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猛暑や酷暑の夏は熱中症予防のため、一日中エアコンを付けっぱなしの人もいるでしょう。
そんな時期にエアコンが故障したり壊れたりしたら大変な目にあってしまいます。
エアコンを長持ちさせてきれいな状態で使い続けたいなら、普段のメンテナンスは欠かせません。
この記事では、エアコンクリーニングについて、個人でできる掃除、業者に依頼すべき掃除の範囲などをわかりやすく説明します。
クリーニング業者選びのポイントや、費用の相場も紹介するので参考にしてください。
INDEX
エアコンのクリーニングは年に1回は行ったほうが良い

しばらく使っていなかったエアコンを起動したときに、ホコリっぽい臭いを感じた経験のある人は多いでしょう。
エアコンの悪臭は、本体内部の汚れや結露によるカビが原因です。
シーズン最初の運転はものすごい悪臭でも、しばらく使っているうちに気にならなくなるため、そのまま何の対策もしない人もいるでしょう。
しかし、内部の掃除をせずに根本の原因を放置していれば、カビ菌を常に撒き散らすことになるため注意が必要です。
季節の変わり目に鼻カゼをひきやすい人は、エアコンによるカビやハウスダストのアレルギーのせいかもしれません。
自動掃除機能付きのエアコンでも、住環境によっては自動掃除機能だけでは完璧に掃除できない場合があります。
そのような場合は、エアコン内部のクリーニングがおすすめです。
特に、エアコンを使い出してからくしゃみや鼻水、ぜんそくやかゆみなどに悩まされる人は年に1回の内部クリーニングを行いましょう。
個人でクリーニングできる場所

一般的なルームエアコンは、フィルター、ルーバー、カバーを取り外して掃除ができます。
メーカーや機種により手入れ方法が異なるため、取扱説明書で脱着や掃除の手順を確認しましょう。
フィルター
フィルターは、エアコン内部を部屋のホコリやチリから守るため、一番汚れの付着する部分です。
フィルターに汚れが溜まると運転効率や性能が落ち、電気代も無駄になります。
自動フィルター掃除機能の付いたエアコンもありますが、そうでないエアコンは定期的な掃除が必要です。
室内の状況や稼働時間にもよりますが、基本的には1週間に1度の手入れがおすすめです。
ルーバー
エアコンの風向きを調節してくれる羽がルーバーです。
長年掃除をしていないエアコンは、ルーバーの奥に黒カビが付着していることがあります。
これは、冷房運転で冷やされた空気が当たって、ルーバーに結露が起こるためです。
ルーバーも取り外して掃除ができるパーツですが、機種により外さないほうが良いものもあります。
中には、ルーバーを取り付けるアームなどの部品が欠損しやすい機種もあるからです。
カバー
本体カバーや全面パネルと呼ばれる部分です。
フィルターの掃除などではカバーを大きく開いてフィルターを脱着することが多いですが、カバーも本体から外せます。
機種ごとの取扱説明書に記載された方法を確認しましょう。
個人で行う場合のクリーニング方法

クリーニングを行う際はエアコンの運転を切り、十数分待ってから感電防止のため本体の電源プラグをコンセントから抜きます。
しっかりした安定感のある踏み台も用意しましょう。
- まずエアコン全体のホコリを大まかに取り除きます。
掃除機のブラシノズルや乾いたモップ、乾いた柔らかい布などを使い、濡らさないように気を付けましょう。 - カバー、フィルター、ルーバー、ダストボックスなど外せるものを、取扱説明書の手順に沿って慎重に取り外しま す。
- 掃除機のブラシノズルや乾いたモップ、乾いた柔らかい布などを使い、濡らさないように気を付けましょう。
- カバー、フィルター、ルーバー、ダストボックスなど外せるものを、取扱説明書の手順に沿って慎重に取り外しま す。
- それぞれ取り外したパーツのホコリを、掃除機でまんべんなく吸い取ります。
フィルターは、目詰まりしないように必ず表面から掃除機をかけるのがコツです。
汚れがひどい場合は、水洗いがおすすめです。 - 液体の中性洗剤をぬるま湯に溶かして古い歯ブラシやスポンジなどでやさしくこすり洗いします。
- その後、十分にすすいでから水切りして風通しの良い場所で陰干しします。
- パネルとルーバーは、ぬるま湯を含ませた布をしっかりと絞ってから汚れを拭き取りましょう。
- パーツが乾いたら、元通りに取り付けて終わりです。
フィルターは前面と裏面を間違えないようにしてください。
内部までしっかりクリーニングしたいならプロに依頼する

