ロエベの修理の料金は？正規店と修理専門店の違いを比較解説！

世界中の人々に愛されているラグジュアリーブランド「LOEWE（ロエベ）」。
高品質な素材と高いデザイン性が人気の理由ですが、もし壊れてしまった時に修理はできるのでしょうか？
今回はロエベ修理の料金や、注意点などについてまとめました。

ロエベとは？

ロエベは1872年にスペインで設立されたラグジュアリーブランド。
ドイツの皮革職人である「エリンケ・ロエベ・ロスバーグ」が19世紀にスペインで最高品質の革と出会ったことをきっかけとし始まりました。
日本第一号店は1973年にオープンし、現在も「マスター・オブ・レザー」として人気を集めています。

ロエベの魅力は徹底的な素材へのこだわりです。
仔羊皮をなめした超高品質の素材を使用するだけでなく、その中でも品質の高い数パーセントの素材を厳選し商品を製作。

ロエベを代表する「アマソナ」シリーズは、継ぎ目のない一枚革仕立てで、66ものパーツを職人が一つひとつ手作業で縫い合わせていると言われています。
その加工技術は世界でも広く評価され、海外セレブやスペイン王室など一流品を知る人々にも愛用されています。

ロエベの修理法

ロエベを修理するには「正規店で修理する」「修理専門店で修理する」という2つの方法があります。
ここでは、それぞれの修理法の特徴とメリット・デメリットについてみていきましょう。

1．ロエベの正規店で修理する

1つ目は、ロエベの正規販売店で修理をする方法です。
正規店はロエベ製品の直営店なので、修理のポイントや仕上げの品質などを把握している点が魅力です。
修理に失敗することは基本的に考えられないので、信頼度は高いと言えるでしょう。

正規店に修理を依頼するメリットは、何よりも仕上がりのクオリティが高いことです。
修理によって製品の質を下がることはないといえるでしょう。

一方デメリットは修理代金が割高なこと。
非正規店に比べると1.2倍～2倍ほどですので、とにかくリーズナブルな修理代金を求める方は要注意です。
また正規店の場合は「ギャランティーカード」や「購入保証書」がないと修理を受け付けてもらえない場合があります。
並行輸入品や模造品の場合も修理ができませんので、修理を依頼する前に注意が必要です。

2．修理専門店で修理する

2つ目は、修理専門店で修理をする方法。
正規品のみを受け付け保証書などを必要とする正規店と比べ、修理専門店の場合は入手ルートを問わず書類も必要ありません。
見積もりや修理にかかる期間も短めですので、すぐに修理をして欲しい方に最適です。

修理専門店のメリットは、修理代金がリーズナブルなこと。
これは交換するパーツに再利用品を使用したり、類似のパーツを代用したりすることで修理費用を抑えるためです。
また、正規店の場合は基本的に実店舗に製品を持ち込まなければいけませんが、修理専門店の場合はオンライン申し込みに対応していることもあります。

ただ一度でも修理専門店で修理した場合、ロエベ正規店での修理が断られる可能性があります。
「交換パーツが正規品ではない場合がある」「ロエベが自社ブランドの価値を大切にしている」などがその理由です。
修理専門店に依頼する場合は、その後も同じく修理専門店に出す必要がある点を覚えておきましょう。

ロエベの修理内容と料金【財布と鞄】

もしロエベ製品が壊れてしまったとき、具体的にどのような修理ができるのでしょうか。
ここでは財布と鞄に焦点を当て、修理内容とその料金についてご紹介します。

ロエベの修理1：ファスナー・スライダー・ホックの交換

財布や鞄のファスナー・スライダー・ホックの修理は、ロエベの修理依頼の中でもとても多い内容です。
長く使い続けることで負荷がかかり、パーツが変形してしまうことが主な原因です。

また、ファスナー・スライダー・ホックが付属している部分の汚れなども修理対象となります。
むやみに汚れを落とそうとするとロエベの魅力である皮革品質を損ねてしまいますので、必ずプロに任せるようにしてください。

修理費用の相場は商品のサイズによりますが、3,000円～20,000円程度です。
「ファスナーを閉めても開いてしまう」「スライダー部分が動かない」などの状態が確認されたら、すぐに修理を依頼しましょう。

