iPhoneを自分で修理するのは可能?やり方やリスクについて

iPhoneを自分で修理するのは可能?やり方やリスクについて

画面割れや動作不良、iPhoneを長く使っているとさまざまな故障が起こります。
その場合、多くの人は修理に出すかと思います。

しかし、“自分で修理できないのかな”と思っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、iPhoneを自分で修理できるのかをテーマに説明します。
メリット・デメリットはもちろん、自分で修理するリスクも説明するのでぜひ参考にしてください。

米国ではiPhoneを自分で修理可能に

2021年11月17日、Appleは“セルフサービスリペア”という新プログラムの提供を発表しました。
セルフサービスリペアとは、iPhoneを自分で修理できるプログラムです。
純正の修理パーツはAppleが販売します。

修理のマニュアルはAppleの公式サイトに掲載するとのこと。
修理パーツの販売は、まずディスプレイ・バッテリー・カメラモジュールなどからスタートするようです。

現在対象としているのは、iPhone12とiPhone13のみ。
しかし、販売する修理パーツを増やし、今後はM1を搭載したMacにも対象を広げていくと発表しています。

出典:CNN.co.jp

日本でも自分で修理できるようになる?

非常に心強いプログラムをAppleは発表しました。
しかし、このプログラムが日本で提供されるのは少し先になると考えられます。
なぜなら、“技適マーク”が関係しているからです。

技適マークとは、電波法令で定められた技術基準に適合している無線機であると証明するマークのことです。
本体を分解してパーツ交換をすると“端末を改造した”とみなされ、技適マークの効力が剝奪されます。

技適マークが剝奪された端末で電波を発すると電波法違反になるので注意してください。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金、ひどいと5年以下の懲役または250万円以下の罰金が科せられます。

出典:App Bank Store

そもそも自分で修理できるのか?

技適マークの効力が剥奪された端末で電波を発するのは違法行為です。
しかし、セルフ修理自体は違法ではありません。
自分で修理しようと思えばすぐできます。
そこでこの段落では、自分でiPhoneを修理するメリットとデメリットを説明します。

メリット

まずは、自分でiPhoneを修理するメリットから説明します。

お店に行く手間が省ける

iPhoneが故障した場合、お店にもっていき修理してもらうのが基本です。
しかし、自分でiPhoneを修理すればその手間が省けます。

近くにiPhoneを修理してくれるお店がないという人でも、iPhoneを修理できるのはうれしいポイントですね。
お店に足を運ぶまでの交通費、iPhoneをお店に送るための梱包代・送料などの節約にも繋がります。

修理費用を安くできる

修理業者に依頼すると、パーツ代+手間賃分の料金がかかります。
しかし、自分で修理すればパーツ代しかかかりません。
修理道具をもっていない人は購入する必要があります。

しかし、現在はホームセンターや100円ショップなどで修理道具を数百円程度でそろえられます。
そのため、安くiPhoneを修理したいと考えている人はセルフ修理を検討しましょう。

デメリット

次に、自分でiPhoneを修理するデメリットを説明します。

修理するための道具をそろえる必要がある

iPhoneを修理するためには修理道具が必要です。
先ほど、ホームセンターや100円ショップなどで修理道具は数百円程度でそろえられると説明しました。

金銭的な負担は少ないかと思います。
しかし、道具をそろえる手間がかかります。
この手間を省きたいのであれば、業者に修理を依頼した方がよいでしょう。

修理するための知識が必要

iPhoneを修理するためには、当然修理するための知識が必要です。
iPhoneの構造を把握しておく必要もあるでしょう。
人によっては修理する前に少し勉強する必要があります。
また、ある程度手先が器用でないと修理をやり遂げるのは難しいという問題も考えられます。

故障を悪化させるリスクがある

iPhoneは精密機械です。細心の注意を払って修理に取り組む必要があります。
一歩間違うと現在の故障をさらに悪化させる恐れがあります。

最悪の場合、データが消失したりiPhoneが起動しなくなったりすることもあるでしょう。
今のiPhoneが最悪壊れても問題ないのであれば構いませんが、修復不可になると困るという場合は業者に依頼した方が無難です。

正規の修理サービスを受けられなくなる

正規修理サービス以外の方法でiPhoneを修理した場合、不正改造とみなされる恐れがあります。

ちなみにiPhoneの解体や簡易的な部品交換をしただけでも、不正改造とみなされる場合があるので注意してください。
不正改造と判断されれば、Appleの保証期間内であっても正規修理サービスを受けられなくなります。

自分で修理する際の準備と必要なもの、そしてやり方

iPhoneを自分で修理する前にやっておくべきこと、そして修理に必要なものややり方などを説明します。
自分でも修理できますが、少しでも不安があるなら業者に依頼してくださいね。

準備

まずはiPhoneを修理する前にやっておくべきことを説明します。

データのバックアップ

iPhoneを修理するとデータが消える恐れがあるため、まずはデータのバックアップを取りましょう。
業者に依頼する場合も、必ずバックアップを取ってください。

静電気と湿気を除去する

修理中に静電気や水がiPhoneに流れ込むと、回路がショートする恐れがあります。
最悪の場合、iPhoneが起動しなくなるので注意してください。
静電気と湿気をしっかり除去してから修理に取りかかりましょう。

