100年以上の歴史をもつフランス発祥の人気ブランド「CHANEL(シャネル)」。
バッグや財布、香水、ウェア、シューズ、ジュエリー、アクセサリーなど幅広く商品を展開しています。
この記事では、革製品の補修・修理方法を紹介します。
CHANELの修復なら
皮革製品専門店のブランドバッグクリーニングにお任せ!
INDEX
革製品の修善
バッグや財布などに多い革製品は、長期間使い続けると味が出ることで人気です。
シャネルにも多く採用されている革製品ですが、色落ちや表面の傷などもありメンテナンスなしでは長期間使用できません。
色落ちの補修やクリーニングについて詳しく紹介します。
色落ちの補修
色落ちの補修は、元々あった色や質感を復元することを目的とした補修です。
バッグや財布に使われている革は、経年劣化や使用による擦れなどによって変色します。
革表面の傷みが気になるなら補修して色を塗り直すことで、新品同様の美しさを取り戻します。
色落ち補修とは別に、元の色とは別の色へ塗り替えるカラーチェンジ補修も。
気分を変えたい方やイメージチェンジしたい方にはおすすめです。
ただし元の色より薄い色へ塗り替えるのは、下地を隠すのが難しくおすすめしません。
色落ちを補修するには修理業者などのプロに依頼します。
プロがどのように修繕していくのか色落ち補修の手順を紹介します。
クリーニング
革の表面に付着した汚れを革製品用のクリーナで綺麗に拭き取り、しっかりとオイルで保湿します。
革製品は、乾燥によって劣化しやすくなるため湿度を保つことは大切です。
準備作業
表面の傷が残ったままだと塗料がうまく乗りません。
それを防ぐために傷の大きさにあった粗さのヤスリで傷をならします。
塗料がはみ出さないように、金具部分やステッチなどの塗料を塗る必要がない部分にはマスキングテープを貼りつけます。
調色
しっかりとマスキングテープを貼りつけ終わったら色の調合をします。
この工程は最終的な仕上がりに大きく関わるので重要です。
元の色と限りなく同じ色を調合するのは、プロでないと至難の業です。
塗装
いよいよ革へ色を入れます。
職人によってハケやスプレーガンと呼ばれる色を吹きつける道具を使用。
最初に細かな傷がある箇所へ色を入れ、その後に全体を塗ります。
乾燥
全体に色が入ったらマスキングテープを剥がし、ステッチの縁ギリギリの部分を塗ります。
最後に乾燥させて色の補修は完了です。
場合によっては塗装と乾燥の作業を2~3回行って色を定着させます。
バッグの持ち手の補修
バッグの持ち手は日々の生活で一番触れる部分なので、とても傷みやすい箇所です。
持ち手自体がちぎれていたり傷みがひどかったりする場合は、持ち手を新しいものに取り換えます。
根本の縫い目がほどけてしまったなど持ち手に痛みが少ない場合は、持ち手を元あった場所へ縫いつけます。
持ち手の交換は、正規店であればスペア部品とそのまま交換可能です。
修理専門店の場合は、新しく作り直すので質感などが多少変わります。
持ち手の作成には、まず持ち手の縫い目を丁寧にバッグからほどきハンドルを外します。
解体したハンドルから型紙を起こし元あった革と似た色・質感の革を探します。
新しい持ち手を型紙で切り抜きバッグへ取りつけて終了です。
バッグの根革の補修
「根革」とは、バッグと持ち手を繋いでいる金具を留める革の部分をいいます。
ほかの箇所に比べて細いため負担がかかりやすく非常に破損しやすい部分です。
一度根革が切れてしまうと繋ぎ直すことはできないので、新しく作り直す必要が。
修理の際は破損した根革の縫い目をほどき取り除きます。
そして新しい根革を作るために古い根革の型を取ります。
元の素材と似た素材を選び裁断して、バッグ本体に縫いつけて完成です。
根革がちぎれたのではなく縫い目がほどけてしまっただけの場合は、元あった根革をそのまま元の位置に縫いつけて利用できます。
バッグ本体や根革が傷んでいる場合は、補強をしてから元あった場所へ縫いつけます。
バッグのパイピングの補修
パイピングは基本的にバッグの四隅にあるため、長年使用していると気をつけていても擦れによってダメージが目立ってしまいます。
パイピングは元々バッグの四隅を補強するためのパーツなので、傷つくのは当然です。
修理方法としては、パイピングの擦れた部分を着色するのが一般的です。
ダメージが強い場合や染められない素材の場合は、パイピング全体を交換します。
ダメージが目立ってきたらその都度補修するとバッグが長持ちします。
バッグの内袋の補修
バッグの内袋には合皮が使われていることが多く、素材の劣化によってベタベタになってしまうことがあります。
普段使わないバッグもたまに確認しましょう。
触ったときにベタつくようなら修理に出します。
対策として内袋は湿気によって傷みやすいので、湿気がこもらないよう箱からは取り出して風通しのよい場所で保管します。
管理が大変なら、内袋を革や合皮ではなく布の生地に交換するとよいでしょう。
ほかにも内袋がほつれてしまった場合は、修理が早めの修理がおすすめです。
ほつれを放置しすぎると部分補修が不可能になり、全体を交換する必要があります。
修理費用も高くなるので気をつけましょう。
バッグの金具・ファスナーの補修
バッグの金具は、壊れたり一度外したりすると基本的に再利用できません。
金具が破損してしまった場合は新しい部品と交換します。
正規店以外ではまったく同じものの用意が困難なため、似た金具を使用します。
ファスナーが故障した場合も基本的に交換対応です。
