玄関ドアを電子錠に交換するデメリットは?価格や後付けできるかも解説

玄関ドアを電子錠に交換するデメリットは?価格や後付けできるかも解説

防犯性の高さが魅力の電子錠。交換してみたいけど、やり方がわからないという方もいるでしょう。

そこでこの記事では、玄関のドアを電子錠に交換する方法を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

玄関鍵を電子錠にする3つのデメリット

玄関鍵を電子錠に交換する場合、3つのデメリットがあります。交換する前に必ず確認しておきましょう。

電池交換が必要になる

一般的に電子錠は、乾電池で動きます。長らく電池を放置すると、電池が切れて鍵を開けられなくなりますよ。トラブル防止のため、半年に一回は電池を交換した方がいいでしょう。

また電気錠の場合は、停電時、施錠・解錠ができなくなります。そのため、非常用のアナログキーも常備しておきましょう。

締め出される可能性がある

オートロックの失敗談で最も多いのが「閉め出し」です。閉め出しとは、オートロックの鍵を忘れ、部屋に入れなくなることです。

カードキータイプやスマートキータイプの電子錠を導入する方は十分注意してください。閉め出しのリスクをゼロにしたい方は、暗証番号式の電子錠を導入しましょう。

設置費用が高額

電子錠は便利ですが、その分普通の鍵のシリンダータイプより交換費用は高額です。さまざまな機能がついているものほど、高くなると考えておきましょう。

交換する場合は、自分の予算と相談しながら決めましょう。

カギ110番

玄関鍵を電子錠にする3つのメリット

電子錠への交換はもちろんメリットもあります。デメリットとあわせて確認しておきましょう。

防犯性能が高い

電子錠が人気である大きな理由は、防犯性能の高さです。電子錠がシリンダー式と最も違うのは、鍵穴がないことです。

鍵穴がないので、当然ピッキングはできません。ピッキングをされない鍵というのは安心感がありますよね。

鍵の管理が容易

電子錠にもさまざまなタイプがありますが、普通の鍵と違うのはデータで管理できることです。

カードキーの場合は使用権限を書き換えたり、スマートロックの場合は他の人に一時的な権限付与ができたりと、解錠権限を用意に変更できます。

キーを紛失してしまった時も権限を変えればいいので、鍵交換の必要がありません。

オートロックが可能

オートロックに対応している電子錠なら、自動で鍵をかけてくれます。鍵の閉め忘れがないというのは安心ですよね。

さらに最新のスマートロックでは、屋外から施錠・解錠が自由にできるものもあります。どこからでも鍵をかけられるため、非常に便利です。

玄関に電子錠は後付けできる?賃貸物件でも可能?

電子錠は後付け可能です。最近では、工事不要でシリンダータイプの上から装着してスマートロックにできるようなものもあります。

しかし、賃貸物件やマンションで鍵交換を行う際は必ず大家・管理会社などに確認しましょう。賃貸物件ではドアの所有権は管理会社にあります。

勝手に穴開け工事をしたり無断で鍵交換したりすると、損害賠償請求される可能性があるので注意してください。

賃貸物件の鍵交換については、以下の記事でも紹介しています。あわせてチェックしておきましょう。

玄関に設置できる電子錠の種類

電子錠と言っても、細かく分けるとさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、まず自分にはどの電子錠が合っているのか確認しましょう。

それでは、玄関ドアに設置できる電子錠を5種類紹介します。

電子錠の種類特徴
暗証番号式事前に設定した暗証番号で解錠
指紋認証式登録した指紋を読み取り解錠
スマートロック式スマートフォンなどのアプリを使って解錠
リモコン・カード式カードキーなどで解錠

暗証番号式の電子錠

暗証番号式とは、事前に設定した暗証番号を入力して解錠するタイプの電子錠です。暗証番号式のメリット・デメリットは以下を確認してください。

自分で交換するメリット・デメリット 鍵を持ち運ぶ必要がない
盗難や紛失の心配がない
防犯性が高く安心感を得られる
×暗証番号を忘れると解錠できない
×暗証番号が流出すると誰でも侵入できる
×暗証番号を推測できる場合がある

鍵を持ち運ばなくて良い点や盗難・紛失の恐れがないことは大きなメリットですが、長く使用していると、汚れや傷から暗証番号がバレてしまう場合があります。暗証番号の管理には注意しましょう。

暗証番号式への交換費用は、5~10万円です。

指紋認証式の電子錠

指紋認証式とは、センサーに指を当て設定した指紋と合致すると解錠できる電子錠です。生体認証型とも呼ばれています。

指紋認証式のメリット・デメリットは以下の通りです。

自分で交換するメリット・デメリット 鍵を持ち運ぶ必要がない
指紋認証なので防犯性が高い
合鍵を作る手間が省ける
×センサーに不具合が起こりやすい
×指にけがをすると読み取れないことも
×肌の乾燥などで読み取りに苦戦する場合がある