どのメーカーでも、基本的にエアコン内部のクリーニングは個人で行うことを禁じています。
エアコンの洗浄剤の選定や熱交換器の取り扱いなど、高い専門知識が必要だからです。
エアコン洗浄剤やスプレーなどが市販されていますが、もし誤った方法で内部洗浄を行うと、絶縁不良や部品の破損、水漏れや発煙・発火などの重大な事故につながる恐れがあります。
正常な運転ができなくなる可能性もあるため、内部クリーニングは迷わずプロに依頼しましょう。
エアコンクリーニング専門業者とメーカーはどちらがいい?

エアコンの内部クリーニングは、メーカーの修理受付センターで依頼できます。
修理受付センターの連絡先は、エアコンの取扱説明書やメーカーのサポートサイトなどに記載があります。
メーカーによるクリーニングは、技術面の不安もなく信頼も置けます。
一方、クリーニング費用は高額になりがちです。
またメーカーに依頼すると、クリーニング実施日までかなり時間がかかる場合もあります。
そこで、幅広いメーカーのエアコンのクリーニングを請け負う、「エアコンクリーニング専門業者」がおすすめです。
エアコンクリーニング専門業者は、分解や洗浄などの実践的な研修や訓練を受けているため、技術面での不安はありません。
クリーニングを急ぎたい場合や、安く済ませたい場合は、エアコンクリーニング専門業者に依頼すると良いでしょう。
クリーニングをプロに依頼する場合の相場

エアコンのタイプによって、クリーニングの費用相場は異なります。
壁掛けタイプは5,000~15,000円、家庭用の天井埋め込みタイプは20,000~30,000円、業務用なら30,000~50,000円程度が相場です。
エアコンクリーニング専門業者が多いエリアは、競合のため料金も安くなる傾向があります。
しかし、地域によっては対応できる専門業者が少なかったり、別途出張費がかかったりと高額になることもあります。
お掃除機能付きのエアコンの相場

エアコンはフィルターが一番汚れやすく、汚れたままではエアコンの機能を最大限発揮できません。
そのため、近年はフィルターを自動で掃除してくれる機能が付いたエアコンが販売されています。
フィルターを高い場所のエアコンから外して手入れする必要がないため、とても便利な機能です。
しかし、完璧にホコリやチリなどを除去できるわけではなく、長く使ううちに内部に汚れが付着します。
その場合は、プロによる内部クリーニングが必要です。
ただし業者によっては、自動掃除機能付きのエアコンの内部クリーニングに対応していない場合があります。
メーカーの型番によっても対応がわかれるため、事前によく確認しましょう。
内部クリーニングの費用相場は、一般的なエアコンよりも構造が複雑でクリーニング時間も長くかかるため、15,000~25,000円前後です。
個人店?チェーン店?どちらがいい?

エアコンクリーニング専門業者は、個人が経営している店とチェーン店があります。
どちらが良いかは重視するポイントによるので、以下にそれぞれのお店の特徴を紹介します。
個人店
地域密着型の個人経営のお店は、大手に負けないよう料金設定を低く、親身にクリーニングしてくれるところが多いです。
しかし、少人数で切り盛りしているため込み合う時期は予約が取れず、断られてしまうこともあります。
また、店舗から遠い場所はエリア外で対応してもらえません。
お店によっては料金がわかりにくい場合があり、料金設定もお店によってまちまちです。
チェーン店
幅広いエリアをカバーしているチェーン店なら、最寄りのお店がすぐに見つかります。
対応地域も広く、遠くても出張対応してもらえる可能性が高いです。
クリーニングの価格帯や料金設定が明確でわかりやすいのもメリットです。
メーカーよりは安い料金設定ですが、個人店と比べるとやや割高のためお得感は少ないかもしれません。
業者選びのポイント

