電子ピアノの音が出ない時の対処法・修理費用相場をまとめてみた

電子ピアノの音が出ない時の対処法・修理費用相場をまとめてみた

電子ピアノは、アコースティックピアノのように定期的な調律やメンテナンスをしなくても、軽い掃除をするだけで状態を保つことができます。また、最近ではコンパクトで高性能・多機能な電子ピアノも多数発売されているので、かなり需要が高まっているようです。

しかし電子ピアノは電気製品であるため、どうしても機械の劣化や不具合を生じてしまうことがあります。特に音が出ないときは故障の可能性が高いです。

今回は、そんな電子ピアノの音が出ないときの対処法と修理費用相場をまとめたのでぜひ参考にしてください。

電子ピアノの音が出ないときの対処法

まず、電子ピアノの音が出なくなってしまったときの対処法を状況別で紹介します。お困りの方はこれらの方法を参考にしてみてください。

ただし、以下で紹介する対処法はあくまでも参考程度のものなので、「故障かな」と思ったら修理業者、もしくはメーカーに問い合わせるようにしましょう。

電源は入るのに音が出ない場合

電源は入るのに音が鳴らないケースの対処法は、6つあります。お手持ちの電子ピアノが当てはまっていないか、まずは以下の方法を確認してみましょう。

・マスターボリュームが上がっているか
マスターボリュームスライダー、またはつまみで音量を上げてください。

・ヘッドフォンが挿入されたままになっていないか
ヘッドフォンのコードを抜いて、音が出るか確かめてください。

・ヘッドフォン端子に、ヘッドフォン変換プラグが残ったままになっていないか
ヘッドフォン変換プラグを差し換えてください。

・スイッチがオフになっていないか
「スイッチ」を「標準」に切り替えてください。

・ローカルコントロールの設定がオフになっていないか
ローカルコントロールの設定をオンにしてください。

・初期設定にする
初期設定は電子ピアノによって異なるので、付属の説明書の指示に従って設定してください。ただし、初期化してしまうと録音した演奏データや設定した内容が消えてしまうので注意してください。

地震の後、電源が入らないまたは音が出ない場合

地震の後、電源が入らないまたは音が出ない場合は故障している可能性があります。

特に電子ピアノに水がかかってしまった場合は、感電や火災の原因となるので、ショートしないよう注意して電源を落とし、電源プラグをコンセントから抜いて、メーカーや業者に修理を依頼してください。

電子ピアノは精密な機械でできているため、素人が自分で直すことは大変難しいです。「おかしいな」と感じたら、無理に分解しようとせず、修理業者に問い合わせることをおすすめします。

有名メーカー5社の修理費用相場

次に、電子ピアノの人気メーカー(YAMAHA、カワイ、CASIO、Rolamd、KORG)5社の修理費用相場を紹介します。

ヤマハ(YAMAHA)

https://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/6370

音が出ないときの修理料金の目安は、20,000~25,000円ほどです。この他に別途で出張料金が3,500~10,000円ほどかかります。料金は出張地域によって異なるので、メーカーに問い合わせてみましょう。

また、廃番年から8年以上経過しているピアノは、部品の在庫がないため修理を受け付けていない可能性があります。

カワイ(KAWAI)

https://www.kawai.jp/support/service/ep/price/

カワイは、技術料+部品代+出張料の総額が修理費用となります。カワイでは、30万円以下の電子ピアノの場合、およそ10,000~17,000円程度の技術料がかかります。さらに、基板交換が必要な場合は部品代として5,000~15,000円程度かかります。

出張料は拠点から20kmまでは5,000円かかりますが、距離によって割増されます。見積もりのみでも出張料は負担となるので注意してください。

カシオ(CASIO)

https://members.casio.jp/jp/support/repair/g003.php?ct=10

カシオでは、具体的な修理料金は記載されていませんでした。しかし、カシオのホームページで型番や症状を入力すると具体的な修理料金を確認できるので、まずはそちらで料金をチェックしましょう。

