自動車の故障に対応する車両保険はどこが安くておすすめ?

自動車の故障に対応する車両保険はどこが安くておすすめ?

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車で事故にあった時、車両保険の存在が後の修理代金や相手への損害賠償を大きく助けてくれます。加入者によってその条件は様々で、保険料も変わってくるでしょう。以下では、「本当に安い保険は何処なのか」「保険料を安くするためにはどのようなことを考えれば良いのか」について詳しく見ていきたいと思います。

自動車保険料を安くするためには?

車両保険は、自動車保険の中に含まれている補償の一つです。簡単に言うと、「車両の事故や修理に対する補償のみ」ということになります。つまり、自動車保険に加入していても車両保険に加入しているとは限らないのです。この車両保険を安くするためには、どのようなことが必要となってくるのでしょうか。

無事故でいることが何よりも大切

保険料を安くするためには、何よりも無事故でいることが大切です。車両保険には等級という“ランク”が存在します。(ノンフリート等級と言います)基本的には1~20に分かれており数字が上に上がれば上がるほど保険料の割引額が高くなっていくのです。

逆に、事故を起こして保険を使用すると一気に等級が3つも下がってしまいます。車両保険を安くするためにも、安全運転で無事故を続けるのは最も有効な策となるのです。

ノンフリート等級の割引・割増額 例
1等級 64%割増
2等級 28%割増
3等級12%割増
4等級 2%割引
5等級 13%割引
6等級 19%割引
7等級 無事故:30%割引、有事故20%割引
8等級 無事故:40%割引、有事故21%割引
9等級 無事故:43%割引、有事故22%割引
10等級 無事故:45%割引、有事故23%割引
11等級 無事故:47%割引、有事故25%割引
12等級 無事故:48%割引、有事故27%割引
13等級 無事故:49%割引、有事故29%割引
14等級 無事故:50%割引、有事故31%割引
15等級 無事故:51%割引、有事故33%割引
16等級 無事故:52%割引、有事故36%割引
17等級 無事故:53%割引、有事故38%割引
18等級 無事故:54%割引、有事故40%割引
19等級 無事故:55%割引、有事故42%割引
20等級 無事故:63%割引、有事故44%割引

最上級の20等級では63%もの割引率となり、保険料がかなり安くなることが予想されますよね。また、1~3等級に関しては、割引どころか通常よりも料金が割増となってしまいます。安全運転を心がけることによって、こんなにも金額に差が出てしまうものなのです。

限定的な補償内容にする(特約の制限)

また、補償内容を限定的にすることで保険料を安くすることができます。自動車保険には、各種特約があります。いわゆるオプリョン料金のようなもので通常の車両保険に加えて、ある特定の条件下で起きる事故などまで補償を対応させることができるものです。


事故時レンタカー費用特約
事故で車両を修理している際に、レンタカー会社から借りたレンタカーの費用を実費で払ってくれるというものです。修理時の足を確保する際に非常に役に立つ特約です。

新車買換特約
この特約は車両保険が対応する事故にあった時、修理費用の代わりに新車買い換えにかかる費用を負担してくれるというものです。費用設定によって負担額は異なったり、様々な条件がありますがいざという時には役に立つ特約だと言えるかもしれません。

この他にも、保険会社により様々な特約が用意されています。これらはオプションとしてつけられるものですが、補償内容が手厚くなるほど料金も高くなっていきます。もし保険料を安くしたいのであれば、特約を全て取り払うかほんとうに必要なものだけを付けると良いでしょう。

補償内容の上限、範囲の確認

また、補償内容の上限額によっても保険料は大きく変わってきます。やはり上限額が高くなるほど保険料が高くなってきます。いざという時のために、補償金額はできるだけ高めておきたいと思うかもしれませんが、保険料を安くしたいのであれば最小額にとどめておくといいでしょう。

保険内容の見直しを定期的に行う

保険は、その時時によって必要なものが変わってくるものです。年齢や車の使用頻度が大きく関わってくるため、すべての人にパーフェクトでお得な車両保険は存在しないのです。

お得な補償を受けるためには、定期的に保険の内容を見直す必要があるでしょう。「今の自分にはどのような保険内容が適切か」をよく考え、1年に1度プランの更新することで最低限の保険料で済むはずですよ。

お得な自動車保険はどこなのか?

