カーナビの地図更新方法をメーカー別に解説!更新料金の目安も

カーナビの地図更新方法をメーカー別に解説!更新料金の目安も

カーナビの地図が古いと、経路がわかりにくく大変不便です。
カーナビの地図は定期的に更新し、なるべく最新の状態を維持しておきましょう。
今回は、カーナビの地図更新方法について「種類別」「メーカー別」にまとめて紹介します。

カーナビは地図更新できる?

カーナビの地図が古い場合、「目的地までの誤経路を案内される」「新しくできた道路を反映できず遠回りになる」など運転するうえでさまざまな不便が生じます。
地図情報は時間が経つと古くなるため、定期的に更新しなるべく最新の情報を取り込みたいものです。

一部例外はありますが、ほとんどのカーナビでは地図更新が可能です。
中には一定期間に限り無料の地図更新サービスを提供しているメーカーもあります。
カーナビに付属の取扱説明書などで確認してみましょう。

ただし安価なポータブルナビなどの場合、無料の地図更新期間が切れたあとは一切更新できなくなるケースもあります。
地図をこまめにアップデートしたいなら、無料更新期間の終了後も地図更新できる機種を選ぶのがおすすめです。

カーナビの地図更新の主な方法

地図更新の方法は種類やメーカーによってさまざまですが、大きく分けて4通りの方法が挙げられます。
以下カーナビの地図更新の主な方法をご紹介します。

方法1:SDカードなどのメディアで更新する

新しい地図情報の入ったメディアをカーナビに挿すだけなので、手間もかからず簡単に更新できます。

メディアを挿しておけば車を運転中でも更新できるので、多忙でなかなか時間を取れない方にもおすすめです。
後述するPCを使ったダウンロードの必要もないため、PCをお持ちでない方でも使えます。

方法2:PCでデータをダウンロードして更新する

次に、PCで最新データをダウンロードして更新する方法です。
カーナビの地図更新サイトにアクセスし、そこからダウンロードしたデータをSDカードに保存したのち、それをカーナビに挿して地図更新します。

方法1に比べると、PCが必要な点やダウンロードの手間がかかる点はデメリットですが、比較的費用を抑えられるメリットもあります。
PCをお持ちで、なおかつ低価格で地図更新したい方におすすめの方法です。

方法3:メーカーに郵送する

カーナビの中には、内蔵HDDに地図データを保存する「HDDナビ」と呼ばれるタイプがあります。
かつてはカーナビの主流とされていましたが「メモリーナビ」や「ポータブルナビ」などの普及により、現在ではやや下火気味です。

お持ちのカーナビがこのHDDナビの場合は、メーカーに依頼することで地図更新できます。
ただしHDDに直接データを書き込むため、カーナビからHDDを取り外す必要がある点は要注意です。

方法4:ディーラーやショップに依頼する

上述のHDDナビや車メーカーの内蔵型純正ナビを使っている場合は、ディーラーやショップに更新を依頼する方法もあります。
カーナビの取り外し作業や地図更新に時間がかかるため、事前に連絡や予約してから行くのがおすすめです。

HDDナビの場合は、ディーラーやショップに依頼すると取り外し工賃がかかり、メーカーに依頼するよりも費用が高くなりがちです。
反面、メーカー依頼よりは早く手元に戻ってくるので、カーナビをすぐに使いたい方向けの方法といえます。

地図更新の方法はカーナビの種類によって異なる

カーナビにはさまざまな種類があり、地図の更新方法もそれぞれ異なります。
ここではカーナビの主な種類と更新方法について見てきましょう。

メモリーナビの場合

「メモリーナビ」とは、フラッシュメモリなどの記録媒体を搭載したカーナビです。
フラッシュメモリの利点を活かした経路検索やマップ表示の速さが特徴で、コスパもよいため近年の主流となりつつあります。

中にはBluetooth対応のものや、フルセグ地デジチューナーを搭載しているものもあるなど、機能面も充実。
メモリーナビの場合、メディアからデータを取り込むか、PCからデータをSDカードに落として更新します。

HDDナビの場合

HDDナビはカーナビの中ではもっとも多機能です。
大容量HDDを備えていて、豊富な地図情報はもちろん音楽など大量のデータを保存できるのがメリットです。

先述通りHDDナビの地図更新では、内蔵HDDにデータを書き込む必要があります。
そのため取り外したHDDをメーカーに郵送するか、ショップなどに持ち込まなければ更新できません。

ポータブルナビの場合

「ポータブルナビ」とは、その名の通り簡単に取り外しできるカーナビです。
取り付ける車種を選ばず複数の車でシェアすることも可能なため、軽快に使用できます。

ポータブルナビの地図更新では、メディアからデータを取り込む方法が主流です。
ただし安価なポータブルナビの中には、無料更新期間の終了後にまったく更新できなくなるものもあります。
そのため使い捨てのカーナビというイメージをもつ方もいるようです。

