
かばんの持ち手は触る機会が多いため、傷んだりボロボロになったりしやすい部分です。
そこで今回は「持ち手だけ修理してかばんを使い続けたい」という人のために、持ち手の修理方法について詳しくご紹介します。
かばんの持ち手がボロボロになる原因
かばんの持ち手は、なぜボロボロになるやすいのでしょうか。
その理由は素材やかばんの扱い方が大きく関係しています。
持ち手がボロボロになりやすい人は、まず以下の原因に思い当たることがないかチェックしてみてください。
劣化しやすい素材が使われている
持ち手の素材に合皮(合成皮革・フェイクレザー)が使われている場合、ほかの素材よりもとくにボロボロになりやすいです。
これは合皮によく使われる「ポリ塩化ビニール」や「ポリウレタン樹脂」がほかの素材に比べ、素材としての寿命が短いからです。
また、合皮のかばんは使わずに保管していても湿気や紫外線などの影響を受けて劣化します。
そのため、使用時とともに保管方法にも十分注意が必要です。
とくに「クローゼットに長期間保管したまま」「直射日光がよく当たるところにかばんを置く」ということがないようにしましょう。
さらに合皮のかばんを複数個持っている場合は、かばん同士がくっ付いたり重なった状態になったりしないように収納・保管することが大切です。
合皮のかばんは劣化すると表面がべた付き、進行するとくっついたままの状態になりはがれにくくなります。
「かばんを購入してからそれほどたっていないのに持ち手にひび割れが起きている」という人は、素材に合皮が使われている可能性が高いです。
または保管の仕方が適切でなかった可能性があります。
かばんの使いすぎ
かばんの使いすぎも、持ち手がボロボロになる原因の一つです。
かばんを使う頻度が高い分持ち手に触れることが多いため、どうしてもダメージが加わって劣化しやすくなります。
短いスパンでかばんを買い替えるつもりなら問題ないですが、できるだけ長持ちさせたいのであれば毎日同じかばんを使うのは避けてください。
複数のかばんをシーンごとに使い分けて使用するか、ローテーションを決めて使いましょう。
また定期的にかばんを適切な方法で休ませてください。
誤った方法で保管・収納をすると劣化が進むため気を付けましょう。
収納の仕方が悪い
収納の仕方次第でも、かばんの持ち手はボロボロになります。
自分がどのような環境にかばんを収納しているか見直してみましょう。
一般的にかばんは使ったら、汚れやホコリを落として通気性のよいところに収納します。
湿気がたまる場所や直射日光が当たる場所に置いてしまうと、水分や暑さでかばんがダメージを受けるため避けてください。
また雨の日に使った際には、完全に乾かしてから収納するのがベストです。
収納する際はかばんに荷物を入れたままフックなどにつるしてしまうと、かばんの持ち手に負担がかかり傷みやすくなります。
そのためかばんを長持ちさせたいのなら、かばんの中身を出して収納棚などに置いて収納しましょう。
かばんを買い替えるか持ち手を修理するかの判断基準は?
実際にかばんの持ち手がボロボロになったとき「かばんを買い替えるべき」か「持ち手を修理して使い続けるべき」かどうか迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで、どちらを選択すべきかの判断基準の目安をご紹介します。
合皮なら買い替えを
人工的に作った合皮は軽くて水に強いですが、どんなに丁寧に使っていても2~3年程度で寿命を迎えます。
寿命を迎えた合皮は、生地がボロボロになったりべた付いたりして使い続けることが困難になります。
そのため3年以上使い続けて持ち手がボロボロになった合皮のかばんであれば、新しいかばんの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
本革なら修理を
一方本革は重くて水に弱いなどのデメリットはありますが、合皮に比べて寿命が長く10年以上は使えるといわれています。
持ち手もそう簡単に悪くなることはないですが、使用頻度や使い方次第ではボロボロになることもあります。
そのような状態になった本革のかばんは、革の経年変化がいい味わいになってくる頃合いでしょうから、持ち手部分のみを修理して使い続けてみるとよいでしょう。
修理費用で判断する方法も
合皮・本革のかばんともにボロボロになった持ち手部分を修理することは可能です。
しかし思っている以上に修理費用がかかるなら、新しいかばんを買った方がお得なこともあります。
そこで持ち手の修理費がどれくらいかかるのかを知っておきましょう。
まず自分で修理する方法はいくつかあり、その中にはお金をかけずにまたは低価格で対処できる方法があります。
しかし「失敗するのが心配」「ボロボロ具合がひどい」という場合には、ヘタに自分で修理するよりも修理専門店に依頼した方がいいでしょう。
修理専門店に依頼する場合、持ち手の修理費にはおおよそ5,000円~10,000円かかるケースが多いです。
修理費用はかばんの状態や修理内容、依頼する業者によっても異なります。
そのため修理専門店に依頼するなら、複数のお店に見積もりを出してもらいましょう。
自分で修理する方法を紹介!どんな方法があるのか?