指紋認証は複数人登録できるため、合鍵作成の手間が省けるのは便利ですね。一方で、指紋が読み取れなくな解錠できない恐れがあります。

指紋認証式への交換費用は、8~10万円です。

【賃貸で後付け可能】スマートロック式の電子錠

スマートロック式とは、スマートフォンを使って施錠・解錠をする電子錠です。既存の鍵にスマートロックを取りつけ、専用のアプリをインストールすればすぐ使えます。

スマートロック式のメリット・デメリットは以下の通りです。

自分で交換するメリット・デメリット 鍵を紛失する心配がない
賃貸でも導入できる
スマホから施錠・解錠履歴が確認できる
×スマホの充電切れや故障により解錠できなくなる
×ハッキングでデータ流出するリスクがある
×使う機能によってはスマホのバッテリー消費が早くなる

工事不要で後付けできるスマートロックもあるため、賃貸でも導入できるのはスマートロック式特有の特徴です。一方で、スマホの充電切れや故障などが原因で解錠できなくなるため、注意しましょう。

スマートロックへの交換費用は、3~6万円です。

リモコン・カード式の電子錠

リモコン・カード式とは、リモコンやカードを使って施錠・解錠ができる電子錠です。

リモコン・カード式のメリット・デメリットは以下を確認してください。

自分で交換するメリット・デメリット 鍵を安易にコピーされる心配がない
リモコンキーは頑丈で壊れにくい
カードキーは薄く持ち運びしやすい
×カードキーは磁気破損のリスクがある
×リモコンやカードを持ち運ぶ必要がある
×盗難・紛失する可能性がある

