引き戸の鍵を簡単に後付け!おすすめの鍵や穴あけ不要なDIY方法も紹介

引き戸の鍵を簡単に後付け!おすすめの鍵や穴あけ不要なDIY方法も紹介

結婚や出産、両親との同居など、ライフスタイルが変化すると住まいに求める物も変わります。 特に、「防犯性を高めたい」「子供の危険を取り除きたい」ということであれば、できるだけ早く準備したいものですよね。

そこで今回は、引き戸に後付け可能な鍵の種類や、DIYでの後付け方法、業者に頼む際の相場など、網羅的にご紹介します。

引き戸に後付け可能なおすすめの鍵と費用

ここでは、引き戸に後付けできるおすすめの鍵や、後付け費用をご紹介します。

鍵のタイプ 引き戸錠(戸先錠) 引き違い戸錠(召し合わせ錠) 補助錠 電子錠 引き戸鎌錠
(サムターン)
ディンプルキー
用途 玄関・室内 玄関 室内 玄関 玄関・室内 玄関
防犯性
鍵取り付け費用 10,000~
30,000円
10,000~
20,000円
3,000~
15,000円
30,000~
100,000円
5,000~
15,000円
15,000~
30,000円

鍵を後付けする方法については、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。

引き戸錠(戸先錠)

引き戸錠(戸先錠)

主に玄関で使用されることが多いタイプですが、室内でも利用可能です。

引き戸錠は種類が豊富で、鍵本体が扉にはめ込まれる構造です。そのため穴あけ加工が必要で、自分で交換する難易度は高くなります。

DIYが得意でない場合は、鍵屋などの業者に依頼するほうがよいでしょう。取り付け費用は、おおよそ10,000~30,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 彫り込みタイプ・面付きタイプ・キーレスタイプなど、種類が豊富
鍵本体が扉にはめ込まれる構造で、特に面付きタイプは防犯性が高い
×構造上鍵の交換が難しい
×穴あけ加工が必要
×交換の際には、業者へ依頼することが必要な場合もある

引き違い戸錠(召し合わせ錠)

引き違い戸錠

引き戸同士が重なる中央に取り付ける錠です。主に引き違い戸で使用されます。

引き違い戸錠は費用が安く防犯性が高いのが特徴です。一方で1枚引き戸への取り付けはできず、穴あけ加工が必要になります。

DIYが得意でも、自分で取り付けるのはかなり難しいです。交換の際は業者に依頼しましょう。

取り付け費用は、おおよそ10,000~20,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 費用が抑えられる
防犯性が高い
×1枚引き戸には使用できない
×ふすまには取り付けできないことがある
×穴あけ加工が必要
×交換の難易度が非常に高いため、業者依頼となる場合がほとんど

補助錠

補助錠

主要な鍵とは別に取り付ける、サブの鍵としてよく使われるタイプの鍵です。

補助錠は費用がかなり安く後付けしやすいのが特徴です。鍵交換をしなくても「ワンドア・ツーロック」が実現できます。

一方で防犯性はあまり高くないうえ、片側からしか施錠できないタイプが多いです。自分で取り付け・交換しやすいのはメリットですが、あくまで補助の役割にしかならないことを覚えておきましょう。

取り付け費用は、おおよそ3,000~15,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 費用が抑えられる
自分でも簡単に取りつけできる
鍵を交換をせずとも「ワンドア・ツーロック」が実現できる
×防犯性が低い
×片側からしか施錠できないタイプが多い
×完全に施錠したい場合は、内と外の両側に取り付けなくてはならない

電子錠

電子錠

鍵を使わずに施錠できる特殊なタイプの鍵です。

電子錠は種類が多くかなり防犯性が高いのが特徴です。暗証番号や指紋認証などのタイプだと、鍵の持ち運びもいりません。

一方で取り付け費用はもっとも高額で、誤作動や電池交換が必要いなるタイプもあります。防犯性が高い電子錠ほど自分で交換・取り付けるのも困難です。

取り付け費用は、おおよそ30,000~100,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 「指紋認証」「スマートキー」「暗証番号」「リモコンキー」など、鍵の種類が豊富
鍵を持つ必要がない
犯性がかなり高い
×設置費用が高額
×電池式の場合、電池切れで作動しなくなるおそれがある
×誤作動が起きる可能性がある
×ふすまには取りつけできないことがある

賃貸で勝手に電子錠取り付けができない場合や、初心者向けの電子錠を探している場合は、スマートロックなどの導入も検討してみましょう。

玄関の鍵を電子錠に交換する方法は、以下の記事でも紹介しています。詳細を知りたい方はあわせてチェックしてみてください。

引き戸鎌錠(サムターン)

引き戸鎌錠

出典:美和ロック

1枚引き戸におすすめかつ主流な鍵が引き戸鎌錠です。戸先錠の一種でもあり、外からは鍵で開け、内からは「サムターン(つまみ)」で開閉します。

安価な費用のわりに防犯性が高いのが特徴です。キーレスタイプなど様々な種類があります。

一方で別の鍵に交換しにくいというデメリットがあります。自分で交換するのも比較的難易度が高いため、、DIYに自信がある方以外は避けましょう。

取り付け費用は、おおよそ5,000~15,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 費用が安いわりに防犯性が高い
キーレスタイプなど種類が豊富
×別の鍵に交換しにくい

