GUCCI(グッチ)の修理、直営店の値段は?依頼先や修理費用の目安まとめ

GUCCI(グッチ)の修理、直営店の値段は?依頼先や修理費用の目安まとめ

「GUCCI(グッチ)」のバッグや財布などを修理する際、どこに依頼をすればよいかわからず困ってしまうこともあるでしょう。本記事では、グッチ修理の依頼先や、修理料金の目安まで幅広く解説します。

こんな人におすすめ!

下記の一覧表では駆けつけ時間や料金例も記載しているので、あわせてチェックしておきましょう。

また、「より詳しくおすすめ業者を比較したい」という方は、先にブランドバッグのおすすめ修理店を紹介している、以下の記事をチェックしましょう。

グッチのバッグは無料でメンテナンスできる

2023年5月以降にグッチ公式オンラインショップ、またはグッチの店舗で購入した以下のバッグは、「グッチ シグネチャーケア」の対象です。

対象となるバッグ
  • グッチ バンブー 1947
  • グッチ ホースビット 1955
  • ジャッキー 1961
  • グッチ ダイアナ

「グッチ シグネチャーケア」とは、購入日の6か月後からそのバッグが役目を終えるまで利用できる無償アフターサービスです。

グッチ シグネチャーケアでは、以下のようなサービスを受けられます。

レザー リコンディショニングレザークリーニング後、柔らかさを蘇らせる処理を施し、
表面に軽度の傷がある場合は補修する
オゾン クリーニング不快な臭いやバクテリアを除去する特殊な処理をする
ハードウェア調整ジッパーなどのメタルディテールへ潤滑剤を塗布し、
バッグの機能性を保持する
ハンドステッチ正確な糸の色合わせを行った上で、
独自の縫製技術に基づいて手作業による縫い直す

場合によっては、修理に出さなくてもシグネチャーケアのみで済む場合もあります。上記の条件に当てはまるようであれば、修理前にケアをしてもらいましょう。

グッチバッグの修理依頼先

グッチのバッグを修理する場合、主な方法としては3つの選択肢が挙げられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットをよく理解し、状況に合った方法を選びましょう。

1.グッチに直接依頼する

メーカー修理の場合、修理は「グッチ プロダクトケア」で受け付けています。

全国のグッチの店舗やDuty Freeを除くアウトレット店舗、グッチオンラインチャット、電話(0120-99-2177/受付時間:10:00~20:00)、メール(assistance@jp-onlineshopping.gucci.com)にて依頼が可能です。

なお、グッチのバッグには保証書がついていないため、修理の際に保証書を要求されることはありません。

自分で交換するメリット・デメリット 正規バーツを使って修理してくれる
修理者はグッチの正規の職人のため安心
×修理費用が高い
×修理期間が長い
×送料が自己負担になる
×電話やチャットで修理依頼すると代引きで修理費用を払う

グッチに直接依頼するメリットは、なんといっても正規の職人が正規パーツを使って修理してくれることです。購入したときとほぼ同じ状態でバッグが戻ってくるので、見た目も変わりません。

ただし、修理費用や修理期間は見積りをもらってからでないと分からない点はデメリットです。一般的に、修理専門店と比較すると、修理費用は高く修理期間は長くなります。

また、電話やチャットでの申し込みとなった場合、修理費用は代引きとなります。配送業者によっては現金しか取り扱っていない場合もあるので、注意が必要です。

出典:グッチ

2.修理専門店に依頼する

店舗を構えたりオンライン運営をしていたりと、携帯は様々ありますが、バッグや小物専門の修理店に依頼するという手段もあります。

自分で交換するメリット・デメリット 修理費用が安い
修理期間が比較的短い
熟練の修理者が対応してくれる
×正規パーツを使わないため、見た目が若干変わることがある
×店舗によって技術力に差が出る

修理専門店はメーカー修理と比べて修理費用を安く抑えられるのがメリットです。またメーカーでは修理を断られるような状態でも、一般の修理業者であれば対応してもらえる可能性があります。

さらに近年ではWeb申し込みや宅配・訪問サービスなどを行っているお店も多く、場合によっては店舗まで足を運ばずとも修理してもらえるかもしれません。修理期間も比較的短いため、安さ・早さを求めるなら修理専門店がおすすめです。

ただし業者によって費用や技術力が異なるため慎重な業者選びが求められます。修理店検索サイトなどで複数のお店をよく比較し、口コミやレビューも参考にしながら念入りに検討しましょう。