ローランド(Roland)

https://www.roland.com/jp/support/service_repair/charge/

ローランドは、技術料+部品代+出張費の総額が修理費用となります。技術料は修理の内容や作業難易度によってクラス分けされています。

部品代は、実際に交換した部品からの合計金額を負担となります。出張料は6,000~15,000円ほどで、それ以降超過する場合は追加で料金が発生します。

コルグ(KORG)

https://www.korg.com/jp/support/repair/price.php

コルグは、技術料+点検料+部品代が含まれて、電子ピアノ(据え置き型)で12,960円?、ポータブル型のもので10,800円~となります。

ただし見積もり後に修理を中止する場合は手数料がかかり、8,640円がこちら側の負担となってしまうので注意してください。

ピアノを専門とした修理業者3選

上記の対処法を試しても電子ピアノから音が出ない場合は、故障している可能性があるので業者に依頼して修理してもらいましょう。以下では電子ピアノの修理に対応している修理業者を3社紹介します。

ニシバタ楽器

https://www.nishibata-gakki.com/shop/maintenance.html

ニシバタ楽器は、大阪府にある電子鍵盤楽器の修理を行っている楽器修理店です。プロの技術者が修理を行ってくれるので、安心して任せられるでしょう。

ただし、対象の電子ピアノはヤマハのメーカーに限られ、出張地域も大阪府河内長野市、富田林市、大阪狭山市限定されます。近隣の方はまず問い合わせて確認しましょう。

楽器修理110番

https://www.gakkishuri110.com/

楽器修理110番は日本全国の修理を受け付けており、楽器修理のプロが対応してくれるという、嬉しいサービスが充実しています。これらのサービスは、お客様満足度98%という数字に表されていますね。

メーカーの限定はされていませんが、購入日より5年以上のものは修理対応不可となるので注意してください。

ピアノアート

https://www5a.biglobe.ne.jp/~pianoart/syuuri.html

ピアノアートは、ピアノ調律、修理、中古ピアノ販売、買取を中心にさまざまなピアノの対応をしている修理業者です。ヤマハ認定の確かなスキルを持った技術者が修理を行ってくれます。

ただし、こちらもヤマハ製の電子ピアノしか対応していないので注意してください。

修理依頼をする際の注意点

修理を依頼する際にいくつか気をつけるべき点を紹介します。

保証期間を確認する

電子ピアノはメーカーや型番によりますが、1年の保証期間があります。期間内に故障した場合、購入したメーカーに依頼すると無償で修理を行ってくれます。

保証期間内で修理を依頼する際には必ず保証書が必要になります。保証書がないと保証期間内であっても有料となってしまうので、紛失してしまった方は探してみてください。

電子ピアノの修理業者は少ない

メーカーに修理を依頼すると、修理費用が高くついてしまう傾向があります。保証期間を過ぎてしまったものはできるだけ安く費用をおさえたいものですが、電子ピアノの修理となるとなかなか対応していない業者が多いことが事実です。購入したメーカーなら、保証期間を過ぎてしまったものでも対応してくれるので問い合わせてみましょう。

ただし、製造から7~8年を過ぎてしまった電子ピアノは部品が廃番になってしまっていることがあるので、修理不可となってしまうものもあります。まずは一度、修理業者に問い合わせて確認しましょう。

まとめ

今回は電子ピアノの音が出ない時の対処法と、その修理費用をまとめました。

電子ピアノは精密な機械でできているので不具合を起こしやすい楽器です。まずは上記で紹介した対処法を試して、本当に故障しているかどうか確認してみましょう。

また、電子ピアノの製造年がある程度経ってしまうと修理も受け付けていないケースも出てきます。不調だなと感じたら早めにメーカーや修理業者に依頼して修理してもらうことをおすすめします。

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