ファスナー自体が破損している場合は新しいファスナーに交換します。
スライダーのみ破損の場合は、スライダーのみ交換のため比較的安価に修理が可能です。
バッグのクリーニング
日常的に使用しているとどうしてもバッグや財布は汚れてしまいます。
もちろん自宅でも汚れを拭き取るなど簡単な掃除は可能ですが、全体を掃除するとなると大変です。
臭いの除去など個人では難しい作業は、プロに依頼するのもよいでしょう。
バッグのクリーニングは、バッグ全体に汚れが目立つ場合や臭いが気になる場合におすすめのサービスです。
ただしクリーニングはあくまでも汚れの除去が目的で、清潔な状態へ戻す作業です。
擦れや色落ち、退色の改善は見込めません。
自分でクリーニングを行う際の作業内容は、表面に付着した汚れや内袋にたまったゴミや埃の除去、除菌消毒などです。
さらにバッグ専用のクリームやスプレーで革に栄養を与え、クロスで磨くことで艶を出せます。
クリーニング後は革にあったメンテナンス剤を塗ることで、しなやかさや強度が保たれます。
とくに持ち手や根革には負担がかかるので、重点的にメンテナンスしましょう。
長持ちさせるには?
大切なバッグや財布を長持ちさせるにはどうすればよいのでしょうか。
自宅でも簡単に実践できる方法を紹介します。
湿気の対策をする
使っていないバッグや財布でも、箱に入れたままはよくありません。
日本は湿気の多い国です。
バッグや財布を箱に入れたまま長時間放置していると、湿気によってカバンや財布に使われている合成皮革が加水分解を起こしてしまうことがあります。
加水分解とは、合成皮革内のポリウレタンが水分と結合し徐々に劣化することです。
加水分解が進行すると表面がひび割れボロボロに。
加水分解の進行を抑えるためにも、風通しのよい場所で保管するようにしましょう。
定期的に手入れをする
皮革は湿気だけでなく皮脂などの汚れも大敵です。
バッグを使った後に乾拭きすると、皮脂の汚れや埃を取り除けます。
デザインによっては溝などに汚れが溜まりやすいので、忘れずに掃除しましょう。
汚れをしっかりと拭き取ったら最後にオイルクリームを塗ります。
塗りすぎると表面にオイルクリームが残ってしまうので、皮革の状態を確かめつつ塗りすぎには注意してください。
気になった点はすぐにプロに相談する
自分だけで対処できない事態に遭遇した場合は、放置せずすぐプロに相談することをおすすめします。
カバンや財布の痛みを長期間放置して使い続けていると、穴が空いてしまったり破れてしまったりと修繕が困難になります。
その分修理費用も高くなってしまうことになるでしょう。
修理は誰に頼めばいい?
実際に修理を依頼する場合はどこに頼めばよいのでしょうか?
依頼先には大きく分けて購入したお店、修理専門の業者の2つの選択肢があります。
それぞれの特徴や利点を紹介します。
購入店で修理を依頼する方法
購入したお店で修理する場合、保証期間内であれば安く修理できることが多いです。
また特殊なパーツを使っているバッグや財布の場合、純正のパーツを使ってもらえるため新品同様に仕上がります。
ただし保証がなかったり保証期間外であったりする場合は、修理価格が修理業者よりも高くなるのがネック。
また一般的に修理期間は長くなる傾向にあります。
修理業者へ依頼する方法
修理業者へ依頼する一番のメリットは、メーカーへ依頼するのと比べた修理費用の安さ。
メーカーでは修理の対応ができないようなひどい傷みでも、修理業者であれば対応できることもあります。
さらにネット修理では、ネット経由で修理依頼をし段ボールなどに入れて発送するだけで、店舗に足を運ぶことなく修理が完了します。
修理期間も短く済むことが多いでしょう。
ただし正規店ではないため修理業者によってメンテナンス技術は安定しません。
相場や口コミを確認し、信頼できると判断したお店を選びましょう。
修理業者選びは最安修理ドットコムへ
安心・安全な修理店選びには、お店の比較検討が重要です。
最寄り店や地域最安店を手早く調べたいなら最安修理ドットコムがおすすめ。
最安修理ドットコムでは、地域や費用相場から修理店を絞り込んで複数のお店を一括比較できます。
ショップページでは口コミも確認できるので、お店選びの参考にしてください。
シャネルのファスナー破損や傷修復は宅配クリーニングの「リナビス」へ
「リナビス」は、創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
ブランドバッグや財布、靴など皮革製品のクリーニングを行う専門店ですが、バッグの糸のほつれ、持ち手の擦れ・剥げの修正や、色補正も対応可能。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれている料金設定は、送料無料でわかりやすいのが特徴です。
オールインパックでクリーニングと補正などを対応してくれます。
リナビスをおすすめする5つの理由
リナビスをおすすめしたい理由は5つあります。
詳しく説明していきます。
- 創業60年以上の確かな技術力
- クリーニング不可の皮革製品・ブランド品の95%が取り扱い可能
- 送料無料の宅配クリーニングだから思い立ったらすぐ依頼できる
- クリーニングコースの料金がわかりやすい
- 有料オプションでカラーチェンジも可能
1.創業60年以上で安心のクオリティ
「クリーニングに出したら色落ちした」「補正された箇所に問題があった」など、お気に入りの皮革製品クリーニングに出してみて失敗した経験をした方も多いのでは?