3.DIYで修理する

軽度の傷や汚損程度であれば市販の補修用品を使って修理することは可能です。

自分で交換するメリット・デメリット 材料費のみで修理が完了できる
×自分で修理する手間がかかる
×失敗すると取り返しがつかない

メーカーや修理専門店に依頼するよりも遥かに安い費用で済ませられるため、できるだけ出費を抑えたい方にはおすすめです。

その反面、作業慣れしていなければ失敗するリスクが大きく、場合によってはかえって高くつくケースもあります。また自力で修理できる範囲にも限界があるため、手に負えないと感じたときは素直にプロに任せるほうが無難です。

グッチ製品の主な修理内容と費用目安

ここではグッチ製品の主な修理内容について解説します。
修理専門店を想定した費用目安もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

根革補修

「根革」とは、バッグと持ち手を繋いでいる金具を留める革の部分を指します。ほかと比べて細いため負担がかかりやすく非常に破損しやすい部分です。

一度根革が切れてしまうと繋ぎ直せないので、新しく作り直す必要があります。手順は以下の通りです。

根革補修の手順
  1. 根革の縫い目をほどき取り除く
  2. 新しい根革を作るために古い根革の型を取る
  3. もとの素材と似た素材を選び裁断
  4. バッグ本体に縫い付けて完成

根革がちぎれたのではなく縫い目がほどけただけの場合は、根革をもとの位置に縫い付けて利用できます。バッグ本体や根革が傷んでいる場合は補強をしてからもとの場所に縫い付けます。

根革の補修は2箇所で6,000円程度、4箇所で8,000円程度が相場です。

バッグの金具・ファスナーの補修

バッグの金具は壊れたり一度外したりすると基本的に再利用できません。金具が破損してしまった場合は、新しい部品と交換する必要があります。

正規店以外では同じパーツを用意するのは難しいです。そのため、似た金具やファスナーを使用することになります。見た目にこだわりたい方は正規店で交換しましょう。

ファスナーが壊れたケースでは「ファスナー自体が破損している場合」と「スライダーのみが破損している場合」の2パターンがあります。

前者の場合はファスナーの縫い目をほどき、新しいファスナーを縫い付けます。後者の場合はスライダーの調整で済むことが多いため、比較的安価での修理が可能です。

金具交換はおおむね3,000円~、ファスナー交換は6,000~10,000円、スライダー交換は2,000円程度が相場です。

パイピング補修

細長い帯状の生地や革を、複数の素材を張り合わせた切り目に巻き付けて縫い付ける手法を「パイピング」といいます。巻き付ける部分の縁が滑らかでないと綺麗に仕上がらないため、パイピングでは下処理が重要です。

パイピングは本来バッグの四隅を補強する目的で行われます。四隅は普段から気を付けていてもいつの間にかダメージが蓄積していることが多いため、修理内容としてはメジャーな部類です。

修理方法としてはパイピングの擦れた部分を着色して染めるのが一般的です。ダメージが強い場合や染めることができない素材の場合は、パイピング全体を交換します。

ダメージが目立ってきたら都度補修するとバッグが長持ちします。パイピングの補修費用は1箇所3,000円~、4箇所で8,000円程度が目安です。

持ち手補修

バッグの持ち手は手がとくに触れる部分ですので、とても傷みやすい箇所です。持ち手がちぎれたり傷みがひどかったりする場合は持ち手の交換が必要となります。根本の縫い目がほどけた場合など持ち手自体の傷みが少ないのであれば、もとの場所へ縫い付けることも可能です。

持ち手の交換は正規店であればスペア部品と交換できます。修理専門店の場合は新しく作り直すことになるため、質感などが多少変わる点に注意してください。

持ち手補修の手順
  1. 持ち手の縫い目を丁寧にバッグからほどき、ハンドルを外す
  2. 解体したハンドルから型紙を起こす
  3. もとの革と似た色・質感の革を探す
  4. 新しい持ち手を型紙で切り抜きバッグへ取り付けて完成

持ち手を交換する場合、平手ハンドルなら2本で約10,000円、丸手ハンドルなら2本で約12,000円が相場です。

色落ちの染め直し

本来の色や質感の復元を目的とした補修です。バッグに使われている革は経年劣化や使用によるスレなどで変色・褪色するため、色を塗り直すことで新品同様の美しさを取り戻します。

染め直しとは別に、もとの色と異なる色に塗り替える「カラーチェンジ補修」というものもあります。気分を変えたい方やイメージチェンジしたい方にはおすすめです。ただし、下地を隠せないため、もとの色より薄い色に塗り替えるのは難しいので、覚えておきましょう。

