
パソコンを使っていると、時々起こることがあるフリーズ。その場合は、強制終了しましょう。
しかし「強制終了のやり方が分からない」「なぜか強制終了できない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は強制終了の正しいやり方や、強制終了できない場合の対処方法などを説明します。
INDEX
パソコンの強制終了のやり方
アプリとWindowsを強制終了するやり方を説明します。強制終了する場合の注意点も説明していきます。
パソコンの強制終了のやり方
【注意点】強制終了で保存前のデータが消える可能性が高い
強制終了のやり方を知る前に、覚えておきたいことがあります。それは「強制終了すると保存前のデータが失われる可能性が高い」ということです。
データが消えると都合が悪い場合は、少し時間をとってフリーズから復帰するのを待ちましょう。
もし改善しない場合は、PCホスピタルのようにデータを保護した修理をしてくれる修理店に相談してもよいかもしれません。
アプリを強制終了する方法
アプリは、以下の方法で強制終了させられます。
- 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押し、タスクマネージャーを起動
- 「詳細」をクリック
- 「プロセス」をクリックし、強制終了させたいアプリを選択
- 「タスクの終了」を実行
Windowsを強制終了する方法
Windowsは、以下の方法で強制終了させられます。
- 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押す
- 電源のアイコンをクリック
- 再起動を選択
上記の方法が使えない場合は、電源ボタンを10秒ほど長押ししましょう。
アプリを強制終了できない場合の対処方法
アプリを強制終了できない場合の対処方法を、3つ紹介します。
最も簡単なのは、ショートカットキーを使う方法です。
アプリを強制終了できない場合の対処方法
ショートカットキーを使う
ショートカットキーを使ってアプリを強制終了する方法は以下の通りです。
- 強制終了させるアプリのウィンドウを「アクティブ」にする
- 「Alt」+「F4」をアプリが強制終了するまで押し続ける
- 少し待ち、アプリのウィンドウが閉じれば強制終了成功
タスクキルを実行する
Windowsには、アプリやプロセスを終了させるプログラムが仕込まれています。この段落で説明するのは、そのプログラムを使って強制終了する方法です。
さまざまなやり方がありますが、最も簡単なのは初めに紹介するやり方です。
ショートカットから実行する方法
ショートカットを使ってタスクキルする方法は以下の通りです。
- デスクトップ上で右クリック
- 「新規作成」→「ショートカット」の順でクリック
- 「項目の場所を入力してください」という欄に「taskkill /F /FI “STATUS eq NOT RESPONDING”」を入力
- ショートカット名を設定し「完了」をクリック
- デスクトップにショートカットが作成されたら、それをダブルクリックし実行
- アプリの強制終了成功
コマンドラインから実行する方法
コマンドラインを使ってタスクキルする方法は、以下の通りです。
- 「スタート」を右クリックし「Windows PowerShell」を選択
- 「はい」をクリックしたら「tasklist」というコマンドを入力して、エンターキーを押す
- PowerShellに「taskkill /IM (アプリの名前) /F」というコマンドを入力し、エンターキーを押す
- 「プロセスは強制終了されました」と表示されれば成功
出典:IT HOOK
パソコンを再起動する
アプリのみならずシステムに問題が起きているため、アプリを強制終了できないケースもあります。これまで紹介したやり方を試しても解決しない場合は、パソコンを再起動しましょう。
パソコンが再起動できない場合は、パソコンの電源ボタンを10秒ほど長押しし強制終了してください。
Windowsを強制終了できない場合の対処方法
Windowsを強制終了できない場合、システム自体がフリーズしていると考えられます。強制終了すれば直る可能性が高いのですが、パソコンに負荷をかけるためあまりおすすめしません。
そのため、まずは強制終了以外の方法でパソコンが直らないか試しましょう。それでも解決しない場合は、強制終了を行ってください。
Windowsを強制終了できない場合の対処方法
グラフィックドライバーを再起動する
システム全体がフリーズしているのではなく、ディスプレイの更新が止まっているだけであれば、グラフィックドライバーを再起動するとパソコンが動く場合があります。
エクスプローラーを再起動する
Windowsのシステム全体ではなく、スタートボタンやフォルダなど、一部の機能のみがフリーズしている場合があります。その状態であれば、エクスプローラーを再起動することでパソコンが復帰する場合がありますよ。
以下の方法でエクスプローラーを再起動しましょう。
- 「Ctrl」+「Alt」+「Delete」を押し、タスクマネージャーを起動
- 「詳細」をクリック
- プロセスタブで「エクスプローラー」をクリック
- 右下にある「再開」をクリック
ケーブルやパソコンの周辺機器を外す
パソコンに繋げている周辺機器が原因で、パソコンがフリーズする場合があります。そのため、USBデバイスやLANケーブルなど、パソコンの周辺機器を一旦すべて取り外してください。
それでもパソコンが動かない場合は、強制終了を行いましょう。
電源ボタンを長押しする
これまでの対処方法を試してもパソコンが動かない場合は、強制終了を試みましょう。強制終了のやり方は、電源ボタンを10秒ほど長押しするだけです。
パソコンの電源が切れたかは、電源ランプで確認しましょう。
強制終了のやり方を確認する
大抵のパソコンは、電源ボタンを10秒ほど長押しすると強制終了できます。
しかし使っているパソコンによっては、多少やり方が異なる場合がありますよ。パソコンの製品マニュアルを見て、強制終了の正しいやり方を理解しましょう。
以下の点に注意して行ってください。
- 機種によっては、電源ボタンをかなり長く押し続ける必要がある(1分程度)
- 「Surface」を使っている場合は、ツーボタンシャットダウンを試す
- 機種によっては「シャットダウンホール」という強制終了を行うためのボタンが備わっている
(その場合、初めにシャットダウンホールで強制終了できないか試す)
電源を強制的に落とす
何をしても強制終了できない場合は、電源の供給を断ちましょう。具体的には、パソコンに繋いでいる電源ケーブルをコンセントから抜いてください。
バッテリー内蔵型のノートパソコンを使っている場合は、電源ケーブルを抜いた後にバッテリーも取り外してください。
強制終了しても再起動する場合の対処方法
「強制終了してもなぜか再起動する」という症状が現れる場合は、以下の原因が考えられます。
- 高速スタートアップ機能の不具合
- システムエラーが発生し、自動で再起動する機能が動いている
この問題の対処方法を3つ説明します。
強制終了しても再起動する場合の対処方法
Shiftキーを押す
Windowsは、高速スタートアップ機能が動いている状態だと完全にシャットダウンしません。なぜなら高速でパソコンを起動するために、一部のシステム情報を保持してシャットダウンするからです。
しかし「Shift」を押しながらシャットダウンすれば、そのときだけ完全にシャットダウンできます。まずはShiftキーを押しながら、シャットダウンを試してください。
高速スタートアップ機能を停止する
高速スタートアップ機能に異常があると、以下のような症状が現れます。
- シャットダウンしても再起動する
- パソコンの誤作動が多くなる
- ブルースクリーンエラーが発生する
この場合、高速スタートアップ機能を停止すると解決する場合があります。
高速スタートアップ機能を停止する方法は、以下の通りです。

- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「コントロールパネル」を検索しアプリを開く
- 「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」→「電源ボタンの動作を選択する」の順にクリック
- 「システム設定」内の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「シャットダウン設定」にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
再起動機能を停止する
Windowsには、システムエラーが発生すると自動で再起動する機能が備わっています。強制終了しても再起動する場合は、この機能が誤作動を起こしていると考えられますよ。
そのため、以下の方法で再起動機能を停止しましょう。
- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「コントロールパネル」を検索しアプリを開く
- [システムとセキュリティ]→[システム]→[システムの詳細設定]をクリック
- [起動と回復]の[設定]をクリックし、[自動的に再起動する]のチェックを外す
- [OK]を選択
シャットダウンが終わらない場合の対処方法
強制終了してもシャットダウンが終わらない場合の対処方法を、3つ説明します。
シャットダウンが終わらない場合の対処方法
Windows Updateを行う
以下の手順を参考にしながらWindows Updateを試してみてください。

- 画面左下タスクバー内の検索ボックスで「設定」を検索しアプリを開く
- 「更新とセキュリティ」をクリック
- 「Windows Update」→「更新プログラムの確認」の順に選択
- 更新プログラムがあれば、手順に従いインストールする
パソコンに繋げている外部機器をすべて外す
ドライバや周辺機器が、シャットダウンを妨害している場合があります。 そのため、パソコンに接続している外部機器を一度外しましょう。
ハードディスクのエラーチェックを行う
ハードディスクのエラーチェックは、以下の方法でできます。
- Windowsのボタンを右クリックし「エクスプローラー」をクリック
- OSがインストールされているハードディスクドライブを選択(設定を変更していなければCドライブを選択)
- ハードディスクドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「ツール」→「エラーチェック」→「チェックボタン」の順でクリック
エラーが検出されると再起動を促されます。
WindowsとMacのパソコンを強制終了する方法も参考にしてください。
パソコンを強制終了・データ保護できるおすすめ修理店