ブランドのバッグや靴、財布など思い入れのあるものほどクリーニングに出して大切に使い続けたいですよね。
修復やメンテナンスは熟練された職人が一つ一つ手作業で丁寧に対応してくれます。
創業60年以上を誇る確かなクオリティは安心してクリーニングをお願いできますね。
2.クリーニング不可の95%が取り扱い可能
リナビスで取り扱い可能な種類は、バッグ(鞄)、革靴・ブーツ・スニーカー、革ジャンや毛皮などの衣類、財布・小物などです。
素材は、皮革やムートン、スウェードやクロコを含む爬虫類製品、キャンバス生地、ナイロン生地など、ほとんどのブランド品のクリーニング&メンテナンスが可能。
そのため、クリーニング不可の表示があっても95%のものはお手入れできます。
シミや汚れ、色移りのクリーニング、ひっかきキズや劣化による剥げ、1cm程度のほつれに金具やファスナーの破損の修復にも対応しています。
“おせっかい”がモットーの同サービスは、1~2cm程度のものであれば追加料金無しで修復してくれます。
3.宅配だから思ったときに注文できる
リナビスは、宅配クリーニングなので日本全国に対応。
さらに自宅から出ることなく、思い立ったときにネットからクリーニングの注文ができます。
突然夜中に始まった掃除ででてきたクリーニングしたいものもすぐに注文OK。
クリーニングにありがちな「後で出そうと思っていたのに、出すのを忘れた」が防げますね。
4.料金がわかりやすい
料金コースは「バッグ・鞄コース」「靴コース」「衣類コース」「財布・小物コース」の4種類。
すべて送料無料でわかりやすい料金体系です。
衣類コース以外のコースは基本的なクリーニング・キズや擦れの修正・色補正・仕上げまでが全てセットになっています。
※衣類コースの色補正は別途料金が発生します。
- バッグ・鞄コース:料金26,400円/1個
- 靴コース:料金17,600円/1足
- 衣類コース:料金15,400円/1着
- 財布・小物コース:料金17,600円/1個
※品物の状態や希望などにより料金が変更になることもあります
5.有料オプションでカラーチェンジも叶う
バッグ・鞄コースでは、1品につき+8,250円で品物のカラーを変更することができます。
「色に飽きてしまった」「気に入っているけれど年齢に合わない色になってしまった」など、バッグの色を変えて使い続けたい方は、有料のオプションで買い換えるよりもお手頃にカラーチェンジが叶います。
濃色から薄い色のカラーチェンジはできないようなので、事前に無料相談しても良いですね。
注文からクリーニング完了まで簡単4ステップ
リナビスは注文からクリーニング完了&お届けまでたった4つの工程です。
まずはネットで注文し、集荷キットが届いたら品物を詰めて送付。
リビナスから見積もりが届いたら、承認してクリーニング開始。
クリーニング検品後は指定日に商品が自宅に届きます。
自宅に居ながら簡単4ステップで、少し面倒な皮革製品のお手入れが叶いますよ。
- ネットで注文(24時間・日本全国対応)
- 集荷キットへ品物を入れて送付
- 見積もり確認
- クリーニング完了後、指定日に自宅へ届く
出典:リナビス
まとめ
この記事では、シャネル製品のバッグや財布の修理・補修方法を紹介しました。
革製品を長く使うには日々のメンテナンスが重要です。
湿気を避け、使用後は汚れを拭き取るかオイルを塗りましょう。
手入れをしていても年月の経過などによって傷みは出てしまいます。
そんなときは早めに修理業者へ依頼しましょう。
修理店選びは、複数のお店を比較するのが重要です。
シャネル以外のブランド品の修理は、「ブランド別にご紹介!壊れたブランド品を修理する方法」の記事をご覧ください。
大切なブランド品は定期的にメンテナンスをしてできるだけ長く使い続けたいですね。
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