中国で流行中!iPhoneのストレージ増加・容量アップする改造方法

中国で流行中!iPhoneのストレージ増加・容量アップする改造方法

2015年から中国で行われているiPhone容量増加サービスは、日本国内でも一時期多くのユーザが興味を示す存在でした。しかしiPhone製造元から見てデメリットだらけとも言えるサービスを問題視したAppleでは、この手法で改造されたiPhoneに文鎮化というペナルティを課すようになったのです。

今回は、多くのメディアで悪質と評されるiPhone容量増加サービスについて、そのメカニズムや作業の流れ、Appleによって行われている対策を徹底解説していきます。

中国で登場したiPhone容量増加サービスとは?

中国業者のiPhone容量増加サービスは、下記3つの理由で世界中のiPhoneユーザに注目される存在となっていました。

格安でiPhone容量をアップできる

このサービスにおける最大の魅力は、iPhone6をたったの399元(7,500円前後)で16GBから128GBに容量アップできることです。容量重視で128GBモデルのiPhoneを購入すると、最小の16GBモデルと比べて1500元(29,000円前後)も高い費用がかかってしまいます。

そんなユーザの悩みを解消できるこのサービスは、「低コストでiPhone容量を大きくできる裏ワザ」として世界各国で注目されるようになりました。

改造実績の多さとトラブルの少なさ

iPhone容量増加サービスを行う業者では、1,500件以上の改造実績があることをホームページ上で公表しています。

同サイトでは「トラブルがほとんどない」といった記載もしていますので、ファクトリーアンロックなどによって海外企業に違和感を覚えている人でも気軽にチャレンジできる実績内容と言えそうです。

日本にも類似のサービスが存在している

このサービスの人気が最高潮に達していた頃は、日本国内でも「中国の業者にiPhone端末を送ることで、容量の拡張ができる代行サービス」が存在していました。

このような仲介業者の登場は、日本人ユーザにとっての敷居の低さを助長したと考えられています。

iPhone容量増加サービスの方法、流れ、仕組みとは?

iPhone容量増加サービスでは、一般のiPhoneユーザや修理業者では絶対に実現できないほど、悪質かつ複雑な流れで作業が進められています。

フラッシュストレージのチップを交換する

容量増加サービスは、iPhoneの分解と改造から作業が始まります。iPhone6 Plusを例にすると、従来モデルよりも遥かに薄型のロジックボードを取り出し、そこに内蔵されているメモリの脱着を行う流れとなるようです。

業者が公開した作業光景の写真を確認すると、16GBと128GBのフラッシュストレージは、見た目がほとんど同じことがわかります。

内蔵メモリの交換だけでは動作しない

Appleサーバとの同期によってアクティベーションが必要となるiPhoneは、物理的にフラッシュストレージを交換しただけでは動作しません。

128GBのメモリが入ったiPhoneが正常に動かすためには、A8チップの情報とTouch IDが揃うことが条件となるため、情報操作のできない一般ユーザにはiPhoneの容量増加は不可能と言えるのです。

神デバイスがシリアルナンバーを書き換える

中国の業者のみがiPhone容量増加をできる理由は、128GBフラッシュストレージのシリアル番号を書換えられる64ビット内蔵ストレージの書換えデバイス「リーダ・ライタ」を所有しているからです。この機械を使うと、iPhone本体のモデル番号も書き換え可能となるため、多くのiPhoneユーザが「神デバイス」と呼ぶ理由も納得できることだと言えそうです。

シリアルナンバー書換えの流れとは?

まず、書換え対象デバイスとなる128GBのフラッシュストレージを神デバイス上にセットします。デバイスを通電させた状態で情報書換え用のプラットフォームアプリを起動すると、「128GBのフラッシュストレージに、16GBのシリアル番号を上書きすること」ができるのです。

内蔵メモリは簡単に脱着できるものではない

はんだペーストによってしっかり固定されている内蔵ストレージは、脱着作業にも高い技術が必要です。iPhoneから内蔵メモリを取り外すためには、熱風を使って裏側のはんだペーストを溶かさなければなりません。

また128GBを取り付ける前には、ロジックボードのクーリングも必要となるため、意外と慎重な作業の繰り返しによってiPhone容量増加が行われていると言えるでしょう。

