arrowsは、日本の大手電気メーカーである富士通が販売する、Androidスマートフォンやタブレットデバイスのブランド名です。2018年1月、その富士通が携帯電話事業の一部を売却することが報じられましたが、今後も新会社や富士通からarrowsブランドの商品が提供されるとのことで、arrowsというスマホ自体は今後も続いていく模様です。
ところで、ここ数年はNTTドコモ専用モデルか、SIMフリーのモデルのみのリリース(一部SIMフリーをMVNO事業者向けにアレンジしたモデルはあり)となっていたarrowsのスマホですが、特にSIMフリースマホの場合、保証やアフターサポートはメーカーの手に委ねられることになります。メーカー修理は何かと手間がかかることを考えると、デバイスの「初期化」は、製品の不具合をユーザー側で解消しうる最後の手段でもあり、その方法はAndroidスマホのユーザーとして、ぜひ知っておきたいところです。
ここでは、Androidスマホのarrowsシリーズを初期化する方法について説明していきます。
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INDEX
スマホの初期化とは?
「スマホを初期化する」とは、「工場出荷時の状態に戻す」ことを意味します。この「初期化」を実行すると、スマホの設定やデータはすべて消去され、自分の手元にくる前の状態(新品を購入した場合)に戻ることになります。つまり、スマホがクリーンな状態に戻ったことになるので、スマホの不具合を修復する最後の手段としてよく使われる手段でもあります。
初期化と再起動は異なるので注意
なお間違いやすい言葉に、「再起動」があります。再起動は「リスタート」を意味します。Androidスマホでは電源ボタンを長押しすると、シャットダウンのほかに項目として現れます。再起動はスマホの動作が少々おかしいときに実施すると、エラーが修正されて動作が安定します。そして再起動は、データはそのままキープされますから、データ消失の心配をする必要はありません。
しかし「初期化」は、データが一切なくなります。従って初期化を行う際には、事前にデータのバックアップをしておく必要があります。
継続使用が前提の初期化と他者への譲渡を前提とした初期化は少々異なる
ちなみに、不要になったスマホを中古スマホとして売り出したり、他人に譲ったりするときも、個人情報を見られたりしないよう、スマホの中身(データ)を何もない状態にしなくてはいけないので、やはり初期化を実施します。ただその場合、PINコードや暗唱番号なども含めてデータの痕跡を消したり、さらに読まれないように暗号化を施す必要があります。継続使用を念頭においた初期化とは、手順的に異なる部分があるので注意してください。
ここでは、継続使用を前提とした初期化を説明していきます。内蔵データを見られないようにするための初期化作業、あるいはデータの完全な消去に関しては、スマホの買取店や機種変更の際に、お店の方にお問い合わせください。
初期化の前に必ずデータのバックアップを行うこと
arrowsスマホのOSは、Androidが使用されています。そのデータバックアップの方法はいくつかありますが、ここではGoogleアカウントを使用した一般的な方法を紹介します。
なお、USBケーブルでパソコンとスマホをつなげば、画像や動画など本体内のデータをパソコン側に移すことは可能です。下記で紹介する方法ではバックアップできないデータもあるので、パソコンに本体データをコピーしておくことは、有効なバックアップの方法と言えます。あるいはSDカードにバックアップデータを作るアプリなどもあり、自分がやりやすいデータバックアップの方法を知っておくことをおすすめします。
スマホのバックアップを自分でする方法は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてください。
Googleアカウントによるバックアップの方法
Androidスマホを購入すると、初期設定でGoogleアカウントを設定します。このとき、「データのバックアップ」をonにしておけば、自動的にアプリのデータや連絡先、画像、端末の設定、通話履歴、動画データ等が、Googleが運営するクラウド(Googleドライブ)にバックアップされます。バックアップされるデータは、後から変更することも可能です。
Googleドライブは、Googleアカウント1つにつき15GBまで無料で利用できるクラウドストレージです。なお、この方法でバックアップできるのは、Androidスマホの標準機能にまつわるデータ(連絡先やChromeのブックマーク、写真、ビデオ等)のみとなり、音楽データ等は含まれない場合があるので、ご注意ください。
arrowsのスマホを初期化する方法
データのバックアップができたら、本体の初期化する準備ができました。なお初期化作業は、ACアダプタに接続した状態か、バッテリー残量が充分残っている状態で行うことをおすすめします。初期化途中で電池切れになってしまうとシステムが停止してしまう可能性もあり危険です。初期化はバッテリーパワーを消費する作業なので、充電状況に注意して実施するようにしましょう。
ここでは、最新のフリーSIM機種である「arrows M04」(Android7.1)を例にとって説明していきます。
初期化の手順
さて、初期化は「設定」画面から「アカウント/バックアップとリセット」を選択し、「データの初期化」をタップ。注意事項が現れるのでそれらを確認したら「携帯端末をリセット」をタップすると最後の警告が現れます。最後に「すべて消去」をタップすると、初期化がスタートします。
