどしてしっかりと固定してください。
  3. キャスターの車輪とフォークの間にのこぎりの刃を差し込みます。
    そしてのこぎりで「シャフト」を切断して車輪を切り落とします。
    切り落とす作業には10分から15分程度の時間がかかるので、根気よく行ってください。
  4. 車輪を切り落としたらそこに新しい車輪を取り付けボルトではめ込みます。
    後はワッシャーで長さを調整しつつ、反対側をナットで固定したらでき上がりになります。

車輪のゴムだけを交換する場合

車輪のゴム部分が摩擦で劣化している場合は、タイヤのゴムだけを交換する方法もあります。
のこぎりを使うのは不安という方や工作が苦手だという方も、こちらの修理方法が利用できます。

  1. 「ゴム対応の接着剤」「ゴム板」「カッター」「ヤスリ」を用意します。
    ゴム板は厚すぎるものを選ぶと車輪に巻きつけた際にキャスターが回転しなくなってしまうので、2mm程度の厚さのものを選んでください。
  2. ゴム板をタイヤの幅のサイズでカットします。
    長さは巻きつける分があれば適当で大丈夫です。
  3. タイヤのゴム部分をヤスリがけして、表面になるべく凹凸が無いようになめらかにします。
  4. 接着剤をタイヤの表面に塗りカットしたゴムを巻きつけていきます。
    巻き終わったら余った部分はカットしてください。
    その後、接着剤が乾くまでビニールテープを巻いて固定します。

自分で修理を行う場合の問題点

トランクは製品ごとに独自のキャスターを用いているため、修理前のものとまったく同じキャスターをホームセンターなどで購入できるとは限りません。
そのため修理前と同じ車輪でなくても構わないという方のみ、自分で修理を行ってください。

自信がない場合は修理業者に依頼しよう

「のこぎりを扱うのに自信がない」「工作が苦手で自分で修理を行ってうまく仕上げられるか不安だ」という方は、修理業者にキャスターの修理を依頼する手段もあります。

修理業者に依頼する利点

修理業者にキャスターの修理を依頼する利点としては、以下の様なものがあります。

  • 熟練した技術があるため仕上がりが信頼できる。
  • 自前でメーカーごとの部品を取り揃えているため、修理前と同じ規格のキャスターを使用できる。
  • 部品や工具を集めるための送料などの費用や手間が省けお金と時間を節約できる。

費用はどれくらいかかるのか?

修理にかかる費用に関しては修理業者にもよりますが、安い場合ですと1箇所のキャスターに付き2,000円程度からになります。
ただし修理するトランクのメーカーによってはそれ以上の値段になる場合が。

自分で修理用のパーツを揃えた場合、どの道材料や新しいキャスターの購入費などの実費がかかってしまいます。
迷った場合は、仕上がりが安心できる修理業者に依頼するのがよいでしょう。

トランクを買う時に失敗しないためには

トランクを扱う際には、壊れやすい部位であるキャスターに注目するのが大事であることは分かって頂けたと思います。
それではトランクの購入時に失敗しないためには、キャスターのどの様な点に着目すればよいでしょうか。
実際に見ていきましょう。

キャスターの動き

移動の際などキャスターが動く際に、キャスターの動きがスムーズであることが重要です。
たとえば段差を乗り越える時もスムーズに動いてすんなり段差を乗り越えられるようなキャスターである方が、トランクを取り扱う際の負担が軽くなります。

キャスターの個数

キャスターは個数によって「2輪キャスター」「4輪キャスター」「ダブルキャスター」に大別されます。

「2輪キャスター」は、トランクの背面側だけにキャスターが付けられているタイプのものです。
その代わりにキャスターは大型のものが使われていて、耐久性に特徴があります。
移動の際は斜めに倒して移動します。

「4輪キャスター」は、本体底の四隅にキャスターが付けられているタイプのものです。
トランクを立てた状態で移動するため腕の負担が軽くなります。
またキャスター自体も回転するため、取り扱いの際に小回りも効きます。

「ダブルキャスター」は、「4輪キャスター」と同じく本体底の四隅にキャスターがついているもの。
1つのキャスターにつき2つのタイヤがついた、合計8つのタイヤがついたキャスターです。

キャスターが幅広になりデコボコの道や石畳でも安定した走行が可能になりますが、本体重量が重くなってしまうのが欠点です。

キャスターの車輪のサイズ

基本的には「2輪キャスター」の方が「4輪キャスター」よりも大型の車輪が使われています。
車輪のサイズが大きい方が、トランクを持って移動する際に安定した走行が可能。

また同じタイプのキャスターで比較した場合も、車輪のサイズが大きいものの方が同じ距離を移動した場合もキャスターの回転数が少なく済みます。
その結果シャフトの負担や故障も減ることになります。

キャスターの材質

キャスターのタイヤに使われる素材は、一般的な「ラバー」から「ナイロン」「ウレタン」などさまざまありますが、タイヤの柔らかさが増すほど移動時の衝撃が和らげられます。

移動の際の騒音も軽減。
タイヤに使われている素材の硬度が高いとその分重いものを運べるという利点がある代わりに、移動時の騒音がうるさくなってしまいます。

キャスターを長持ちさせるためには

トランクのキャスターをなるべく長持ちさせて利用するにはどうすればよいでしょうか。

車輪の向きを確認しよう

「4輪キャスター」のように自分で回転するタイプのキャスターのトランクを利用している場合、トランクを引いて移動する前にキャスターの向きを確認してください。

すべてのキャスターが進む方に向いていると引く時に車輪が引きずられて余計な摩擦が発生しないため、キャスターに負担がかかりません。

全てのタイヤを接地しよう

「4輪キャスター」もトランクを傾けて2つの車輪だけで移動することが可能な設計になっていますが、基本的にすべての車輪に重量が分散されるように設計されています。

移動をする際には、キャスターの4つの車輪をすべて地面に接地させてから移動をしてください。

また2つの車輪だけで移動する場合も、トランクを45度よりも傾けた状態で移動すると車輪が回転しないまま引きずられた状態になってしまう場合があり故障の原因になります。

設計重量を守って使おう

トランクにはその重量まで荷物を入れて使用しても問題ないという「設計重量」があります。
トランクを引いて移動している際は、地面に接地したキャスターにすべての重量の負担がかかっていることになります。

重いものを入れて移動した分だけキャスターが摩耗することになるので、普段から設計重量はできるだけ守って使用してください。

まとめ

トランクを扱っている際にとくに壊れやすいキャスター。
今回はキャスターの修理方法と、できるだけ壊れないようにするための扱い方について紹介しました。

さまざまな荷物を詰め持ち主と共に旅行をするトランクです。
思い出のつまっているトランクも使い続けているうちに、いつかはキャスターが壊れてしまう時も来るでしょう。

そんな時にはここで紹介した方法でキャスターを修理して、本体のトランクを末永く使ってください。

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