では、かばんの持ち手のセルフ修理にはどのような方法があるのでしょうか。
本格的な修理方法から応急処置としての対処法までご紹介します。
新しい持ち手に交換する
かばんの形状にもよりますがかばん本体と持ち手の間が金具でつながっている場合、持ち手を新しいものに交換することが可能です。
ネットショップなどでも着脱式の持ち手が販売されているため、かばん本体に合うデザインや大きさのものを探してみるとよいでしょう。
この方法は「簡単に交換できること」「持ち手の長さを変えられること」がメリットです。
持ち手の長さに不便を感じていた人なら、この機会にちょうどよい長さの持ち手に交換するのもおすすめです。
見た目も使い勝手もアップするでしょう。
ただし持ち手がかばん本体に縫い付けられているタイプの場合は、いったん縫い目をほどいてから縫い直す必要があるため素人が修理するのはかなり難しいです。
業者に依頼するか別の方法を試しましょう。
ハンドルカバーをつける
持ち手に「ハンドルカバー」を取り付ける方法もあります。
ボロボロになった部分を簡単に隠すことができるため手軽でおすすめの方法です。
ホックボタンで留めるだけなので特別な技術も必要なく、かばん本体の雰囲気に合ったものを選べば周囲に気付かれることもありません。
またあえて今までと違うカラーのハンドルカバーを選んで、かばんの雰囲気を変えてみるのもよいでしょう。
かばんを新しく買い替えたような新鮮な気分を味わえるはずです。
スカーフで補強する
ボロボロになった持ち手の部分に「スカーフ」を巻きかばんをリメイクしてみるのもおすすめです。
好きなデザインのスカーフを持ち手にぐるぐると巻き付けることで、ボロボロになった部分を隠すと同時にかばんのアレンジが楽しめます。
家にあるスカーフを使えばお金をかけずに持ち手を補強できます。
気分によってスカーフを付け替えてみるのもよいでしょう。
巻き付ける際はスカーフを幅5cmほどに細長く折り、持ち手の一方の根元部分に結び付けます。
持ち手に添ってぐるぐると巻いていき反対側の根元に結び付けて完成です。
補修テープを使う
「合皮専用の補修テープ」を使って持ち手を修理することも可能です。
テープの幅やカラーも豊富にあるため、かばんに合ったものを選ぶとよいでしょう。
使い方は裏紙をはがして持ち部分に貼るだけです。
持ち手に油分やホコリ、水分が残っているとはがれやすくなるため、きれいに拭いてから貼り付けましょう。
補修テープは数百円で購入できるため費用を抑えて持ち手を修理したい人にぴったりです。
ぜひチェックしてみてください。
専門業者に修理してもらう場合の依頼先とメリット
自分で持ち手を修理するのが難しい場合は、プロに修理を依頼しましょう。
ここからは依頼の仕方や、プロに依頼するメリットについてご紹介します。
かばんを購入した店や修理専門店に依頼できる
ブランド品のかばんであれば「ブランド直営店」か「修理専門店」のどちらかに依頼しましょう。
量販店などで購入したかばんの場合は、販売店に修理依頼するのは無理なため修理専門店に依頼してください。
ブランド直営店での修理は、既存のものと同じ持ち手に交換してもらえるのがメリットです。
ただし保証期間をすぎてしまうと修理費用が高額になり、修理に時間を要することもあるため事前に確認しましょう。
修理専門店に依頼する場合は、ブランド直営店に比べて修理費用が安く仕上がりも比較的早い傾向にあります。
その反面持ち手は代替品での修理になるため、ブランド価値が落ちてしまうことになります。
プロに依頼するメリットは仕上がりのきれいさ
プロに依頼することで得られることは多くあります。
その最大のメリットこそが「きれいに仕上がる」という点です。
自分で修理する場合はどうしても失敗する心配がありますが、プロに依頼すればまるで購入したときと同じような仕上がりにしてもらえます。
また持ち手の劣化以外にも不具合があれば、まとめて修理を依頼できるというのもメリットでしょう。
「ファスナーの動きが悪い」「金具が外れかかっている」など、気になる箇所があれば一緒に修理依頼してしまいましょう。
自力で修理が難しいなら、宅配クリーニング「リナビス」がおすすめ


出典:リナビス
「リナビス」は、創業60年を超える宅配クリーニング専門店です。
ブランドバッグや財布、靴など皮革製品のクリーニングを行う専門店ですが、バッグの糸のほつれ、持ち手の擦れ・剥げの修正や、色補正も対応してくれます。
「バッグ・鞄コース」「靴コース」「財布・小物コース」など、料金設定がわかりやすいのが特徴です。
