
iPadも長く使っていると、バッテリーのもちが悪くなってきます。使い勝手が悪くなってきたら、早めにバッテリーを交換しましょう。
今回は、iPadのバッテリーを交換してくれる場所や費用などについて紹介します。
iPadのバッテリー交換を検討したいタイミング
iPadのバッテリー交換を検討したいタイミングは3つあります。例えば、購入してから3年が経過したときや、不具合が発生するようになったときなどです。
バッテリーが膨張したときもバッテリーの交換を検討したいですね。ここでは、各タイミングの詳細を説明します。
購入してから3年が経過したら
「Apple」は、iPadの寿命を3年に設定しています。あくまで基準ですが、3年使用していればバッテリーのもちが悪くなるでしょう。
1日に2回以上充電するのも珍しくなくなります。バッテリーが消耗している状態でiPadを使い続けるのは不便ですよね。
そのため、購入から3年が経過したらバッテリーの交換を検討してみてください。
出典:Apple
不具合が発生するようになったら
iPadのバッテリー消耗によって引き起こされる症状は、バッテリーパフォーマンスの低下だけではありません。以下のような不具合が起こる場合もあります。
- 動作が重くなる
- 画面が急に暗くなる
- 強制シャットダウン・再起動が行われる
以前よりも、不具合の頻度が多くなってきたら、バッテリーの交換を検討しましょう。
バッテリーが膨張してきたら
バッテリーが消耗すると、内部にガスが溜まりiPadが膨張します。液晶画面が浮き上がる場合もあるでしょう。
現在、iPadがこの状態にある場合は、早急にバッテリーの交換をしてください。
放置していると、液晶画面の破損やバッテリーの破裂など、大きな事故につながる可能性があるからです。
iPadのバッテリー寿命をチェックする方法
iPadのバッテリー寿命は、パソコンやiPadのブラウザからApple公式サポートにチャットで問い合わせて確認ができます。手順は以下の通りです。
- Apple公式サポートページから手続きを開始する
- バッテリーのパフォーマンスについて問合せる
- バッテリー診断したいデバイスの情報を送信する
- Appleサポートの指示に従い操作する
- iPadでバッテリー診断する
- バッテリー最大容量を確認する
1.Apple公式サポートページから手続きを開始する
まずは、Apple公式サポートページにアクセスします。

出典:Apple
その後、ページ中央の[お手続きはこちらから]をクリックします。
2.バッテリーのパフォーマンスについて問合せる

出典:Apple
トピック選択画面で、[バッテリーのパフォーマンス]>[続ける]をクリックします。
3.バッテリー診断したいデバイスの情報を送信する

出典:Apple
まず、[お問い合わせ]の[チャット]をクリックします。

すると、バッテリー状態を測定したいデバイスの選択画面に移行します。
iPadで使用しているApple IDがわかる場合は、[サインイン]をクリックして、同様のApple IDでサインインしましょう。
Apple IDが不明なときは、iPadのシリアル番号でもデバイスを特定できます。
iPadのシリアル番号は、以下の方法で調べられます。
- iPadの[設定]アプリを起動し、[一般]>[情報]の順にタップ
- [シリアル番号]の欄で12桁の英数字を確認する
シリアル番号を確認できたら、[またはシリアル番号を入力]欄に入力して、[送信]をクリックします。
4.Appleサポートの指示に従い操作する

出典:Apple
デバイスが特定されると、チャットウィンドウが表示されます。
チャットが開始すると、Appleのサポート担当者からバッテリー診断の操作手順について案内が送られます。
Appleサポートの指示に従い、操作しましょう。ここからは、iPadでの操作になります。
5.iPadでバッテリー診断する

AppleサポートからiPadに診断リクエストが送信されます。
iPadで診断リクエストを受信したら、[同意する]をタップしましょう。バッテリー診断が開始するので、完了までしばらく待ちます。

