iPhoneXの初期不良・バグ・不具合まとめ

iPhoneXの初期不良・バグ・不具合まとめ

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2017年9月12日に登場したiPhoneXにも、初期不良やバグ、不具合などの報告が非常に多い実態があります。新モデルの発表によりAppleのサイトから消えてしまったiPhoneXは今後、新規購入ならではの初期不良に悩まされる人が減少していく商品です。しかし2018年9月現在においても人気モデルであるiPhoneXのバグや不具合などは、近頃人気の高い中古スマホ市場において新品未使用品などを買ったときに見舞われるリスクがあるととらえておいた方が良いかもしれません。

今回は、非常に人気の高いiPhoneXで過去に報告のあった初期不良・バグ・不具合について、その実情を詳しくまとめていきます。

フリーズする

iPhoneXの不具合報告の中で最も多く見受けられるのが、頻繁にフリーズが起こるというトラブルです。発売当初のTwitterには、起動時やフォルダ編集時にフリーズに悩まされたiPhoneXユーザの声が多く投稿されています。

フリーズの症状は十人十色

これは明らかな不具合ではないかと話題になったiPhoneXのフリーズは、人によってその感覚が大きく異なる実態があります。まず修理に出すほどの深刻さのない方々は、「比較的すぐに直る」や「もっさりとした動きになる」といった印象を述べています。これに対して正規店への相談を実際におこなっているユーザには、使っていくうちにフリーズが高頻度となったり、中には完全に文鎮化してしまう症状も起こっていたようです。

フリーズの原因が初期不良ではない可能性もある

Apple側でも発売当初より把握をしていたこの症状は、iPhoneXのバグや初期不良である可能性が非常に高いと考えられています。しかし購入直後のiPhoneXにさまざまなアプリなどをダウンロードした場合、ソフトウェアのシステムエラーによりフリーズなどのトラブルが起こる可能性もあるため、注意が必要です。

多くのアプリを入れられるiPhoneXは、何らかのトラブルを初期不良と断定する前に、強制再起動や初期化などを通してユーザ自らチェックをする心掛けも必要だと言えそうです。

電源が落ちる

フリーズ同様に不満の声が多かったのが、使用途中に突然、電源が落ちてしまうトラブルです。iPhoneX発売当初のTwitterに目を通すと、20~50%ものバッテリー残量があるのに突然電源が落ちてしまう方々も見受けられます。

iOSアップデートで解消できる

この症状についてもきちんと把握済みだったApple側では、2017年11月17日に配信されたiOS11.1.2にて「急激な温度低下後に画面が反応しなくなる問題」の修正を入れています。そのため、iOSのアップデートをきちんとおこなえば、真夏や真冬の屋外から室内にiPhoneXを持ち込んだときに生じる電源落ちトラブルが解消しやすくなるようです。

iPhoneにおける許容可能温度

非常にデリケートな電子機器であるiPhoneシリーズには、デバイスの正常動作に欠かせない許容可能温度が設定されています。iPhoneの周囲の温度が0~35度である場合、バッテリーなどへの負担が少ない状態で快適に端末が使えるそうです。

ちなみに、寒い場所で使っていたiPhoneを許容可能温度に到達させる目的でドライヤーやストーブの熱に直接当ててしまうと、内部温度が一気に上がって結露が生じることもあるそうです。

ゴーストタッチ

自分の指が全く触れていない状態であるのに、まるでお化けに乗っ取られたかのように勝手に画面が動くトラブルをゴーストタッチと呼びます。この症状が起こると、ユーザの意に反する形で下記のような問題が多発しやすくなります。

    ・タップしても動かないと思っていた画面が、突如として高速で動き始める
  • 勝手にアプリが起動される
  • 友達にLINEスタンプを送信し続けてしまう
  • 勝手にTwitter投稿がおこなわれてしまう
  • 勝手な電話で高額な通話料が請求された

ユーザの意に反する形で上記のような症状が起こるゴーストタッチは、大事な友達に迷惑をかけたり、自分自身が恥をかくといった部分で考えても、非常に深刻度の高い不具合となります。

ゴーストタッチの原因はバグ?初期不良?

ゴーストタッチには、下記3つの原因が考えられます。

  • ディスプレイの不具合
  • ソフトウェアの不具合
  • ハードウェア(ディスプレイ以外)の不具合

例えば、iPhoneX購入直後に貼った保護フィルムに隙間があり、そこからホコリが入り込んだり気泡が生じてしまったときには、自分が思ったとおりの感覚で端末の操作ができなくなることもあるようです。また中には、長時間ゲームで遊び続けたり、iPhoneXを充電したまま動画視聴をすることで生じる熱暴走により、ゴーストタッチに似た症状が起こるケースもあるようです。

Apple Care+への加入で無償交換

外的損傷や水漏れトラブルがなく、購入直後からゴーストタッチの症状が出ている場合は、Apple Care+への加入と諸条件を満たすことにより、iPhoneXの無償交換をしてもらえるようです。実際にこのトラブルでエクスプレス交換サービスを使ったユーザのブログによると、Appleサポート担当者とのやりとりがスムーズにおこなえれば、修理受付メールの送信から約3時間で交換機の手配と発送ができるシステムとなっているようです。

Face IDが使えない

iPhoneXより搭載された顔認証システムのFace IDにも、不具合と思われる症状による不満の声が非常に多く見受けられます。

iOS11.2のバグ?