修理する場所の用意

iPhoneは必ず“綺麗な場所”で修理してください。
なぜなら、精密機器のiPhoneはホコリに非常に弱いからです。

必要なもの

iPhoneを自分で修理する場合は、以下のものが必要です。

  • 交換するパーツ
  • 星型のドライバー
  • 精密ドライバー
  • ヘラや吸盤
  • ピンセット

やり方

iPhoneを自分で修理する場合の大まかなやり方を説明します。

  1. ライトニングコネクタの横にあるネジを2つ星型のドライバーで外す
  2. ヘラや吸盤を使ってフロントパネルを開く(フロントパネル上部のケーブルを切らないように注意)
  3. 精密ドライバーやピンセットを使い、ケーブル固定版のネジを外す
  4. ケーブルをソケットから取り出し、フロントパネルを外す
  5. 故障したパーツと新しいパーツを交換する

不安な人は修理店に依頼しよう

iPhoneを自分で修理するのはいろいろなリスクが伴います。
修理に慣れていなければ不安を感じるかと思います。
そのような人はお店に修理を依頼しましょう。
iPhoneを修理してくれる2つのお店を紹介します。

Apple正規店

Apple正規店とは、Appleが直接運営しているお店や契約を結んでいる修理店などのことです。

Appleの保証サービスに入っていれば、保証適応価格でiPhoneを修理してもらえます。
しかし、Apple正規店に修理を依頼するとデータはリセットされます。
事前にバックアップをとっておきましょう。

街の修理屋さん

街の修理屋さんに依頼すれば、Appleの保証サービス加入の有無に関わらず、比較的安価で修理してもらえます。

また、修理時間が短い傾向にあるのも街の修理屋さんの強みです。
しかし、修理料金や修理内容は店舗によって異なります。
事前に下調べすることをおすすめします。

iPhoneの修理に関するQ&A

iPhoneの修理に関するよくある質問に回答します。

スマホのバッテリーは自分で交換できる?

自分で交換できます。
新しいバッテリーを購入して、古いバッテリーと交換しましょう。
しかし、自分で交換すると不正改造とみなされ、電波法に引っかかる恐れがあります。

iPhoneのバッテリーを自分で交換する場合にかかる費用は?

機種にもよりますが、Apple正規店に依頼する場合は5,400~7,400円です。
街の修理屋さんでiPhoneのバッテリー交換を依頼した時の相場は、4,000円前後です。
自分で交換する場合は、2,000円前後でバッテリーを交換できます。

iPhoneの基盤は自分で修理できる?

自分で修理できます。
しかし、非常に難しい作業なので、修理初心者は業者に依頼した方がよいでしょう。

タッチパネルが反応しない!自分で修理できる?

自分で修理するのは大変困難です。
そのため、業者に依頼した方がよいでしょう。
ちなみに、修理に出さなくても直る場合があります。
アプリを消したりメモリを開放したりと、まずは簡単な対処方法から試してください。

iPhoneの音量ボタンは自分で修理できる?

自分で修理できます。
しかし、修理に出す前にできる対処方法があります。
まずはその対処方法を試してください。

iPhoneの外装交換は自分でできる?

自分で交換できます。
しかし、こちらも難易度は高めなので注意してください。

iPhoneの画面を自分で修理するのは違法?

違法ではありません。
しかし、その端末で電波を発した場合、電波法違反になります。

充電器は自分で修理できる?

可能ではありますが、発熱・爆発の危険があるため、業者に依頼した方が安心です。
もしくは、充電器の買い替えを検討しましょう。

iPhoneのマイクは自分で修理できる?

修理できますが、業者に依頼した方が安全性は高いです。
自分で修理すると端末の故障リスクが高まるのはもちろん、電波法違反として処罰されるリスクがあります。

6ヶ月の保証期間で安心「アイサポ」

アイサポ iphone修理

出典:アイサポ

全国300店舗を展開するiPhone修理のプロフェッショナル「アイサポ」。

最短30分で修理してくれるだけでなく、データも保護してくれる技術を持っています。修理満足度も5年連続で3冠を受賞するほど。

修理費用も部品単位で修理してくれるので、メーカーと比較すると最大70%OFFの値段で修理してくれますよ。万が一対応後に不具合が出ても、メーカー保証の2倍もの保証期間があるので安心ですね。

電話だけでなくWEB予約でも予約可能なので、都合のよいタイミング・場所で修理を依頼できるのも強みです。

\最短30分のスピード修理/

アイサポでiPhone修理

こちらの記事では、アイサポの口コミ・評判についてまとめています。併せてご覧ください。

修理のプロが最短30分で対応してくれる「iCracked」

icracked_iPhone修理

出典:iCracked

iCrackedは、総務省にも登録されているシリコンバレー創業のiPhone修理業者です。

厳しいトレーニングと認定試験に合格した修理スタッフ「iTech(アイテック)」が常駐しており、対面で修理してくれます。初めて依頼をする方でも安心ですね。

高品質なパーツを使用し、データを保護した上で最短30分で修理してくれます。修理後も3ヵ月の保証期間があるなど、アフターサポートが充実しているのもポイントです。

店頭・郵送修理に対応しており、電話かWEBで事前予約できます。営業時間や定休日は店舗によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

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まとめ

今回は、iPhoneを自分で修理できるのかをテーマに説明しました。
結論、iPhoneは自分で修理できます。
セルフ修理するのも違法ではありません。

しかし、セルフ修理すると不正改造とみなされ、技適マークの効力が剥奪される恐れがあります。

技適マークの効力が剥奪された端末で電波を発すると、電波法違反になるので十分注意してください。
そのため、修理した後もiPhoneを使い続けたいのであれば、業者に修理を依頼しましょう。
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