【故障時】ヘッドホンのメーカー保証情報・修理費用まとめ

【故障時】ヘッドホンのメーカー保証情報・修理費用まとめ

ヘッドホンは1,000円程度の安いものから、10万円を超えるような高級なヘッドホンまで、値段の幅が非常に大きなオーディオ機器です。また、最近ではこれまでの有線のヘッドホンの他にもBluetoothによる無線のヘッドホンも多く発売されており、音質以外にも選択肢が増えているという状況になっています。しかし、音質だけ見ると、Bluetooth型のヘッドホンの音質は、有線型のヘッドホンの音質と比べて、値段に10倍程度の差があると言われており、まだまだ音質では有線のヘッドホンに軍配が上がるようです。

このように、機能が増えてきたヘッドホンですが、その分、故障についても多岐にわたるようになってきました。

今回は、そんなヘッドホンの故障時に知りたい情報をまとめてみました。


Headphone / FrankWeber

ヘッドホンの保証期間は?

ヘッドホンの保証期間を気にする価格帯は、少なくとも1万円を超えるような機種になるかと思いますが、多くの場合、メーカーの保証期間は1年間となっています。一部の海外ブランドでは3年間という保証期間もあるようですが、機種も限定されていますので、ヘッドホンの保証期間は1年間と認識しておくと無難です。これらヘッドホンにも家電量販店の長期保証に加入することで保証期間を延長することは可能です。ご自身の中で安価なヘッドホンのため、故障時には買い替えを検討するとされている場合には、延長保証は不要ですが、比較的高価な買い物であるため、故障時には修理を検討するというかたは、念のために延長保証に入っておくと安心です。特に、高額で機能性が高いヘッドホンについては、ヘッドホン本来の部品の故障による修理の他にも、付帯している機能の故障というリスクも考えられますので、長期保証に入っておくと、それらの故障時にも安心して修理を行うことができます。しかし、家電量販店等の長期保証では、経過年数によって保証金額の変わるものや、過失の種類によって保証が受けられないものなどがありますので、保証の内容については必ず確認しておく必要があります。

ヘッドホンの故障

有線ヘッドホンの故障で最も多いのは、音が聞こえなくなるという故障です。原因は、ケーブルの取り扱い不良による断線が最も多いとされています。ヘッドホンのケーブルは、数mと使用する範囲よりも長いものが多いため、使用しないときはどうしても巻き取って片付けないと、あとで使おうとしたときにケーブルが絡まってしまい、使えないということになってしまいます。しかし、この巻き取りの方法が悪いと、ケーブル内の銅線やプラグに負担がかかり、断線しやすくなってしまうのです。そのため、できるだけ負担をかけず、急なカーブを描かないように緩やかに巻き取るようにすることで、断線を予防することができます。また、ケーブルを取り外せるタイプのヘッドホンであれば、ケーブルの負荷が少なく、断線が起きにくいとされていますので、そのような機種を選択することもおすすめです。ケーブルを取り外せるタイプのヘッドホンであれば、ケーブルが断線したとしてもケーブルを取り換えるだけで使用することが可能になります。

他には、ヘッドホンのドライバ、ウレタンリング、イヤーパッドなどの音を出す部分の故障です。物理的に壊れるということもありますし、音が割れる、音質がおかしいというような故障も考えられます。多くの場合は、落としてしまった場合や誤って踏んでしまった場合などに故障することが多い部分となっていますが、ウレタンリングなどは経年劣化しやすい部品でもあります。

また、スライダーの破損という故障も考えられます。こちらは落下やその他の衝撃によって物理的に割れてしまうという故障がほとんどです。この部分は特に値段によって耐久性が異なり、安価なものほど簡易なつくりになっているため、割れやすいことが特徴です。

最後にBluetooth型特有の故障です。Bluetooth型のヘッドホンはケーブルを接続しませんので、動作は内臓のバッテリによって行われています。そのため、バッテリが故障してしまう事によって、全く使えないというケースが考えられます。また、Bluetooth受信部の故障によって、ただしくデータの送受信が行えずに、音が途切れる、音が聞こえないという故障も考えることができます。

ヘッドホンの修理について

ヘッドホンの修理ですが、最も多いケーブルの断線については、その破損部分や利用している機種によって大きく異なりますが、プラグ部分の断線であれば、プラグの交換を行うことで修理することができますので、自分で修理するのであれば、パーツ代金として1,000円未満(安いものだと300円程度)で修理することが可能です。また、業者に依頼する場合でも、パーツ代金+3,000円程度で修理を行ってもらうことができます。しかし、ケーブルの中で銅線が断線している場合は、ケーブルの取り換えが必要となります。ケーブル交換式のヘッドホンであればケーブルを取り換えるだけですので、ケーブル代金だけで修理が可能ですが、そうでない場合はケーブルの交換を依頼しなければなりません。その場合は、パーツ代金+5,000円程度の修理費用が発生します。

次に、ドライバやウレタンリング、イヤーパッドの故障についてですが、この部分の修理はその部品そのものの取り換えということになります。そのため、パーツ代+2,000円程度の修理費用が発生します。特にドライバ部分のパーツは比較的高額となるため、使用しているヘッドホンによっては修理費用が高額になる可能性がありますので、しっかり見積もりをとっておくことが重要です。

スライダー部分が物理的に壊れてしまった場合も、スライダー部分の取り換えということになります。高級なヘッドホンほど、スライダー部分の作りがしっかりしているため、その分高額となります。

Bluetooth特有のバッテリ部分の故障やBluetooth受信部の故障については、これまでのヘッドホンの修理とは異なる専門知識が必要となるため、一般的には修理を行うことができる業者が非常に限られています。そのため、この部分が故障した場合には、メーカーに修理の依頼を行うことになりますが、修理費用については明確に表示がされていません。また、使用している機種によってバッテリの容量などが大きく異なりますので、一般的な費用についても算出することが困難となっています。過去の実績では、15,000円程度の修理費用がかかったという方もいらっしゃいます。

まとめ

ヘッドホンは、安価なものから高価なものまで、非常に多くの価格帯があり一概に修理費用を算出できないオーディオ機器と考えられています。なぜなら、ヘッドホンの修理を行うためには、故障したパーツを取り換えなければなりませんが、このパーツが使用している機種による価格差が非常に大きく、高価なヘッドホンほど、高額な修理費用が発生するためとされています。そのため、高価なヘッドホンほど、メーカー保証期間である1年だけでは安心できませんので、家電量販店等の長期保証に加入されることをおすすめいたします。

特に、高額なBluetooth型ヘッドホンを利用される方は、メーカー以外の修理業者では対応できにくいバッテリの問題やBluetooth特有の問題があるため、修理費用が高額となることも十分に考えることができます。そのため、長期保証を強くお勧めいたします。

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