「診断完了」と表示されたら、[完了]ボタンをタップしてください。
これでiPadでの操作は終了です。
6.バッテリー最大容量を確認する

出典:Apple
チャット画面に戻り、診断が終了したことを伝えると、バッテリー最大容量が表示されます。
バッテリー状態の診断結果や、Apple Care保証の交換対象範囲かについても案内を受けられます。結果を参考に、状況次第ではバッテリー交換を検討しましょう。
iPadのバッテリー交換はどこでしてくれる?
iPadのバッテリーは、AppleだけでなくキャリアショップやiPad修理業者なども交換に対応していますよ。
ここでは、各依頼先の特徴を紹介します。
Apple
iPadの販売元であるAppleも、バッテリー交換に対応してくれます。バッテリー交換を依頼するメリットは以下の3つ。
- 近くにApple Storeがなくても配送修理を利用できる
- お得にバッテリー交換ができる保証がある
- 純正品を使用してくれる
一方、デメリットは以下の通りです。
- 保証適用外のバッテリー交換費用は高め
- iPadが初期化された状態で返ってくる
- 配送修理だと時間がかかる
Appleは、iPadの万が一に備えた保証を用意しています。購入後1年間付与される「製品保証」と、加入することで保証期間・範囲を広げられる「AppleCare+」の2つです。
特徴を以下の表にまとめたので、参考にしてください。
製品保証 | AppleCare+ | |
---|---|---|
保証範囲 | 自然故障のみ(初期不良や欠陥など) | 過失による故障も対象 |
バッテリー交換費用 | 無料 | 無料 |
保証期間 | 1年間 | 2年間 |
保証を使えば、どのモデルのiPadでも無料でバッテリーを交換できます。そのため、まずはAppleの保証が使えるか確認しましょう。
Apple 正規サービスプロバイダ
Apple 正規サービスプロバイダとは、Apple公認のiPad修理業者です。ここにバッテリー交換を依頼するメリットは3つあります。
- Apple Storeよりも店舗数が多く予約が取りやすい
- Appleのトレーニングを受けた専門の技術者が担当してくれる
- Appleの保証が使える
デメリットは以下の通りです。
- バッテリー交換の通常料金は高い
- 店頭修理のみ対応
- iPadが初期化されて返ってくる
「カメラのキタムラ」や「ビックカメラ」などが、Apple 正規サービスプロバイダとして営業しています。そのため、地方に住んでいる人でも比較的依頼しやすいでしょう。
キャリアショップ
キャリアショップとは、「docomo」や「Softbank」などの通信事業者のことです。ここにiPadのバッテリー交換を依頼するメリットは3つあります。
- Appleの保証に加え、キャリア独自の保証が使える場合もある
- 店舗数が多いため依頼しやすい
- 正規修理なので、修理後もAppleの保証は継続される
一方、デメリットは以下の通り。
- データが消去される
- 保証を使わないと、高いバッテリー交換費用がかかる
- 修理が終わるまで時間がかかる
キャリアショップに依頼すると、バッテリー交換に1〜2週間かかる場合があります。そのため、「急ぎでバッテリーを交換したい」という人にはおすすめできません。
iPad修理業者
iPad修理業者とは、スマホやiPadの修理を専門にしている業者です。バッテリー交換を依頼するメリットは3つあります。
- 保証適用外のiPadでも安くバッテリーを交換できる
- 最短数十分で作業が完了する
- 24時間365日対応の業者もいる
デメリットは以下の通りです。
- 修理後は、Appleの正規保証が使えなくなる場合がある
- バッテリー交換の技術は業者によって異なる
素早く、そして安くバッテリーを交換してくれるのがiPad修理業者の強みです。基本、その日のうちに対応してくれるので、急ぎの場合でも安心ですね。
中にはiCrackedのように、最短40分で対応してくれる業者もいますよ。オススメのiPad修理業者も参考にしてくださいね。
iPadのバッテリー交換にかかる費用
iPadのバッテリー交換は数年に一度の作業です。そのため、料金の相場が分からない人もいるでしょう。
その悩みを解決するために、iPadのバッテリー交換にかかる料金の目安を紹介します。
正規店に依頼した場合
Appleの保証を使った場合は、どのモデルのiPadでも無料でバッテリーを交換できます。保証が使えない場合は、以下の通常料金がかかります。
機種名 | バッテリー交換料金 |
---|---|
iPad Pro 12.9インチ(第5世代) | 18,800円 |
iPad mini 4 | 18,800円 |
iPad Air(第4世代) | 18,800円 |
iPad(第9世代) | 15,000円 |
iPad(第6世代) | 15,000円 |
非正規店に依頼した場合
非正規店では、Appleの保証が使えません。そのため、通常料金での対応です。バッテリー交換費用の詳細は以下の表にまとめました。
機種名 | バッテリー交換費用 |
---|---|
iPad Pro 12.9インチ(第4世代) | 17,800円 |
iPad Pro 9.7インチ | 12,800円 |
iPad Air 2 | 11,800円 |
iPad 2 | 10,780円 |
iPad mini(第5世代) | 12,800円 |
iPad miniのバッテリー交換費用についてまとめている記事もあるので、併せて参考にしてくださいね。
安くバッテリー交換したい人におすすめのiPad修理業者

