iMacの寿命はどのくらい?本体とバッテリーを長持ちさせる方法

iMacの寿命はどのくらい?本体とバッテリーを長持ちさせる方法

Apple製品のパソコンとしては、iMacはMacbook Proなどのモデルと比較されるケースが少なくありません。
その寿命についても同様に比較されがちですが、一般的にはバッテリーが無い分デスクトップ型の方が寿命は長いという意見が強いようです。
果たして、実際のところはどうなのでしょうか。

Appleが定めた基準と実際のギャップは

Appleは公式サイトで搭載OSに基づいた寿命を定めています。
しかし、実際に使用しているユーザーの見解と比べると、若干短めの設定のようです。
以下に、それぞれの見解をご紹介していきます。

まずはAppleの公式見解を確認

Appleにおいては、搭載OSの見解から以下のように寿命について触れています。

ユーザーによる使用をモデル化するためには、模擬的な使用シナリオのもとで稼働する製品の消費電力を測定します。日々の使用パターンは各製品に固有のもので、実際のユーザーとモデル化したユーザーのデータを組み合わせています。この評価では、1人目の所有者を基準にした使用年数を、macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年にするモデルを採用しています。

引用元:Apple

iMacについてはmacOSを使用しているため、公式では原則4年がOSの寿命となります。

ユーザー側の認識はどうなのか

デスクトップユーザーは、そもそもパソコン自体を極力長持ちさせたいと考えて購入するケースも少なくありません。
それは、ノート型よりもユーザーが手を加えられる範囲が広いという特徴があるからです。
メモリの増設をはじめとする機能向上や、ホコリをエアダスターで吹き飛ばすなどのこまめな対応で、快適な使用環境をある程度継続することができます。

iMacもデスクトップ型であることから、Appleの公式見解を超える期間使われているケースは少なくなく、OSのアップデートが定期的に行われていれば特に問題ないケースも見られます。
7年以上同じモデルを使い続けて特に支障はないと話しているユーザーもおり、ユーザー次第で寿命を延ばす要素を増やせることも魅力の一つです。

「部品の交換」に対する考え方の違い

MacBookの寿命を決めるものの一つに「バッテリー」がありますが、正規品をネット通販などで手に入れるのは難しく、2年を一つの基準に交換するという、コスパの悪さが目立つ部品です。
ノート型は機動性という意味では有利ですが、機能拡張・パーツ交換という点では、デスクトップよりも自由にならないという弱点を備えています。

これに対してiMacであれば、ユーザーが徹底してモデルを使おうと思えば、それなりにカスタマイズの余地があります。
極端な話、OSのアップデート後に動きが悪くならない範囲で使用するのであれば、本体に損傷が生じない限り使い続けることも可能です。

iMacを長く使用する場合、ユーザー自身にある程度持ちを良くするための技術・知識は求められますが、自分で何とかできる部分も多いのが特徴と言えるでしょう。

iMacならではの注意点とは

手入れを行うことが寿命を延ばすことは分かりましたが、実際のところiMacを手入れするには、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。
以下に詳細をご紹介します。

iMacは「分解」に向いているモデルではない

iMacは最新型になればなるほど、その薄さが強調されていきます。
最初のモデルは丸みを帯びていましたが、次第にモデル自体が薄くなってきています。

公式サイトを見ると、普段の手入れとしてディスプレイの清掃以外には特段触れられていません。
それは、薄型のフォルムの中に数多くの部品が含まれているため、基本的には「素人は触れてはいけない」モデルであることを示しているとも言えます。

iMacにはバッテリーはないが、内臓電池がある

iMacはデスクトップ型であることから、基本的にバッテリーを必須とするモデルではありません。
しかし、バックアップ電池(バッテリー)と呼ばれる「内蔵電池」があります。
モデルによって電池の種類は異なりますが、内臓電池が消耗することで生じるイレギュラーの代表例が「日付・時間が狂う」というものです。

内蔵電池は、極力パソコンのコンセントを抜かずに通電しておくことで電池の消耗をある程度食い止められます。
また、古いモデルであれば、自力で交換する方法を見つけられることもあります。

DIYに対応しているモデルもあれば、原則としてサポートを受けなければならないモデルもあります。
最新型になればなるほど、本体の薄さによって、素人には手が出しにくい構造になっていることに注意が必要です。