ロエベの修理2：財布のほつれ修理

修理では、財布のほつれにも対応できます。
とくに使用頻度の高い財布は、縫製部分がほつれやすくそこからどんどん糸が取れてしまうことも。

ロエベの財布をいい状態で長く使いたい方は、ほつれが起きる前に縫製部分の縫い直しをすることをおすすめします。
メンテナンスとして縫い直しをすることで、強度が増すだけでなく破れてしまい縫いしろがなくなるという最悪の事態を防ぐことができるでしょう。

財布のほつれ修理は、縫い直しの場所や範囲によって3,000円～行うことができます。
ロエベ財布の綺麗なフォルムを保つためにも、ほつれ修理はしっかり行うようにしましょう。

ロエベの修理3：鞄の内側・持ち手・ショルダーベルトの交換

鞄の内側・持ち手部分・ショルダーベルトの汚れや傷みが気になる場合は、修理で交換できます。
汚れやほつれや生地の劣化を感じたら、すぐに修理に出すようにしましょう。

鞄のパーツ交換の料金は、15,000円～20,000円ほどです。
修理代理店ではオリジナルのデザインから型を取って付け替えをするため、料金が割安になります。

また「持ち手が持ちにくい」といった場合、修理で持ちやすい太さや長さに変更することも可能です。
修理専門店では、サービスとして納得できる状態になるまで修理を行なってくれる場合もあります。

ロエベの修理4：鞄の染め直し

「鞄の発色が気になる」「色を変えてイメージチェンジをしたい」そんな方には鞄は染め直しがおすすめ。
鞄はどうしても擦れや退色、シミ、キズなどにより変色してしまうことがあります。
染め直しは、変色部分を染料でもう一度染め直す作業です。

鞄の染め直しの料金相場は、15,000円～30,000円ほど。
鞄の大きさや汚れなどによって料金は異なり、染め直しと一緒にクリーニングを施す場合も多いです。

染め直しの注意点としては、色によっては綺麗に入らない場合があります。
中には染め直しができない色の組み合わせもあるため、依頼の際はリスクまでしっかり確認しておくことが大切です。

ロエベの修理5：財布と鞄のクリーニング

鮮やかなカラーが魅力のロエベ製品ですが、明るい色は汚れも目立ってしまいます。
そんな時はクリーニングに出しましょう。
独自のなめし法を用いているロエベ製品は、専門の技術を持った正規店や修理専門店での修理がおすすめです。

クリーニングの料金は製品の大きさや汚れ具合によって異なります。
料金相場が10,000円～20,000円で、修理店によってはオプションで撥水加工や防カビ加工を施すことも可能です。

使い古していると革の色が変わりせっかくのロエベ製品がくすんで見えてしまいますので、クリーニングはこまめに行うようにしましょう。

ロエベを修理に出すときの注意点

最後に、ロエベを修理に出すときの注意点を3つご紹介します。
修理の際は、下記のポイントを確認するようにしましょう。

• 保証期間を確認する
• オリジナルの状態に戻すのが難しい場合も

保証期間を確認する

ロエベ製品を修理に出す時は、保証期間を確認することが大切。
正規店で購入した製品に不具合があった場合、保証期間内なら無料で修理をしてもらえる可能性があるからです。
また先にも述べましたが、正規店に修理を出す場合は保証書がないと受け付けてもらえません。

ロエベの正規店では、修理製品をスペイン・マドリードの工房まで送って修理を行うので、輸送費や工賃などのコストがかかります。
その為、正規ルートで購入した商品であるという証明が必要なのです。

プレゼントでロエベ製品をもらった場合でも、保証書やギャランティカードなどは必ず捨てずに保管してください。
修理に出す時は、保証期間についても確認するようにしましょう。

オリジナルの状態に戻すのが難しい場合も

ロエベ製品を修理専門店に出す時は、オリジナルの状態に戻らない可能性もあります。
修理専門店では交換パーツなどが代替品であることが多く、完全に元どおりの状態にすることは難しいからです。
「買った時の状態そのものにならないこともある」という点を理解した上で、修理店に依頼するのがおすすめです。

ロエベのような高級ブランド製品の場合は「親子代々で使っている」または「大切な記念日の贈り物である」などの理由から、簡単に捨てたくない方も多いでしょう。
修理専門店に修理に出す時は、事前にイメージを共有しておくなどの配慮が必要です。