DFUモードからの復元で作業完了

シリアルナンバーの書き換えと内蔵メモリの物理的な入れ替えの終わったiPhoneは、DFUモードからの復元でアクティベーション可能な状態となります。普通の復元ではハードウェア関係のデータにおかしな数字が入っているため、必ずDFUモードを活用する必要があるようです。

容量増加を行うとiPhoneが文鎮化するって本当なのか

悪質な中国企業によるiPhone容量増加作業を問題視したApple社では、「iPhoneの文鎮化」という方法でユーザへのペナルティを課しています。また文鎮化にならないiPhoneをそのまま使い続けても、下記のようなトラブルが生じる可能性がありますので、このサービスの利用は「基本的にはNGであり、完全自己責任である」と捉えてください。

iOSのアップデートで文鎮化する

この方法でiPhoneが文鎮化されるのは、iOS9.2以上にアップデートをしたタイミングです。「少しでも新しいiOSを楽しみたい」という想いでアップデートを行うと、改造iPhoneをAppleのサーバに接続したことでチェックが入り、大変痛いペナルティとなる文鎮化が課せられます。文鎮化を回避するためには、「iOSのアップデートを絶対に行わない」という選択肢しかありません。

不正改造iPhoneは補償サービス対象外

悪質な業者によってメモリ容量が増やされたiPhoneは、「不正改造にあたる」という理由で修理保証対象外となります。中国業者の技術によってきれいに仕上げられたiPhoneは、一般ユーザが見ても「改造をしたようには感じられない」かもしれません。

しかしApple Storeのスタッフは改造や脱獄を見破るプロとなるため、業者によって一度でも手が加えられたiPhoneは補償サービスの対象から外れてしまうのです。このような悪質な業者によるメモリ容量の改造だけでなく、Apple正規店以外での改造や修理だけでも保証対象外となりますので注意しましょう。

参考:iPhoneのバックパネル修理や交換は違法?商標法に抵触するらしい

文鎮化iPhoneはApple Storeで修理をしてもらえる?

本来16GBであるはずのiPhoneに128GBの内蔵メモリが搭載されている限り、ペナルティとして課せられた文鎮化は「Appleでは対応してもらえないもの」と捉えた方が良いでしょう。

また中国企業側でも128GBに容量アップしたiPhoneを16GBに戻すサービスは基本的に行われていませんので、iOSのバージョンアップによって文鎮化したiPhoneは「使用を諦めるしかない」と言えそうです。

改造によって故障しやすくなる

中国業者のサービスによって容量アップをしたiPhoneは、メモリの脱着時に熱風と冷風を交互にあてることで、普通に使用するよりも遥かに壊れやすくなっていると言われています。特にはんだペーストの取り付けに失敗した場合は、端末の中で内蔵メモリにズレが生じることもありますので、「改造iPhoneは短命に終わる可能性が高い」と捉えた方が良さそうです。

非正規業者なら文鎮化iPhoneの修理ができる?

液晶パネル交換などを得意とする非正規業者も、iPhone容量アップによって生じた文鎮化の対応は基本的に行っていません。しかし中には、文鎮化の対処法について詳しいショップも存在していますので、時間的に余裕があるなら非正規店に問い合わせや相談をしてみても良いかもしれません。

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まとめ

今回は、「128GBのiPhoneは高くて買えない!」と感じるユーザ達が多く興味を示す、中国業者のiPhone容量増加サービスの方法と実態について詳しく紹介してみました。このサービスのような不正改造や脱獄iPhoneが増えている近頃では、「デバイス使用の正常性確保」や「セキュリティ維持」の観点から、Apple側でも文鎮化のような厳しい対応策を考えるようになりました。

またAppleサポートのホームページでは、注意事項として「不正改造や過失による損傷が保証対象外」と記載していますので、どんなに魅力的なサービスであってもAppleから嫌われるような改造はすべきではないと言えそうです。

上記で述べたように、改造したiPhoneはApple正規店では修理してもらえませんので、一般のスマホ修理店へ相談しましょう。依頼先を探したいときは当サイト最安修理ドットコムをのぞいてみてくださいね。改造しても正常に動作できているiPhoneはともかく、文鎮化してしまったiPhoneの場合はこちらに掲載されている修理店でも対応できるお店は少ないという覚悟は持っておくといいでしょう。

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