メーカー別に見るカーナビの地図更新方法

ここからは、カーナビの具体的な地図更新方法をメーカー別に解説します。

パナソニック

パナソニック製のカーナビには「Strada(ストラーダ)」「Gorilla(ゴリラ)」の2種類があります。
型番により1年か3年の間は最新データを無料でダウンロード可能です。
オンラインでのユーザー登録が必要なので事前に済ませておきましょう。

地図の更新方法は「データが入ったSDカードもしくはDVDを購入する」か「PCから自分でダウンロードする」のニ択です。
無料更新期間を過ぎた場合も有料にはなりますが同様の方法で更新できます。

三菱

三菱のカーナビには「DIATONE SOUND. NAVI」「メモリーカーナビゲーション」の2種類があります。
「スバル」や「ダイハツ」で購入した場合は、無料の地図更新が期間内に3~4回行えます。
市販のカーナビを購入した場合、無料更新は2回までです。

地図を更新するには、まず三菱運営の交通情報サイト「OpenInfoサービス」にて会員登録。
その際に地図更新する機種名をクリックし、会員登録したのち同サイトから手続きを行います。

その後「地図更新キット」が郵送で届きます。
無料更新期間を過ぎた場合は、有料でSDカードを購入しましょう。

パイオニア

パイオニアが展開する「カロッツェリア」シリーズは、最新モデルなら最大3年間無料で更新可能ですが、ミドルスペック以下の場合は有料です。
SDカードの購入またはPCダウンロードにて更新。
「HDD楽ナビ」の場合は、更新版DVD-ROMを使います。

更新期間が過ぎたあとも定期購入サービスの「ナビ地図定期便」で更新できます。
地図情報サイト「MapFan」の「MapFanプレミアム」に登録することで、地図更新料金が割引になる特典も。

ケンウッド

ケンウッドの「彩速ナビ」は、基本的に1年間無料で更新可能ですがそれを過ぎると有料となります。
更新方法はデータが入ったSDカードの購入か、データをダウンロードするかのニ択です。
SDカードは下記の方法で購入できます。

  • 販売店から直接購入する
  • 「ナビ地図定期便」など定期購入サービスを利用する
  • 「MapFan」のオンラインストアで購入する

この中でもっとも安いのは「MapFanオンラインストア」で買う方法ですが、別途会費がかかる点に注意しましょう。

またデータをダウンロードする方法はさらに安く、会費のみで追加料金がかからずに更新できます。
SDカードを購入すると更新は年1回ですが、ダウンロードの場合は年2回更新できるというメリットもあります。

クラリオン

「クラリオン」のカーナビには、1年もしくは3年の無料更新期間が設けられています。
無料更新期間が過ぎた場合も「地図更新権」を購入することでアップデートできます。
更新方法はPCからのダウンロードですが、型番によっては対応していない場合も。

2016年以降のモデルでは、PCから市販のSDカードにデータをダウンロードして更新します。
2015年以前のモデルでは、カーナビに入っているSDカードを抜きPCに挿し込んで新しいデータを書き込み更新します。

アルパイン

「アルパイン」の場合、最新の地図データが3年間無料です。
更新にはWi-Fiでカーナビのプログラムを更新する方法と、地図更新データディスクを挿入する方法があります。
変化する交通網に対応するため「高速道データ」の無料配信サービスも年4回行っています。

3年目以降に更新する場合は、有料の地図更新キットを購入。
SDカードやディスクが送られてくるのでメディアを入れ替えて更新しましょう。

イクリプス

「デンソーテン」が展開する「イクリプス」のカーナビには、3年に1回更新が無料になる機種もあります。
しかし基本的には地図更新は有料です。
更新方法はデータの入ったSDカードを購入するか、データをダウンロードするかのニ択です。

「MapFan」に会員登録すると対象機種の地図更新データが無料になるサービスを受けられます。
会費はかかりますがトータルで見れば安くダウンロードできるでしょう。

カーナビの地図更新にかかる費用の目安

メディアを購入する場合、地図更新には14,000~19,000円前後の費用がかかります。
SDカードにデータをダウンロードする場合は、9,000~16,000円前後が目安です。

またディーラーやショップに地図更新を依頼した場合、地図更新データ自体の費用は13,000~25,000円前後が相場です。
内蔵型ナビを取り外す場合は3,000円程度の工賃がかかることもありますが、ディーラーによっては無償で行ってくれる場合もあります。

まとめ

カーナビの地図を更新する場合「SDカードなどのメディアを用いる」「PCからデータをダウンロードする」「ディーラーやショップに依頼する」などさまざまな方法があります。
無料更新期間を設けているメーカーも多いため、それらを活用するのも有効です。

無料更新期間の終了後は、メディアの購入またはデータのダウンロードにより更新します。
更新方法は機種やメーカーによって異なるため、詳しくは取扱説明書やホームページなどを確認してください。
快適なカーライフを続けるために定期的に更新しましょう。

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