出典:PCホスピタル
強制終了を試してみたけれどそれでも解決しないときは、「PCホスピタル」に相談しましょう。
年中無休&全国対応のパソコントラブル解決サービスです。最短即日でデータ保護した修理も可能ですよ。
持込修理・出張修理・宅配修理に対応しているので、パソコンの状況や生活スタイルにあわせて修理方法を選べますよ。WEBでも24時間受付可能なので、都合のよいタイミングで一度相談してみてください。
電源トラブルの修理費用
PCホスピタルでは、基本料金+出張料金+作業料金の合計金額が修理費用となります。この金額以上かかることはありませんし、無料で事前に見積ももらえるので安心です。
例えば、「強制終了したパソコンが正常に起動しなくなった」という症状を出張にて修理してもらった場合、修理費用は8,800円(基本料)+2,200円(出張料金)+22,000円(作業料金)=33,000円です。
またパソコンの症状によるだけでなく、学生や65歳以上の方は10%OFFになるので、この金額を鵜吞みにせず一度見積もってもらうのがおすすめですよ。
修理依頼の流れ
PCホスピタルの口コミ
PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。
- その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
- ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
- 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。
出典:みん評
PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について解説している記事もあるので、併せて参考にしてくださいね。
他のサービスも検討したい方はパソコン修理業者はどこがいいかを解説している以下記事もご一読ください。
「パソコンを強制終了できない」を防ぐ対策
パソコンを強制終了できない事態にならないために、普段から以下の点に気を付けパソコンを使用しましょう。
「パソコンを強制終了できない」を防ぐ対策
パソコンが高温になるのを防ぐ
パソコンの高温状態が続くと熱暴走を起こしてしまい、フリーズなどの症状を起こします。
パソコンが高温になってしまう原因には、以下の様なものがあるので気を付けましょう。
- CPUのスペック不足
- 冷却機能のトラブル
- 長時間の使用(部品の発熱)
- 室温などの使用環境
CPUに高負荷がかかるとCPUは発熱していきます。パソコンには熱暴走を防ぐためのファンが付いていますが、ファンが故障・ほこりがたまるなどすると、パソコンが熱くなり不具合を起こします。
また、35℃以上の環境だと、うまく作動しないこともあるので気をつけましょう。
パソコンの熱対策については、下記の記事も参考にしてみてください。
定期的にデフラグを行う
デフラグとは、ファイルの断片化を解消する作業のことです。
パソコンを長年使用していると、ハードディスクのさまざまな場所に情報が書き込まれて、ひとつのデータの保存場所が複数に断片化してしまうことがあります。
この分散したデータを組み直す作業が「デフラグ」です。
「ドライブの最適化」という作業を行うことでデフラグができるので、習慣化するようにしましょう。
- PCフォルダを開く
- [ローカルディスク(C)]を右クリックして[プロパティ]を選択
- [ツール]を選択して、[ドライブの最適化]をクリック
バックグラウンドアプリを見直す
画面上には表示されずに裏で動作・スタンバイしているアプリを、バックグラウンドアプリといいます。
実際にアプリを使用していなくてもメモリを消費しているため、フリーズが頻発する場合はバックグラウンドアプリを見直しましょう。

- Windowsボタンを右クリック
- [設定]を選択
- メニューの中から、[プライバシー]を選択
- [バックグラウンドアプリ]を選択し、特定のアプリの実行を許可しないようにする
出典:Microsoft
パソコンを強制終了できない・シャットダウンが終わらない!まとめ
今回は、パソコンを強制終了できない場合の対処方法を説明しました。
まずは、強制終了のやり方が間違っていないか確認しましょう。間違っていなければ、ショートカットキーやタスクキルなどを使って強制終了を試みてください。
Windows自体を強制終了できない場合は、グラフィックドライバーやエクスプローラーなどを再起動しましょう。何をしても解決しない場合は、電源ボタンを10秒ほど長押ししたり電源ケーブルを抜いたりして、強制終了してください。
全ての対処法を試してみても解決しないときは、「PCホスピタル」のようなパソコン修理業者へ相談・依頼がおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、パソコンが強制終了できないトラブルを解決してくださいね。

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