出典:iCracked
少しでも安くiPadのバッテリー交換をしたいと考えているのであれば、iCrackedに依頼をしましょう。
iCrackedとは、100万台以上の修理を行ってきた世界最大級のスマートフォン・タブレット修理事業者です。
厳しい基準を満たした高品質なバッテリーを使用しているので、安心して依頼できます。90日間の保証が無料でつくのもiCrackedの強みです。
バッテリー交換費用の目安
iCrackedが定めるiPadのバッテリー交換費用は以下の通りです。
機種 | 交換費用 |
---|---|
iPad Air 3 | 9,680円 |
iPad mini 5 | 8,580円 |
iPad 7 | 30,360円 |
バッテリー交換の流れ
バッテリー交換は、以下の手順で行われます。
- ここからバッテリー交換の予約
- 当日、店舗にiPadを持ち込み受付を済ませる
- 最短40分でバッテリー交換
- 動作を確認し、問題なければ支払い
- 完了
iPadのバッテリー交換前にやるべきこと
iPadのバッテリー交換を依頼する前にやるべきことは、「データのバックアップ」と「iPadを探すをオフにする」こと2つあります。
ここでは、それぞれのやり方を紹介します。
データをバックアップする
最近は、データを残したままバッテリー交換してくれる業者が増えました。しかし、何かしらのトラブルでデータが突然消える場合もあります。
iPadに大切なデータが入っている人は、このような万が一のトラブルに備えて、バックアップを取っておきましょう。
ここでは、iCloudとiTunesを使ったバックアップの取り方を紹介します。
iCloudを使う方法
iCloudを使う場合は、以下の手順でバックアップを取りましょう。
- iPadを起動
- [設定]→[自分の名前]の順でタップ
- [iCloud]→[iCloudバックアップ]の順でタップしオンにする
- [今すぐバックアップ]をタップ
- バックアップ完了
iTunesを使う方法
iTunesを使う場合は、以下の手順でバックアップを取りましょう。
- iPadとパソコンをケーブルで繋ぐ
- MacからFinderのサイドバーを開き、[iPad]をタップ
- [一般]→[iPad内のすべてのデータをこのMacにバックアップ]→[今すぐバックアップ]の順でクリック
iPadを探すをオフにする
iPadを探すをオフにする方法は以下の通りです。
- [設定]→[自分の名前]→[探す]の順でタップ
- [iPadを探す]をタップしオフにする
- 設定完了
iPadのバッテリー交換は自分でできる?
iPadのバッテリー交換は、自分ででもできます。しかし、おすすめはしません。故障やけがのリスクが高いからです。
バッテリー交換に失敗した場合、iPadが修復不可になる場合もあります。そのため、DIY修理に自信がない人はプロの修理業者に任せた方がよいでしょう。
iPadの状態からバッテリー交換すべきか検討しよう
- iPadのバッテリーを交換したいタイミングは3つある
- バッテリーはApple StoreやApple 正規サービスプロバイダなどで交換できる
- 保証が使える場合、正規店だと無償でバッテリーを交換してくれる
- 保証適用外だと高額になるので、iPad修理業者を利用しよう
今回は、iPadのバッテリーを交換する方法を紹介しました。iPadのバッテリー交換は、以下3つのタイミングが訪れたら交換を検討しましょう。
- 購入してから3年が経過した
- 以前に比べて不具合が多くなった
- iPadが膨張している
とくに“iPadが膨張”している場合は、早急にバッテリー交換をしましょう。放置して使い続けると、大きな事故に繋がる可能性があるからです。
iPadのバッテリー交換は、保証が使えるなら正規店に依頼しましょう。保証適用外の場合は、iCrackedのようなiPad修理業者に依頼することをおすすめします。

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