色落ちの染め直しの手順
  1. 革製品用のクリーナーで汚れを取り除く
  2. 乾燥による劣化を防ぐためオイルで保湿
  3. やすりがけ・マスキング・調色・塗装・乾燥の工程を経て完成

複雑で繊細な作業を求められるうえ失敗すると大事なバッグを傷めてしまう恐れもあるため、自力での作業は避けたほうが無難です。修理専門店であれば13,000円程度で対応してもらえるので、プロに任せましょう。

バッグのクリーニング

修理とは少し方向性が異なりますが、修理専門店ではバッグのクリーニングも行っています。費用はおおむね8,000円ほどで、バッグ全体の汚れが目立つ場合や臭いが気になる場合におすすめです。

バッグのクリーニングの手順
  1. バッグ表面に付着した汚れや内袋に溜まったゴミ・ホコリを取り除く
  2. 除菌消毒する
  3. バッグ専用のクリームやスプレーで革に栄養を与える
  4. 革をクロスで磨き艶を出す

クリーニング後は、革に合ったメンテナンス剤を塗ることでしなやかさや強度を保てます。とくに持ち手や根革には負担がかかりやすいため、重点的にメンテナンスするようにしましょう。バッグの寿命を延ばすことにもつながります。

なおクリーニングは、あくまで汚れの除去を目的とした清潔な状態に戻す作業に過ぎません。擦れや色落ち、褪色などの改善は見込めないため、注意が必要です。

グッチ製品を長持ちさせる方法

ここまでグッチ製品の修理について述べてきましたが、大なり小なりの費用がかかる以上やはり修理の必要がないに越したことはありません。
そこで最後に、グッチ製品を長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

湿気対策

日本は高温多湿な気候のため、バッグを箱に入れたまま長時間放置していると、湿気によって合成皮革が加水分解を起こすことがあります。

「加水分解」とは、合成皮革に使われているポリウレタンが水分と結合し徐々に劣化することをいいます。この加水分解が進行すると表面がひび割れてボロボロになるため、注意が必要です。

加水分解の進行を抑えるためにも、グッチのバッグは箱から取り出し、風通しのよい場所で保管しましょう。

定期的な手入れ

皮革は湿気だけでなく乾燥にも弱いのが特徴です。バッグを使った際に毎回乾拭きし、皮脂の汚れやホコリを取り除きましょう。デザインによっては溝などに汚れが溜まりやすいこともあるので、忘れずに掃除してください。

汚れをしっかりと拭き取ったら最後にオイルクリームを塗ります。塗りすぎると表面にオイルクリームが残ってしまうので、皮革の状態を確かめながら適度に塗りましょう。

気になった点はすぐにプロに相談する

自分だけで対処できそうにない場合は、速やかにプロに相談しましょう。バッグの傷みを放置したまま使い続けていると、穴が空いたり破れたりする原因になります。

グッチのようなハイブランドバッグは、大きな買い物です。長く愛用するためにも状態に気を配りながら使うことが大切です。

グッチの修理・クリーニングでおすすめの業者4選

グッチに修理依頼する以外にも、修理・クリーニング専門店に依頼するという選択肢もあります。

修理内容によっては、グッチで修理留守よりも安く、速く修理が完了することもあります。

ただし、修理料金や修理内容は業者によっても異なるため、比較が必要です。そこでここでは、グッチの修理・クリーニングにおすすめな業者を4社を紹介します。

ぜひ、依頼前の参考にしてください。

     
修理業者費用納品期間宅配
REPAIR-SHOP HIRAISHIYA13,500円~1~2か月有り
リナビス27,000円~1ヶ月有り
REPAIR THING6,600円~数週間有り
伊藤鞄製作所3,850円~2~3週間以内有り

REPAIR-SHOP HIRAISHIYA

出典:REPAIR-SHOP HIRAISHIYA

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAは、高級革・修理専門店です。

革の染色やリペアを専門に30年以上経験している修理師が在籍し、高い技術でバッグなどのアイテムを修理してくれます。

皮革の状態を詳細に文章化したカルテを作成し、最適な方法で修理するため、修理後の満足度が高いのも特徴です。

クリーニングだけでなく、ファスナー交換・持ち手修理などに対応しており、新品同様の仕上がりにできます。

ルイ・ヴィトンやエルメス、グッチなどのブランドバッグ修理経験も豊富です。

修理内容修理費用修理期間
基本診断料2,200円
バッグファスナー交換
(30cm未満)
13,500円~1~2か月
持ち手交換13,500円~1~2か月
ベルト交換21,500円~1~2か月
パイピング交換
(財布•ポーチ)
14,500円~1~2か月
クリーニング
ハンドバッグ等
(A4サイズまで)
16,000円~30~40日