鍵を勝手に複製されないのはかなり安心です。一方で、盗難・紛失のリスクや、次期破損などのリスクには注意してください。

リモコン・カード式への交換費用は、5~10万円です。

玄関ドアを電子錠に交換・後付けする際にかかる費用目安

玄関のドアを電子錠に交換・後付けする際の価格の目安は、以下の通りです。

電子錠の種類価格の目安
リモコンキー・カードキー5~10万円
暗証番号キー5~10万円
指紋認証キー8~10万円
スマートロック3~6万円

スペックが高い電子錠ほど価格は高くなる傾向があります。

とはいえ、一般的なスペックの電子錠でも最低限のセキュリティ機能は搭載されています。コストパフォーマンスを重視する方は安価な電子錠でも問題ないでしょう。

ただし、粗悪品である可能性が高いくなるため、あまりにも安すぎる電子錠には注意してください。防犯性を重視したいのなら、相場内の製品を購入しましょう。

失敗しない玄関ドアの電子錠の選び方

玄関ドアに取りつけられる電子錠の種類を紹介しましたが、自宅の条件に合った電子錠を選ぶことが大切です。

建物のタイプや目的によって、最適な電子錠は異なります。失敗しないためにも、電子錠の選び方を把握しておきましょう。

1.玄関に設置できるか

電子錠を導入するにあたって、最重要視したいポイントは自宅の玄関ドアに設置できるかです。

もちろん、工事をすればほとんどの電子錠を取りつけられます。しかし、賃貸だと工事が禁止されているケースが多いでしょう。

契約書に明確に禁止と書かれていなくても、後々のトラブルを防ぐために辞めておいた方が無難です。どのような取り付けタイプがあるのか紹介するので、参考にしてください。

ドアに穴を開けて取り付けるタイプ

電子錠として汎用性が高いのは、ドアに穴を開けて取り付けるタイプです。

寸法があれば基本どのようなドアでも取り付けられます。戸建ての方は、穴を開けるタイプを選ぶケースが多いでしょう。

デメリットは、自力で穴を開けるのが難しいことです。

寸法通りに穴を開ける必要があるので、ある程度の知識と経験がないと交換は難しくなります。そのため、鍵交換業者に依頼する場合が多いです。

電子錠の購入費用のみならず、作業料もかかることを念頭に入れておきましょう。

【賃貸向け】サムターンを交換して設置するタイプ

ドア側のサムターンを電子錠に交換するだけで設置が完了するタイプもあります。このタイプのメリットは、設置費用が安く済むことです。

後付けする鍵が自宅のドアに適合さえしていれば、電子錠の部品代だけで済みます。

自分で交換できるので、業者に依頼する必要はないでしょう。業者に依頼してもドアに穴を開ける必要がありません。

そのため、穴を開けるタイプよりもかなり安く済みます。もちろん、取り外しも簡単です。元のドアに傷をつけずに設置できるので、賃貸物件に住んでいる方におすすめですよ。

【賃貸向け】両面テープで貼り付けるタイプ

後付けが最も簡単なのは、両面テープで貼りつけるタイプです。寸法さえ合っていれば、どのドアにも取りつけられます。

手軽さを重視したい方やお試しでつけてみたい方などにおすすめですよ。

しかし、長く使っていると粘着力が弱まり、落ちる場合があります。外出中に落下すると家に入れません。

そのため、定期的に粘着力が弱まっていないか確認しましょう。両面テープで貼りつけるタイプも賃貸物件に向いています。

2.鍵の解錠方法が簡単か

鍵を解錠するのは、ほぼ毎日行う行動です。設定が複雑で解錠だけに30秒~1分かかっていたら、ストレスが溜まるでしょう。

とくに防犯性能が高い鍵ほど、鍵の設定はややこしい傾向があります。防犯性が高いからOKではなく、鍵の解錠方法が簡単かも必ず確認しましょう。

3.価格が安いか

現在は、多くの電子錠が販売されています。そのため、各社さまざまな便利機能を搭載して差別化を図っています。

年々便利になっていくので非常にうれしいのですが、それに伴い価格も高騰している傾向があります。

10万円以上する電子錠も珍しくありません。性能のみならず、しっかり価格も確認してくださいね。

玄関ドアのおすすめ電子錠7選

現在は、さまざまな玄関鍵があります。種類が豊富なのはうれしいことですが、どれを選べばいいのか迷いますよね。

その悩みを解決するために、おすすめの電子錠を5つ紹介します。賃貸と戸建てでおすすめを分けたので、参考にしてください。

【賃貸】Qrio Lock Q-SL2

Qrio Lock Q-SL2は、進化したオートロック機能が搭載されている電子錠です。ドアが閉まると勝手に施錠してくれるので、鍵の閉め忘れに悩まされることはありません。

付属のドアセンサーによって、玄関ドアの開閉状態が検知できるようにもなりました。操作履歴もスマホから簡単に確認できます。不正侵入もすぐ分かるので、安心ですね。

【賃貸】TOUCH HOOK 2

TOUCH HOOK 2は、充実した機能が特徴の電子錠です。不正解錠警報機能やおやすみ強制ロック機能などを含めた、13種類の機能が搭載されています。

注目したいのは、「暗証番号のごまかし機能」です。近くに人がいる場合でも安心して解錠できますよ。火災警報機能が搭載されているので、防犯面以外の対策もTOUCH HOOK 2ひとつでできます。

【賃貸】SADIOT LOCK

SADIOT LOCKは、セキュリティチップを搭載してセキュリティ対策を施した電子錠です。家を守るだけではなく、情報の抜き取りや不正な通信なども防ぎます。そのため、安心してスマートロックを導入できますよ。

もちろん、オートロック機能も搭載されています。設定した時間が経過すると鍵が自動で閉まります。鍵を閉め忘れたとき、自宅から150m離れると鍵の閉め忘れを知らせてくれますよ。

【戸建て】キーレックス

キーレックスとは、暗証番号式の電子錠です。機械の仕組みだけで動くので、電池切れや誤作動の心配がありません。

長年使っても暗証番号が推測されにくい材質・構造で作られているので、安心して長く使えますよ。暗証番号の変更も簡単にできます。

【戸建て】LIXIL リシェント

LIXILリシェントとは、大手建築材料・住宅設備機器メーカーのLIXILが出している電子錠です。

リモコンタイプの「タッチキー」カードタイプの「カザスプラス」の2つを販売しています。かざさない電子錠を探している方はタッチキーがおすすめです。カードやスマホでかざして施錠・解錠したい方はカザスプラスを選びましょう。

【戸建て】YKK ヴェナートD30

ヴェナートD30とはYKK社の電子錠で、顔認証システムを搭載しています。荷物で両手が塞がっている時でも、問題なく解錠できますよ。

また、リモコンキーやスマートロックにも対応しているので、解錠方法は3つです。交換料金は非常に高額ですが、顔認証システムが欲しい方にはおすすめです。

【まだ迷ってる方へ】初心者にはSwitchBot スマートロックがおすすめ

スマート家電のSwitchBotシリーズの電子錠です。工事不要の両面テープで貼り付けられるので、初心者でも簡単に取り付け可能です。

スマート家電シリーズが販売しているので、ご自宅のスマート家電、SiriやAlexa、Eufyなどとの連携が容易で、声での解錠にも対応しています。もちろんオートロックや外出先での解錠機能もありますよ。

玄関の電子錠は自分で取り付け可能?業者に頼らずやっても問題ない?