自力でお手入れする前に、サポートデスクやユーザーの体験談に耳を傾けよう

4年以上使っていると本体内部にもホコリがたまり、何とかして掃除したいと思うはずです。
しかし、実際に本体を分解する前に、一度冷静に考えて欲しいことがあります。

確かに、手入れをすることでiMacの寿命は延びるでしょう。
しかし、自分が手を加えたことが分かった場合、その時点でサポートの対象外となる可能性もあります。
現時点でサポートの対象となっているモデルなのであれば、自力で清掃やメンテナンスを行う前にプロの意見を聞くことが大切です。
サポートデスクは時間がかかるから嫌だと考える方であっても、修理店に一度は相談してみるべきです。

修理者の目線でチェックして、これなら自力でできるだろうとOKがもらえることもあるでしょう。
独断で処理したことによりパフォーマンスが悪くなったり、本体が動かなくなってしまったりするようなら、言うまでもなくそれは逆効果だったということです。
有識者の意見を聞きながら、慎重に取り組んでくださいね。

細かいことはできないけど、できるだけ長く使いたい人のための方法

プロに頼まないとできないようなことは無理だけど、気に入っているiMacだから、少しでも長く使いたいという意見はもっともです。
そこで、パソコンについての知識は少ないけれど、できるだけ長く使いたいという人向けの方法もご紹介します。

アクセス権の修復

筋金入りのiMacユーザーの中では常識の一つとも言われていますが、大半のユーザーにとっては「?」マークなのではないでしょうか。
Appleのサポートページによると、アクセス権については以下のように説明されています。

『アクセス権とはファイルに対する設定のことで、そのファイルを読み取る、書き込む、または実行する (開くまたは実行する) ことができるかどうかは、この設定によって左右されます。ファイルのアクセス権の設定が正しくなくなれば、そのファイルを使うソフトウェアが正常に動作しなくなることもあります。』

OS X Captain以後のOSを搭載しているモデルは、こちらが自動的に保護されるようになっていますが、それより前のOSは手動で行わなければなりません。
もし、OSをアップデートせずに使っているのであれば、この手順を継続することで、寿命を延ばすことにつながります。
OS X Yosemite 以前のものを使用している場合は、以下の手順を実行しましょう。

  1. ディスクユーティリティを開く。
    (「アプリケーション」フォルダ内の「ユーティリティ」フォルダ)
  2. ボリュームのリストから「起動ディスク」を選択する。
  3. 「First Aid」タブをクリックする。
  4. 「ディスクのアクセス権を検証」をクリックして、アクセス権を確認する。
  5. 「ディスクのアクセス権を修復」をクリックして、アクセスする。

2022年現在でも現役で旧式のiMacを使っているユーザーの多くは、この方法を定期的に行っています。
面倒であっても、最低1~2週間に一度は実行しましょう。

デスクトップのアイコンを少なくする

これはスマホなどにも言えることですが、目に映る情報はできる限りシンプルにすることが動作をスムーズにするコツでもあります。
特に、起動時間を短縮したい場合は効果がありますから、普段から必要なもの・不要なものを取捨選択するようにしておいた方がよいでしょう。

ちなみに、どうしてもアイコン自体は必要だと考えている場合は、ショートカットファイルに切り替えるだけでも、時間短縮につながったという声もあります。
使い勝手を考えて、どちらにするか選びたいところです。

外付けハードディスクは、古いモデルになればなるほど必要性が増す

画像・音楽など、テキスト情報以外のデータ量は、日々重さが増してきています。
古いモデルになればなるほど、大事なデータが突如消えてしまうリスクにおびえがちです。
しかし、そもそも別付けのハードディスクに保存するクセをつけていればバックアップにも不安がありません。

もちろん、クラウドを使ったオンラインストレージによって保存する方法も有効ですが、ネット環境が使えなくなった場合には全く役に立ちません。
古いモデルと付き合う場合は、最悪の事態を想定しつつ準備しておきましょう。

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まとめ

iMacは、MacBook同様に「薄さ」や「デザイン」を追求するモデルに進化しています。
確かにデザインは唯一無二とも言えますが、その反面犠牲になった部分も少なくありません。

とはいえ、メンテナンス自体が全くできないわけではなく、普段の心がけやちょっとした取り組みで、寿命を延ばすことは十分可能です。
自分にできること・できないことを見極めたうえで、最善の選択を心がけてくださいね。

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