出典:REPAIR-SHOP HIRAISHIYA
出典:REPAIR-SHOP HIRAISHIYA

\まずはカウンセリング/

REPAIR-SHOP HIRAISHIYAで
見積り

リナビス

出典:リナビス

リナビスは、創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。

ブランドバッグや財布、靴など皮革製品のクリーニングを行う専門店ですが、バッグの糸のほつれ、持ち手の擦れ・剥げの修正や、色補正も対応できます。

バッグコースは「洗い」「修復」「色補正」までがセットになっており、お得にクリーニングできるのも魅力のひとつです。送料無料かつ明朗会計のため、見積りをもらわなくても費用が分かります。

もちろん、グッチのバッグもクリーニングできます。自分では直せそうにない色あせや擦れなどが気になる場合は、リナビスに依頼しましょう。

修理内容修理費用修理期間
送料無料
※北海道・沖縄、一部離く
配送セット
発送伝票、申込書、利用ガイド
330円
クリーニング
皮革・ブランド品のバッグ
27,000円~約1か月
クリーニング
財布・小物
18,800円~約1か月
カラーチェンジ
皮革・ブランド品のバッグ
+11,550円~約1か月
カラーチェンジ
財布・小物
+14,960円~約1か月

出典:リナビス
出典:リナビス

\1,000円分ポイントがもらえる/

リナビスでかんたん発送

REPAIR THING

REPAIR THING

出典:REPAIR THING

REPAIR THINGはブランドバッグ・レザー修理専門店です。徹底したヒアリングで満足度の高い修理ができます。

グッチだけでなく、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルなど、多種多様なハイブランドのレザーアイテムの修理実績があるため、安心して依頼できますよ。

職人はすべて女性が対応しているため、より相談しやすいのも魅力です。ホームページに修理実績の写真があるので、見積り前に一度確認しておきましょう。

修理内容修理費用修理期間
送料一律1,500円
ファスナー交換8,800円~数週間
スライダー交換6,600円~数週間
持ち手芯交換13,200円~数週間
パイピング補修8,800円~数週間
クリーニング
(外側・内側)
4,400円~数週間

出典:REPAIR THING
出典:REPAIR THING

\修理実績で選ぶなら/

REPAIR THING
にお問い合わせ

伊藤鞄製作所

伊藤鞄製作所

出典:伊藤鞄製作所

伊藤鞄製作所は、全ての工程を自社工場で行っているため、リーズナブルな価格で修理ができます。革製品に強いのも魅力です。

グッチの本格的な修理をしたい場合は、伊藤鞄製作所に依頼しましょう。高い技術力を持つ職人が多数在籍しているため、他店で断わられてしまった修理内容も対応してくれますよ。

全国郵送にも対応しているので、直接店舗に足を運べない方にもおすすめです。

修理内容修理費用修理期間
送料無料
※修理代金11,000円未満は自己負担
ファスナー交換7,920円~2~3週間以内
持ち手修理3,850円~2~3週間以内
持ち手作成8,800~
2本目から10%オフ
2~3週間以内
パイピング修理・交換5,940円~2~3週間以内
内袋(裏地)交換17,600円~2~3週間以内
革製品の染め直し・染め替え9,900円~2~3週間以内

出典:伊藤鞄製作所

\リーズナブルに修理するなら/

伊藤鞄製作所で修理依頼

まとめ

グッチのバッグや財布、靴などを修理する場合はグッチ直営店によるメーカー修理に依頼するか、修理専門店に依頼するかを決める必要があります。
メーカー修理では、純正部品をふんだんに使い新品と同様の仕上がりになるというメリットがありますが、修理費用が高く時間もかかります。

一方修理専門店は、修理費用が抑えられオンラインで依頼できるなどのメリットがありますが、修理業者の技術にはばらつきがあるため選定には注意が必要です。

いずれの場合でもメリット・デメリットを考慮して、比較検討は慎重にするようにしましょう。

日本最大級の修理店情報サイト「最安修理ドットコム」に掲載しませんか?
最安修理ドットコムには以下の強みがあります!


  • 掲載店舗数約2万店舗
  • 修理サポート記事1,600本
  • クチコミ数23万件超え

iPhoneをはじめとしたスマホやパソコン、車や時計、鍵や水まわり等あらゆる修理店情報を掲載しています。
掲載ご希望の修理店様はまずはお気軽にお問い合わせください。

掲載のお問い合わせはこちら

※特記以外すべて税込み価格です。

カシモWiMAX

このコラムに関連するキーワード

役立ったら是非シェアしてください

  • このエントリーをはてなブックマークに追加