送料は無料で、オールインパックでクリーニングと補正なども一緒にできるので、忙しい方にもおすすめ。自分で修理するのが難しい場合は、ぜひ依頼してみてください。
リナビスをおすすめする5つの理由
リナビスをおすすめしたい理由は、下記5つです。
- 創業60年以上の確かな技術力
- クリーニング不可の皮革製品・ブランド品の95%が取り扱い可能
- 送料無料の宅配クリーニングだから思い立ったらすぐ依頼できる
- クリーニングコースの料金がわかりやすい
- 有料オプションでカラーチェンジも可能
1.創業60年以上で安心のクオリティ
「クリーニングに出したら色落ちした」「補正された箇所に問題があった」など、お気に入りの皮革製品クリーニングに出してみて失敗した経験をした方も多いのではないでしょうか。
ブランドのバッグや靴、財布など思い入れのあるものほどクリーニングに出して大切に使い続けたいですよね。
リナビスは、熟練の職人が修復やメンテナンスを一つ一つ手作業で丁寧に対応しています。
創業60年以上を誇る確かなクオリティなので、安心してクリーニングをお願いできますね。
2.クリーニング不可の95%が取り扱い可能
リナビスで取り扱い可能な種類は、バッグ(鞄)、革靴・ブーツ・スニーカー、革ジャンや毛皮などの衣類、財布・小物などです。
素材は、皮革やムートン、スウェードやクロコを含む爬虫類製品、キャンバス生地、ナイロン生地など、ほとんどのブランド品のクリーニング&メンテナンスが可能です。
そのため、クリーニング不可の表示があっても95%のものはお手入れできます。
シミや汚れ、色移りのクリーニング、ひっかきキズや劣化による剥げ、1cm程度のほつれに金具やファスナーの破損の修復にも対応しています。
“おせっかい”がモットーの同サービスは、1~2cm程度のものであれば追加料金無しで修復してくれます。
3.宅配だから思ったときに注文できる
リナビスは、宅配クリーニングなので日本全国対応できます。
自宅から出ることなく、思い立ったときにネットからクリーニングの注文ができ、大変便利です。
クリーニングにありがちな、「後で出そうと思っていたのに、出すのを忘れた」が防げますね。
4.料金がわかりやすい
料金コースは「バッグ・鞄コース」「靴コース」「衣類コース」「財布・小物コース」の4種類。
すべて送料無料でわかりやすい料金体系です。
衣類コース以外のコースは、基本的なクリーニング・キズや擦れの修正・色補正・仕上げまでが全てセットになっています。
※衣類コースの色補正は別途料金が発生します。
コース内容 | 料金 |
---|---|
バッグ・鞄コース | 26,400円/1個 |
靴コース | 17,600円/1足 |
衣類コース | 15,400円/1着 |
財布・小物コース | 17,600円/1個 |
※品物の状態や希望などにより料金が変更になることもあります
5.有料オプションでカラーチェンジも叶う
バッグ・鞄コースでは、1品につき+8,250円で品物のカラーを変更できます。
「色に飽きてしまった」「気に入っているけれど年齢に合わない色になってしまった」など、バッグの色を変えて使い続けたい方は、有料のオプションで買い換えるよりもカラーチェンジがおすすめです。
濃色から薄い色のカラーチェンジはできない可能性があるため、事前に無料相談しましょう。
注文からクリーニング完了まで簡単4ステップ
リナビスは注文からクリーニング完了&お届けまでたった4つの工程です。
まずはネットで注文し、集荷キットが届いたら品物を詰めて送付してください。リナビスから見積もりが届いたら、承認してクリーニング開始されます
クリーニング検品後は、指定日に商品が自宅に届きます。
自宅に居ながら簡単4ステップで、面倒な皮革製品のお手入れが叶いますよ。
- ネットで注文(24時間・日本全国対応)
- 集荷キットへ品物を入れて送付
- 見積り確認
- クリーニング完了後、指定日に自宅へ届く
まとめ
かばんの持ち手がボロボロになる原因や自分で修理する方法、業者に依頼する方法などを詳しくご紹介しました。
持ち手の修理を自分で行うことも可能ですが、よりきれいな仕上がりを希望するならプロに依頼するのがおすすめです。
ぜひかばんの持ち手がボロボロで気になっていた人は、この記事を参考に修理・修繕を試みてはいかがでしょうか。

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