なお、この順序はAndroidのバージョンによって若干異なる場合がありますのでご注意ください。
初期設定を実施、バックアップデータを復元
初期化が完了したら自動的に再起動されます。以降は画面の指示に従って初期設定を実施します。このとき、Googleアカウントへのログインが必要となるので、初期化の前にはパスワードの事前の確認をしておきましょう。Googleアカウントにログインできたら、Googleドライブに保存済のバックアップデータを復元できます。
初期化をしてもスマホの不具合が直らない場合
初期化作業を実施すると、デバイスの不安定な部分が解消され動作が軽やかになるなどの効果があります。しかし、初期化をしても不具合が直らなかった場合は、製品の故障が疑われる状態です。
NTTドコモ専用機種(SIMロックモデル)であれば、修理の受付は原則としてNTTドコモになるので、特に製品の保証期間内であればドコモのショップで相談することをおすすめします。しかし、SIMフリー機種はそうはいきません。SIMフリーのデバイスは通信事業者ではなくメーカーが販売するモデルなので、修理の相談・受付はメーカーが行うことになります。
ただし、メーカーであるの公式サイトでは、修理受付を終了している製品も多いため、まずは問い合わせてみてください。
arrowsが故障したときの依頼先や修理費用は、以下の記事で詳細に解説しているので目を通しておきましょう。
arrowsの修理はスマホの修理ショップの利用がおすすめ
arrowsのアフターサポート体制は、保証期間内は手厚いのですが、その後に関しては通常の引取修理しか行っておらず、料金等も記載されていないので、見積もりをとってみないとわからない点が多く、さらにメーカー修理の場合は時間もかかりがちです。そこでおすすめしたいのが、スマホの修理ショップの利用です。
街の修理ショップに修理を依頼をすると、以降は公式サポートでの修理を受けられなくなる可能性がありますが、修理料金も一様にメーカーサポートより安く設定されていることが多く、また修理期間もおおむね即日で済むケースがほとんどですから、保証期間の終了したarrowsユーザーにとっては多くのメリットがあると思われます。このことは、ドコモ専用機種のユーザーについても同じことが言えます。
arrowsの修理ショップを探すことができる「最安修理ドットコム」
当サイト、最安修理ドットコムでは、こちらからarrowsをはじめとするAndroidスマホの修理ショップを、料金だけでなくユーザーの口コミなども比較しながら探すことができます。
また、スマホの修理専門店は内蔵データをキープしたままでの修理(初期化の必要ナシ)や、水没してしまったスマホのデータ救出など、ユーザーの細かい要請を受け入れてくれるお店も多く、SIMフリーモデルのarrowsユーザーには心強い味方となってくれるはずです。arrowsスマホで困った事態が起きた際には、お近くの修理ショップに相談してみるという方法もあることを覚えておいてください。
忙しい方には「郵送修理」もおすすめ
お近くに良い修理業者が見つからない、店頭に持っていく時間がないという忙しい人には、「郵送修理」をおすすめします。
「郵送修理」とは、郵送で全国から修理予約を受け付けるサービスのこと。これなら店頭に持ち込むことなく修理を受け付けてもらえるので、毎日忙しくて修理ショップに行く暇がないという方には、特におすすめです。このように最安修理ドットコムでは、自分のライフスタイルに合ったショップや修理依頼の方法を選ぶことができます。
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「スマートフォンを修理したい」「修理にかかる費用相場を知りたい」という方は、最安修理ドットコムにて自分に合った修理店を探してみましょう。
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実際に修理店を利用したユーザーの口コミが230,000件以上あるのも特徴の1つ。機種や修理内容で絞り込むと、5段階の評価や修理費用相場も確認できます。
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幅広いAndroidに対応できるだけでなく、最速15分で修理してくれます。保証が最大6か月ついてくるのもうれしいポイントです。
「出張修理」と「来店修理」の2種類から修理方法を選べ、WEBでの見積・問い合わせは24時間可能。都合のよいタイミングで相談してみましょう。
まとめ
ここまで、arrowsのスマホの初期化の方法について説明してきました。arrowsはAndroidスマホですから、初期化の方法は他のAndroid機種とほぼ同じです。初期化自体は、本体側の操作で割合簡単に実行できますので、データのバックアップさえできていれば、その実行を恐れる必要はありません。
そのためにも、可能であればGoogleアカウントを利用して定期的なバックアップを実施しておき、その他のデータで大切だと思われるものはSDカードに保存しておくようにしてもよいかもしれません。バックアップさえとれていれば、初期化の準備はOKです。ちなみに、最新のAndroid8.0以降のバージョンには、製品のリセットだけでなくネットワーク設定のリセットなど、いくつかの選択肢が用意されているので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
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