業者の中には稀に悪質な業者も存在するため、そうでない優良業者を見極めて依頼することが重要です。
以下に、業者を選ぶときのポイントを紹介します。
料金体系がハッキリしている
クリーニングの基本料金、追加料金、オプションなどがきちんと提示されているか確認しましょう。
また、あまりにも安い料金設定の場合は用心しましょう。
口コミ内容や評判
利用者の口コミがあればぜひ目を通しておきましょう。
作為的な口コミも中にはありますが、実際にトラブルにあった口コミを発見することもあります。
事前のリスク回避にある程度役立つでしょう。
会社情報
インターネット上に正しい会社情報を開示しているかの確認は必須です。
所在地や連絡先、代表者名を確認しましょう。
地図アプリで所在地の確認も忘れず行います。
悪質な場合、木造アパートの一室や、存在しない住所を記載していることもあるからです。
代表者や社員の顔写真、会社の内外の写真や実際に作業をしている風景の写真などがアップされていれば、安心感を得られます。
保証制度や問い合わせの窓口の有無
どんなに経験を積んだプロでも、何かのはずみにミスをする可能性はあります。
そのような万が一の事態に備えて、保証制度のある業者ならより安心できます。
作業に取り掛かる前に、作業内容や所要時間、料金や保証をきちんと説明をしてくれる対応の良い業者を選びましょう。
トラブル事例を確認

エアコンクリーニングを依頼した際のトラブル事例を紹介します。
先程も説明しましたが、事前に提示されていた見積額よりも高額を請求された例は多いです。
「内部を見たら予想以上に状態が悪く特殊作業が発生した」「聞いていたエアコンの型番と違ったため見積額を間違えた」などと誤魔化して高額請求をするのは悪質業者です。
また、クリーニングしたように見せかけて、実際は内部まできちんと清掃しないケースもあります。
ほかにも、きちんと養生できていなかったため、周囲の壁や家具を汚されたという事例もあります。
特に高価な精密機器の水濡れは被害も大きいので、別室に移動させるなど対策を講じましょう。
稀に、エアコンを分解や設置の際に誤って壊してしまったという事例もあります。
業者がトラブルにどう対応してくれるのかは大きな問題です。
クリーニングを依頼する時期は?

エアコンは、使い始める前にきれいにしておきたいと考える人が大半です。
そのため、エアコンシーズン前の6月から依頼が増えます。
エアコンを使い始めてから臭いが気になる人もいるため、8月頃まではクリーニングの依頼が混み合う時期です。
クリーニングを依頼するなら、それらの時期を外した閑散期が狙い目です。
この時期はキャンペーンや割引などで、通常期よりも安くクリーニングができる場合も多いです。
暑い夏のフル稼働が落ち着いた、9~10月頃も安く依頼できる時期なのでおすすめです。
室外機もセットでクリーニングすることがオススメ!

忘れがちですが、エアコンは室内機と室外機のセットです。
室内機がきれいになっても、室外機の状態が悪ければせっかくの性能を発揮できません。
特に、室外機は砂埃や泥汚れなどの過酷な環境下にあります。
「室外機の音が大きく感じる」「エアコン使用時期の電気代が跳ね上がった」ときは、室外機の汚れにも一因があるかもしれません。
エアコン本体の寿命を延ばすためには、セットでクリーニングを依頼すると安心です。
エアコンは自分で掃除できる範囲以外の内部の洗浄は、プロの専門業者に任せるのが一般的です。
エアコンのメーカーだけでなく、エアコンクリーニング専門業者も確かな技術があるので、納得のいくクリーニングが期待できます。
業者の選び方や費用相場を参考に、誠実で対応の丁寧な業者を見つけて依頼しましょう。
本格的にエアコンを使い始める前に、余裕を持って依頼することをおすすめします。
まとめ
エアコンを内部までしっかり清掃したいなら、クリーニング業者に依頼する方法をオススメします。業者は料金、口コミ、会社情報、問い合わせ窓口の有無などを総合的に加味して選びましょう。4~5月はエアコンクリーニングの閑散期にあたるので、依頼する時期としてベストです。

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