Face IDが機能しない、使えなくなったというトラブルの多くは、iOS11.2へのアップデートをかけた直後から生じる傾向が高いと言われています。このOSを使う全ユーザに不具合が生じるわけではないようですが、それでも国内やアメリカなどのユーザの声から分析すると、iOS11.2に何らかの問題があるという意見が多いようです。

Face IDが使えない不具合の対処方法

初期不良ではないこの不具合は、iPhoneXの再起動もしくはiOSのアップデートで改善できます。この端末の再起動をするときには、まず音量ボタンとサイドボタンを同時に長押しして電源を切ってください。その後、サイドボタンを長押しすればiPhoneXが起動できる形となります。

熱を発している

本体がかなり熱い、発熱しているように感じられるというのも、iPhoneXで非常に多いトラブルです。

iPhoneXが発熱する理由

iPhoneXの発熱は、2枚重ねのロジックボード構造が原因で起こりやすいと言われています。本体背面がアルミ製だった従来型のiPhoneには、本体内部で生じた熱を効率よく逃せる特徴がありました。これに対して全面ガラスで覆われてしまったiPhoneXは、内部の発熱が直接伝わることにより、違和感を覚えるほどの熱さになってしまうという難点があるようです。

使い方によっても生じる可能性の高まる発熱

iPhoneXの発熱は、ユーザの選ぶケースや端末の扱い方によっても生じる頻度が変わってくると言われています。例えば、保護性が非常に高い手帳型やレザー型のケースには、iPhoneX特有の熱をさらにこもりやすくしてしまう難点があります。またポケモンGOなどのバッテリー消耗が激しいアプリを10分以上使い続けるのも、発熱の原因になり得ると考えられています。

画面に緑色の縦線が入る

画面の左端もしくは右端に緑色の縦線が出るというのも、有名なiPhoneXの不具合です。このトラブルは、TwitterなどのSNS以外に米メディアMacRumorsフォーラムやAppleサポートコミュニティーでも相次いで報告されています。一部ユーザの間では、この症状に「グリーン・ライン・オブ・デス」という呼称がついているようです。

米メディアのMacRumorsでは、過去にOLED(有機LED)を使ったサムスン電子のGalaxyシリーズで類似のトラブルが生じたことから、iPhoneXにおける事例についてもOLEDの欠陥ではないかという分析をしています。この症状をAppleサポートに相談すると、問題の抱えたiPhoneXを無償で交換してもらえるようです。

デリケートなiPhoneXの画面は、落下などにより不具合が生じやすい実態がありますので、グリーン・ライン・オブ・デスに気づいたら早めにAppleサポートに相談をするようにしてください。

スピーカーよりノイズ音が出る

一部のiPhoneXには、スピーカーにノイズ音が発生するという不具合が生じています。実際にこの症状に悩まされたユーザによると、本体上部にあるスピーカーに耳をあてたときに「ブーン」や「パリパリ」といった明らかな異音が発生することがあるようです。

ノイズが発生しやすいシーン

また米メディアのMacRumorsの読者たちへの調査結果によると、下記のシーンでノイズが入ることが多いとされています。

  • 着信音の再生時
  • アラームを鳴らしたとき
  • 音楽の再生時
  • スピーカーホンを使って通話をしたとき

Apple側の対応

早い時期から問題を把握していたAppleでは当初、端末交換に応じる対応をおこなっていたようです。しかしソフトウェアの不具合であることが判明してからは、iOSのアップデートで不具合が解消できる形となっています。

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【まとめ】iPhoneXの不具合や初期不良、バグが出たときには?

iPhoneXに生じる不具合には、ここまでご紹介したとおり非常に幅広い種類があります。またその不具合の背景には、「出荷前から生じていた初期不良」だけでなく「ユーザ自身の扱い方による問題」が潜んでいる実態もあるようです。

まずは自分でできるチェックや対処をしてみる

不具合、バグ、初期不良と思われる症状に見舞われたときには、まず自分でできる範囲内でチェックや対処をしてみるのがおすすめです。発売から1年以上経過したiPhoneXの場合、不具合のトラブルシューティングとも言える情報もネット上に多く蓄積しています。

Appleサポートに相談をしてみる

ネット上の対処法やチェック項目を使って調べた上で「これは初期不良の可能性が高いかも?」と感じたときには、Appleサポートへの問い合わせもしくは、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに端末を持ち込んでみてください。症状をヒアリングして明らかなバグや初期不良と思われる症状の場合は、諸条件を満たすことで無償交換や無償修理をしてもらえます。

街の修理屋さんで初期不良iPhoneXの本体交換はしてもらえない?

AppleCare+などの保証サービスを使った無償交換・無償修理ができるのは、Appleの正規店のみとなります。そのため、メーカー側との直接的な繋がりのない街の修理屋さんでは、初期不良と思われる症状であっても有償修理となってしまうのです。

また一般の修理業者で社外品のパーツへと交換されたiPhoneXは、キャリア会社やAppleの保証対象外になる可能性もあるため、現段階で初期不良やバグといったユーザ自身に問題のない不具合が生じているときには、多少面倒であっても最初にAppleに相談をしてみてください。

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