ロエベのファスナー破損や傷修復は宅配クリーニングの「リナビス」へ

出典：リナビス

「リナビス」は、創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
ブランドバッグや財布、靴など皮革製品のクリーニングを行う専門店ですが、バッグの糸のほつれ、持ち手の擦れ・剥げの修正や、色補正も対応可能。

「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、各コースごとに分かれている料金設定は、送料無料でわかりやすいのが特徴です。
オールインパックでクリーニングと補正などを対応してくれます。

リナビスをおすすめする5つの理由

リナビスをおすすめしたい理由は5つあります。
詳しく説明していきます。

1．創業60年以上で安心のクオリティ

「クリーニングに出したら色落ちした」「補正された箇所に問題があった」など、お気に入りの皮革製品クリーニングに出してみて失敗した経験をした方も多いのでは？

ブランドのバッグや靴、財布など思い入れのあるものほどクリーニングに出して大切に使い続けたいですよね。
修復やメンテナンスは熟練された職人が一つ一つ手作業で丁寧に対応してくれます。
創業60年以上を誇る確かなクオリティは安心してクリーニングをお願いできますね。

2．クリーニング不可の95％が取り扱い可能

リナビスで取り扱い可能な種類は、バッグ（鞄）、革靴・ブーツ・スニーカー、革ジャンや毛皮などの衣類、財布・小物などです。

素材は、皮革やムートン、スウェードやクロコを含む爬虫類製品、キャンバス生地、ナイロン生地など、ほとんどのブランド品のクリーニング＆メンテナンスが可能。
そのため、クリーニング不可の表示があっても95％のものはお手入れできます。

シミや汚れ、色移りのクリーニング、ひっかきキズや劣化による剥げ、1cm程度のほつれに金具やファスナーの破損の修復にも対応しています。

“おせっかい”がモットーの同サービスは、1～2cm程度のものであれば追加料金無しで修復してくれます。

3．宅配だから思ったときに注文できる

リナビスは、宅配クリーニングなので日本全国に対応。
さらに自宅から出ることなく、思い立ったときにネットからクリーニングの注文ができます。
突然夜中に始まった掃除ででてきたクリーニングしたいものもすぐに注文OK。
クリーニングにありがちな「後で出そうと思っていたのに、出すのを忘れた」が防げますね。

4．料金がわかりやすい

料金コースは「バッグ・鞄コース」「靴コース」「衣類コース」「財布・小物コース」の4種類。
すべて送料無料でわかりやすい料金体系です。
衣類コース以外のコースは基本的なクリーニング・キズや擦れの修正・色補正・仕上げまでが全てセットになっています。
※衣類コースの色補正は別途料金が発生します。

• バッグ・鞄コース：料金26,400円/1個
• 靴コース：料金17,600円/1足
• 衣類コース：料金15,400円/1着
• 財布・小物コース：料金17,600円/1個

※品物の状態や希望などにより料金が変更になることもあります

5．有料オプションでカラーチェンジも叶う

バッグ・鞄コースでは、1品につき+8,250円で品物のカラーを変更することができます。

「色に飽きてしまった」「気に入っているけれど年齢に合わない色になってしまった」など、バッグの色を変えて使い続けたい方は、有料のオプションで買い換えるよりもお手頃にカラーチェンジが叶います。

濃色から薄い色のカラーチェンジはできないようなので、事前に無料相談しても良いですね。

注文からクリーニング完了まで簡単4ステップ

リナビスは注文からクリーニング完了＆お届けまでたった4つの工程です。

まずはネットで注文し、集荷キットが届いたら品物を詰めて送付。
リビナスから見積もりが届いたら、承認してクリーニング開始。
クリーニング検品後は指定日に商品が自宅に届きます。

自宅に居ながら簡単4ステップで、少し面倒な皮革製品のお手入れが叶いますよ。

まとめ

ロエベは世界中のセレブに愛される高級品だからこそ、修理やメンテナンスをすることで長く大切に使っていきたいですよね。
ロエベの魅力は、世界最高レベルとも言える高品質の皮革。
高品質を保ち続けるには、信頼できるお店に正しい方法で修理を依頼することが重要です。

ロエベ製品を修理するには、正規店に依頼する方法と修理専門店に依頼する方法の2つがあります。
どちらの方法にもメリットとデメリットがありますので、満足のいく修理ができるよう事前にしっかり比較しておきましょう。

セリーヌ製品の修理を行いたい方は、修理に出すポイントもわかる記事をあわせてご覧ください。