アウディは、メルセデス・ベンツと同様に、日本でも有名なドイツの自動車会社です。最近では、アウディ自動車のディーラーも増えてきているようですが、国産車に比べると、まだまだ数が少なく、故障してしまった場合の修理に関する情報や、メーカー保証に関する情報について、あまり知られていないかと思います。
そのため、今回は、アウディ自動車の修理費用の相場やメーカー保証についてまとめてみました。
Audi / llee_wu
アウディ自動車の修理
アウディ自動車では、事故などによる故障(ユーザに起因する故障)ではなく、部品の材質や製造技術上に起因する故障であった場合、その故障を無償で修理する「Audi Warranty」というメーカー保証が用意されています。
そのため、普通に使用していて、急に故障してしまった場合などで、新車登録日から3年以内(純正アクセサリーの故障の場合は2年以内)の場合は、アウディ自動車の正規ディーラーに修理を依頼することによって、無償で修理を受けることができます。
無償修理と有償修理
保証期間が切れている場合や、ユーザ側に原因のある故障の場合は無償で修理を受けることができません。もちろん、これらの故障を正規ディーラーに持ち込み、有償で修理を依頼することも可能です。
この場合、アウディ自動車の正規ディーラーが指定するサービス工場で修理を行うことになりますので、その技術力については、アウディ自動車が保証しているといえるでしょう。
また、修理の際に交換を要する部品に関しても、純正品を使用して修理を行いますので、汎用部品を使用した場合の相性等といった故障についても心配することはありません。しかし、一般的に正規ディーラーに修理を依頼すると、一般的な修理工場に修理を依頼するよりも高額になると言われています。
有償修理は一般修理工場が安い
同じ有償修理であれば、一般の修理工場も選択肢に入ります。一般の修理工場で修理を行う場合、正規ディーラーに修理を依頼するよりも安価に修理を行うことができるケースが多々あります。しかし、正規ディーラー指定のサービス工場と違い、その品質を保証してくれるところがありません。
そのため、修理工場や職人さんによってアタリハズレが生じてしまいます。もちろん、腕の良い修理工場や職人さんであれば、正規ディーラー指定のサービス工場よりも質の高い修理を行ってもらえることもあります。
一方、そうでないケースもありますので、信頼のおける修理工場を知っているか、紹介を受けられるかがポイントとなります。
また、部品についても、純正品のみでなく、汎用品を使用するケースもあります。汎用品を使用しても殆どの場合は問題がありませんが、この点も純正品を使用するよりは不安が残るポイントとなってしまいます。
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アウディ自動車の修理費用の相場
アウディ指定のサービス工場に修理を依頼した場合、その相場は一般的には公開されていません。そのため、修理費用の相場として、一般的な車の修理工場でアウディ自動車の修理を行った場合の相場についてまとめました。
アウディ自動車の修理を一般的な車の修理工場に依頼した場合の修理費用は以下の通りとなります。実際には、この金額に部品の代金が加算されることとなります。
・テスターによる診断 5,000円程度
・エアエレメントの交換 2,000円程度
・エアコンフィルターの交換 1,500円程度
・フロントベルトの交換 3,000円程度
・スパークプラグの交換 2,000円程度
・タペットカバーパッキンの交換 8,000円程度
・トランスファーオイルシールの交換 20,000円程度
・ドライブシャフトブーツの交換 IN/OUT共、各15,000円程度
・ブレーキパットの交換 4,500円程度
・バッテリー交換 2,000円程度
参考:自動車修理の工賃はいくらが相場?修理メニュー別にまとめてみた
アウディ自動車のメーカー保証
アウディ自動車では、「Audi Warranty」という3年間の長期保証が用意されています。
この保証は、定期点検・整備を実施し、正しい取扱を行っている車に対して、部品の材質や製造技術上に起因する故障、つまり、事故等による故障ではなく、普通に使用していて故障してしまった場合に、アウディの正規ディーラー指定のサービス工場において、無償で修理するというサービスになっています。
この「Audi Warranty」は、一般保証、塗装の保証、純正部品の保証、錆穴の保証の4つの保証がセットとなっています。
一般保証は、他の保証に該当しない一般的な保証です。この保証の期間は3年間となっていますが、「Audi CarLife Plus.」という有償サービスに加入することで、保証期間を2年間延長し、5年間の保証を受けることも可能です。
塗装の保証は、車両の塗装に不具合が生じた場合に、新車登録の日から3年間、無償で修理するという保証内容になっています。
純正部品の保証は、純正アクセサリーについて、事故等に起因する故障ではなく、部品の材質や製造技術上に起因する故障が発生した場合に無償で修理を行うという保証になります。この保証については、3年間ではなく、2年間となっている点には注意が必要です。
錆穴の保証は、ボディの内側や下側から腐食し、穴が空いてしまった場合に、無償で修理するという保証内容となっています。この修理については、走行距離に関わらず、12年間という長期の保証となっています。
Audi CarLife Plus.
アウディ自動車の保証である「Audi Warranty」についている一般保証を2年間延長するプログラムとして、「Audi CarLife Plus.」が用意されています。このプログラムを申し込無事ができるタイミングは、新車登録日から60日以内と、初回車検前までとなっています。
保証料金については、このタイミングとクラスによって大きく異なります。
最も安価なクラスAに分類される「A1」「A3」の場合、新車登録日から60日以内に申し込む場合は84,000円、初回車検前までに申し込む場合は146,000円となっています。
クラスBに分類される「S1」「S3/RS3」「A4」「Q3」の場合、新車登録日から60日以内に申し込む場合は86,000円、初回車検前までに申し込む場合は150,000円となっており、クラスAと大きな違いはありません。
クラスCに分類される「S4/RS4」「A5」「Q5」「TT/TTS」「RS Q3」の場合、新車登録日から60日以内に申し込む場合は119,000円、初回車検前までに申し込む場合は211,000円となっており、クラスBと比較して、ある程度、値段に開きがあります。
クラスDに分類される「S5/RS5」「A6」「A7」「SQ5」「Q7」「TT」「RS」の場合、新車登録日から60日以内に申し込む場合は189,000円、初回車検前までに申し込む場合は294,000円となっており、クラスCと比較しても、さらに大幅に値段が向上していることがわかります。
最後に、最も高価なクラスEに分類される「S6/RS6」「S7/RS7」「A8」「S8」「R8」の場合、新車登録日から60日以内に申し込む場合は338,000円、初回車検前までに申し込む場合は531,000円となっており、その他のクラスと比較すると、非常に高額な料金となっています。
このように、クラスによって大きく値段が異なりますが、いずれのクラスであっても新車登録日から60日以内に申し込むほうが、初回車検前までに申し込む場合に比べて、非常に安価に設定されていますので、2年間の延長保険に加入する場合は、新車購入時に加入しておくことをおすすめします。
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