では、実際に各社の自動車保険に関してみてみましょう。正直なところ、「この保険がお得!」「この保険は良くない!」というのは一概には言えません。加入者のライフプランや経済状況によっても、加入すべき保険やプランは変わってくるのです。以下では、代表的な幾つかの保険会社のプランを見ていきます。

ソニー損保自動車保険

TVCMなどでもお馴染みの保険「ソニー損保自動車保険」は、走行距離に応じた保険料を設定できるというのが特徴。1年間の走行距離が一定距離以下だった場合には、設定金額からの差額を翌年の保険料から割引してくれるので無駄がありません。

また、「電気自動車割引」「インターネット割引」など他の部分でも割引があるので、上手く使うことで保険料を抑えることができるでしょう。

レッカーなどのロードサービス面での安心感もあり、事故時の対応も良いことから加入者が増えているようです。

走行距離による割引の区分
3000km以下
3000 km~5000km以下
5000 km~7000km以下
7000 km~9000km以下
9000 km~1万1000km以下
1万1000 km~1万6000km以下
1万6000km~

この7つの区分から、ご自身が走るであろう走行距離を選択してその分の割引を受けることができます。

走行距離が少ない方にオススメ

上記のように、「ソニー損保自動車保険」は走行距離に応じた保険料金が設定されています。そのため、普段あまり車に乗らないような方でも無駄に高い保険料を支払う必要が無いのです。

最低限の保険料で、しっかりとした保証を受けられるという面では「1年間の走行距離が少ない方」におすすめできる保険だといえるでしょう。

SBI損保「個人総合自動車保険」

SBI損保の「個人総合自動車保険」は、幅広いプラン選択ができるという点が魅力の保険です。充実プラン、ファミリープラン、節約プランと3つから選択することができるのでどのような方でも最適な補償を受けることができるでしょう。走行距離による割引等はありません。様々な特約をつけることで、常時車を使用する方にとって満足のいく補償になるのではないでしょうか。

節約プランで費用を抑えることも可能

保険料をおさえたいという方は、「節約プラン」をオススメします。保証の内容を徹底的に押さえ込むことができますが、必要最低限のものは保証されますので「とりあえず保険に入っておきたい」というようなライトユーザーにはうってつけでしょう。

逆に、ヘビーユーザーでもあらゆる特約が用意されていますので「保険料金がたかくなっても手厚い保証を受けたい」という方はオプションとして必要なものを選んでつけてみてください。「自宅・車庫等修理費用補償特約」など、日常生活で起こり得るトラブルを想定した特約がたくさんありますよ!

アメリカンホームダイレクト「ファミリー自動車総合保険」

外資系企業が運営する保険会社も近頃の人気です。アメリカンホームダイレクトの「ファミリー自動車総合保険」は、これまでの事故実績に基づいた正確な保険料設定がされる保険。基本的な補償プランとしては必要最低限のものとなっており、個人の裁量によって特約やオプションをつけていくことができます。

パック料金を好まずに、自分で保険内容を作り上げていきたい方におすすめの業者です。走行距離による割引や、ゴールド免許割引など個人個人に対しての割引設定をしているのはさすが個人主義の強い外資系企業といったところでしょうか。

事故対応は24時間365日対応

事故時の対応スピードには定評があり、24時間365日いつでも対応してくれます。不慣れな事故対応を速やかに行ってくれるというのは、ユーザーにとって嬉しい限りですよね。(ただし、示談交渉など後の対応が遅いという評判もあります。)

東京海上グループ「イーデザイン損保」

非常に高い人気を誇る保険「イーデザイン損保」は、非常にバランスが良いという評判です。必要なサポートは一通り整っているという保証の充実がありながら、保険料金が比較的安いため万人受けする自動車保険だといえるでしょう。

大手の中では絶大な支持を受けている

インターネット割引など、低価格に保険料を抑える事ができるなど大手ならではの安心感が魅力です。東京海上グループの事故対応と聞けば、ビギナーの方でも納得できるでしょう。事故時の初期対応も21時までと、他社に比べて比較的遅いのでユーザーにとってみれば非常に安心感があります。「堅実な保険」を選びたいのであれば、こちらの「イーデザイン損保」に加入してみるの良いのではないでしょうか。

参考:いくらの修理代から自損事故時に車両保険は使うべきか?

まとめ

上記のように、様々な保険会社が存在しますが“お得度”は個人の感じ方次第です。とにかく保険料が安いのがお得なのか、値段の割に保証体制がしっかりしているのが良いのか、最大限の補償を受けたいのかはユーザーによって変わってきますよね。これまでの事故実績、車の使用頻度、年齢などを考慮して自分に見合った車両保険を選んでみてはいかがでしょうか。

なお、今回紹介した保険はいずれも車両保険としての評価が高い人気保険です。詳細を知りたい場合は、各社のホームページから資料請求を行ってみてください。

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