ディンプルキー

ディンプルキー

シリンダー錠の中で最も防犯性が高いのがディンプルキーです。主に玄関ドアの鍵として使用されます。

ディンプルキーピッキングに非常に強く、かなり防犯性が高いのが特徴です。1枚引き戸や引き違い戸にも取り付けできます。

種類が豊富で様々なタイプがあるため、自分の好みに合わせて鍵を選べるのもメリットです。

一方で合鍵を作製できる鍵屋が少ないのはデメリットといえるでしょう。技術力の高い鍵屋でないと合鍵作成できないので注意してください。

取り付け費用は、おおよそ15,000~30,000円程度で、これに部品代が加わります。

自分で交換するメリット・デメリット 構造上ピッキングされにくく、防犯性がかなり高い
防犯性を強化できる製品もある
1枚引き戸にも引き違い戸にも取りつけができる
キーレスタイプなど種類が豊富
×合鍵を作るのが難しい

ディンプルキーの鍵交換費用や、ディンプルキーの合鍵作成費用・時間の目安については、下記の記事を参照してください。

カギ110番

DIYでOK!簡易的な補助錠で鍵を後付け

鍵の取り付け作業は自分で行い費用を抑えつつ、防犯性を高めたいという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、DIYが苦手な方でも簡易的に後付けできる方法をご紹介します。

賃貸でも安心!穴あけ不要の後付け方法

賃貸物件に住んでいる場合、部屋の壁やドアに傷を付けると修理費を請求されるなどのトラブルに発展する可能性があります。

後付けの鍵で主流な「戸先錠」「召し合わせ錠」はドアに直接組み込むため、賃貸物件だと歓迎されないこともあるでしょう。

このような場合は、粘着テープネジタイプのものがおすすめです。そこで、ここでは穴あけ不要な後付け方法をご紹介します。

賃貸の鍵交換については、下記の記事でも紹介しているので併せてチェックしてみてくださいね。

玄関におすすめな後付け製品

後付け可能かつ穴あけ不要の鍵は、粘着テープやネジで取りつける補助錠になります。 しかし、補助錠はあくまで簡易的な鍵なので、耐久性が心配です。

高い防犯性を求める場合は、補助錠を複数利用する定期的な交換をするなど、工夫しましょう。穴あけ対応が可能な賃貸物件や持ち家の方は、防犯性の高い穴あけ対応の鍵も検討してみてください。

おすすめの製品は「日中製作所 198-U」です。

引き違い戸錠の横にネジと両面テープで取りつけます。 ネジでドアに取り付けるだけなので、簡単に取りつけることができ便利です。

ただし、鍵をあける際は、鍵穴をドアから取り出さなければならず、ちょっとした手間がかかります。

室内におすすめな後付け製品

子供やペットが室内に入り込まないようにするなど、安全性向上が目的ならテープタイプという選択肢もあります。 ネジなどの道具も必要なく気軽に接着できるのが魅力です。

おすすめの製品は「マドガード」です。

窓用の補助錠ですが、簡単に取り付けることができます。 ただし、粘着テープで接着しているため、経年劣化します。

また、扉の重量や材質によっても、性能が発揮されないこともあるでしょう。 防犯性は低いので、目的が合致する場合に利用することがおすすめです。

子供がいる場合はストッパーも検討

月齢が高くなると、赤ちゃんでも引き戸を自分で開け、自由に動けるようになります。 しかし、事故などのトラブルを防ぐためには、補助錠だけでなくストッパーも検討してもよいでしょう。

おすすめの製品は「happilax ベビーガード チャイルドロック」です。

ベルトの留め具部分でロックするタイプのストッパーです。 粘着テープで貼り付けるので、賃貸住宅などでも気軽に利用することができます。

長さを変えることもできるので、引き戸の大きさや場所に左右されることもありません。 直角に取り付ければ、引き出しなどにも設置可能なので、いたずら防止にも利用できるでしょう。

DIYが苦手なら業者におまかせ

穴あけ加工のように精度の高さが求められる場合、鍵屋などのプロに依頼することも一つの手段です。「DIYに自信がない」「できるだけ手間をかけたくない」という方は、ぜひ下記を参考にしてください。

以下の記事ではおすすめの鍵取り付け業者を紹介しているので、チェックしておきましょう。

鍵の後付けにかかる費用の相場

先の項目でもご紹介した通り、鍵の後付けにかかる費用は、鍵の種類によって変わります。 施行の相場も業者によって異なりますが、おおむね2万円前後で取りつけられることが多いです。

鍵の後付けができる!おすすめ鍵専門業者

出典:カギ110番

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カギ110番の口コミ・評判についても紹介している記事もあります。ぜひ参考にしてください。

まとめ

引き戸に後付けできる鍵の種類は、様々に選ぶことができます。目的によって使い分けることが重要です。

DIYでも取りつけることは可能ですが、ほとんどの場合、穴あけ作業が必要になるため、慎重な作業を要します。 「DIYに慣れていない」「自分で付ける自信がない」という方は、業者に依頼するなどもぜひ検討してみてくださいね。

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