玄関の電子錠は自分でも取り付け可能です。しかし、どの程度の商品まで取り付けられるかは個人の経験や技術にもよるでしょう。

自分で取り付けをするメリットは費用が安く済むことですが、必ずしも成功するとは限りません。最悪の場合、ドアを傷つけてしまうかもしれません。

費用はかかりますが、工事の精度や手間を考えると業者に依頼するのが素早く確実でおすすめですよ。

玄関ドアを電子錠に交換する時のおすすめ業者2選!

玄関ドアを電子錠に交換依頼する時は、以下2つの業者がおすすめです。各業者の特徴や費用感もまとめたので、参考にしてください。

カギ110番

出典:カギ110番

カギ110番は日本全国に加盟店があるので、最短5分で駆けつけてくれます。

豊富な実績から得た知識・経験をもとに丁寧かつ迅速に交換作業をしてくれるので、安心して任せられますね。

簡易的な電子錠はもちろん、セキュリティ性の高い電子錠への交換も二つ返事で受け入れてくれますよ。

「カギ110番」3つのおすすめポイント

ここでは、カギ110番の主なポイントを3つ紹介します。

  • さまざまな鍵の交換に対応
  • 全国24時間対応
  • 安心の無料見積もり

カギ110番は、全国に多数の加盟店があるため、全国どこでも最短5分で駆けつけてくれます。さらに、24時間営業のため、深夜や早朝に鍵を無くしてしまっても対応してくれますよ。

また、穴あけ工事が必要な電子錠などのように、取り付けが難しい鍵でも素早く確実に行ってくれますよ。自分で行うのが不安な工事は安心して任せましょう。

料金一例

  • 玄関の鍵交換 12,100円~
  • 玄関の鍵開け 8,800円~
  • 玄関の鍵修理 8,800円~
  • 玄関の鍵作成 11,000円~

無料での事前見積り対応。基本的に出張費+作業費+部材費のコミコミ価格なので安心!

鍵交換サービスの流れ

  1. まずはフリーダイヤルWEBで相談
  2. 最短5分で到着
  3. 作業時間最短5分

\24時間365日対応可能/
Web
まずは相談
電話
すぐ対処したい

カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

鍵の救急サポートセンター

鍵の救急サポートセンター

出典:鍵の救急サポートセンター

年中無休の頼れる鍵交換業者「鍵の救急サポートセンター」。確かな技術でお客様満足度96.8%という実績を誇ります。

防犯対策などの専門知識を持つ「防犯設備士」が多く在籍しており、防犯に関する相談にも乗ってくれます。

電話相談や現地見積りを無料で対応してくれるため、業者に依頼するのが初めてといった方におすすめ。

「鍵の救急サポートセンター」3つのおすすめポイント

ここでは、鍵の救急サポートセンターの主なポイントを3つ紹介します。

  • 年中無休の営業
  • 防犯設備士が多く在籍
  • 電話での相談、出張費、現地見積り、キャンセル料が無料

鍵の救急サポートセンターは、年中無休で営業しています。電話でで相談すれば直ぐに駆けつけてくれるのは嬉しいですね。

また、専門知識を持った防犯設備士が多く在籍していることも強みの一つ。

電話相談、出張費、現地見積り、キャンセル料が無料なので、まずは電話や現地で専門家に相談することをおすすめします。

料金一例

  • 鍵開け:8,800円~
  • 鍵交換:11,000円~
  • 鍵修理:8,800円~
  • 鍵作成:16,500円~

鍵の種類や状況によって金額は変わるため、まずはWEBや現地で無料見積りを依頼しましょう。

鍵交換サービスの流れ

鍵交換を依頼する流れは以下の通りです。

  1. WEBで相談・見積り
  2. 最短30分で到着
  3. 鍵交換対応&支払い(クレジットカード払い可)

実際に利用した方の意見を参考にしたいという方は、鍵の救急サポートセンターの評判・口コミも参考にしてくださいね。

玄関ドアを電子錠に交換する方法まとめ

  • 玄関ドアに設置できる電子錠は4種類
  • 選び方は「玄関に設置できるか」が最も重要
  • 賃貸でも後付けできる

今回は、玄関ドアを電子錠に交換する方法を説明しました。玄関のドアに設置できる電子錠は4種類あります。

電子錠の価格の目安は3~10万円です。ハイスペックなものほど価格は高くなる傾向があります。

工事が必要な製品もありますが、不要な製品もあります。賃貸物件に住んでいる方や手軽さを重視したい方は、“工事不要の電子錠”を選びましょう。

しかし、鍵は家を守る大切なセキュリティです。防犯面に力を入れたいのであれば、どのような製品でも設置は鍵屋に依頼しましょう。

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