
昨年(2017年)7月、惜しまれつつも生産終了した「iPod nano」。携帯音楽プレーヤー「iPod」の派生モデルとして、HDD(ハードディスクドライブ)ではなく、フラッシュメモリを内蔵する軽量小型のプレーヤーとして発売されました。
2005年に最初の製品(第1世代)が発売されてから、世代ごとにデザインを様々に変えてきた、ある意味珍しい製品です。最後のバージョンは2015年2月から販売された第7世代(Mid 2015)と言われるモデルで、Multi-Touch ディスプレイを備え、ストレージ容量は16GBでした。
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未だに愛用ユーザーも多い「iPod nano」
携帯音楽プレーヤーとしての機能は、iPhoneはもちろん、Apple Watchにもあり、さらに音楽を楽しむスタイルもストリーミングへと変わろうとしています。一方で「聴きたいモノだけを聴く」というスタイルを依然として好む人も多く、音楽だけでなく、語学レッスンや落語、講演記録、オーディオブック等を軽くて持ち運びしやすい「iPod nano」に入れて聞いているという人もいるのではないでしょうか。
そんな「iPod nano」ですが、小さく軽いボディーサイズのため、落下や水没といった思わぬ事故を招きがちなデバイスでもあります。また、使用しているリチウムイオン二次電池は消耗品ですから、数年でその性能は劣化し、交換が必要となります。
では、すでに生産が終了している「iPod nano」に、このような修理が必要になったとき、ユーザーはどう対処すればよいのでしょうか。ここでは「iPod nano」の修理の方法について調べてみました。
「iPod nano」の故障原因にはどんな種類があるか
前述のように、地面に落としてしまったり、場合によってはトイレや水たまり等に水没させてしまう事故が多い「iPod nano」ですから、落下の衝撃による液晶モニターの画面割れやヒビ割れは当然起こりうる故障(破損)です。
iPod特有のクリックホイールの不具合や、そのクリックホールを廃し、マルチタッチディスプレーのみだった第6世代の「iPod nano」にも、電源ボタンの不具合やコネクターの接触不良といったトラブルが発生することがあります。そして、消耗品であるバッテリーの劣化による充電トラブルは、どの世代の「iPod nano」にも起こりうる故障です。
(関連記事:スマホのタッチパネルが反応しない時の原因と対処法)
原因不明の不具合が生じたときにまずすべきこと
落下や水没といった明らかな要因がないのに、充電できない、充電が持たない、起動しない、起動しても画面がつかない、PCが認識しないといったような原因不明の不具合が生じたときには、まずは強制再起動をかけたり、データバックアップのうえで初期化を実施するなどの措置が奨励されます。まずは、強制再起動をかけてみて、その様子をうかがいます。
iPod nanoの再起動の方法は、こちらに詳しく説明されています。
再起動をかけても症状が改善しないときには、iPod nanoを初期化し、工場出荷状態まで戻すという方法があります。保存したデータが重すぎて不具合が起きていた場合などは、初期化によってデータが空になり、不具合が解消されるケースがあります。修理に出したら結局は初期化されてしまうことが多いので、自分で初期化して直ってしまえば、それにこしたことはありません。
もちろん、初期化の前にはデータのバックアップは忘れずにしておきましょう。初期化の方法に関しては、下記の参考記事ご覧ください。
(参考:iPodを自分で初期化する方法)
こうした作業をもってしても不具合の症状が改善しなければそれは明らかな故障ですから、修理に出す必要があります。
公式サポートに修理を依頼する
Apple製品が故障や破損で修理が必要になると、まず考えるのがApple Storeの「Genius Bar」や、Appleの「正規サービスプロバイダ」に持ち込んで修理をお願いするか、ネットを通じて公式サポートに相談することになると思われます。
特にメーカーや購入ショップが提供する保証期間内であれば、故障の内容によっては無償修理となる可能性もあります。保証期間内ではなかったとしても、メーカーサポートによる修理によって品質が落ちることはまずないので安心です。
(関連記事:Appleの正規サービスプロバイダーって何?)
Apple公式サポートの「iPod nano」修理料金
Appleの公式サイトによると、「iPod nano」の修理料金は以下のように表示されています。
- <iPod nano:全モデル>
- バッテリーサービス料金:7,260円
- 保証対象外修理サービス料金:12,320円
※参考:iPod の修理サービス料金
修理期間と注意点
上記はAppleの公式サポートの料金です。「正規サービスプロバイダ」では料金が異なる場合があります。ちなみにApple Storeに持ち込み修理で依頼した場合、その修理期間は5営業日以内。配送修理の場合は3~5営業日と書かれています。
また「修理」となっていますが、内容によっては新品、中古品、整備済み製品との交換となる場合があります。そうなった場合もデータの引き継ぎなどは行ってもらえないので、公式サポートに修理を依頼する前には、必ずデータのバックアップ作業が必要です。
街の修理ショップに修理を依頼する
iPhoneの修理を行う街の修理ショップの中には、「iPod nano」の修理も受け付けているお店が多数あることをご存知でしたでしょうか。おおむね公式サポートよりも手頃な料金で修理サービスを行っているショップが多く、しかもよほどの修理内容でもない限り、即日で修理を行ってくれるスピーディーな対応も、その魅力の1つです。
街の修理ショップに製品の修理を依頼した場合、それ以降は公式のサポートを受けられなくなる可能性がありますが、その一方で多くの修理ショップが数か月の動作保証をつけてくれるので、修理品質が心配な方はそうしたお店を選べばよいでしょう。
公式ではあまり配慮してもらえないデータ復旧サービスを修理メニューに加えているショップもあり、保証期間の終了した製品のユーザーにとっては、多くのメリットがあると思われます。
「iPod nano」の修理ショップを探す方法
「iPod nano」の修理業者を探す際に非常に便利なのが、当サイト、最安修理ドットコムです。
「iPod nano」の修理業者は、こちらから探すことができます。修理価格に加え、各業者の口コミや評価、保証期間も掲載しており、さらに地域を限定すれば、お近くの修理業者の特徴をカンタンに比較することが可能です。
忙しい方には「郵送修理」もおすすめ
お近くに良い修理業者が見つからない、店頭に持っていく時間がないという人には、「郵送修理」をおすすめします。
「郵送修理」とは、郵送で全国から修理予約を受け付けるサービスのこと。これなら店頭に持ち込むことなく修理を受け付けてもらえるので、忙しくて修理ショップに行く暇がないという方には、特におすすめです。ぜひ最安修理ドットコムで、自分のライフスタイルに合ったショップや修理依頼の方法を選んでみてはいかがでしょうか。
iPodの修理するよりも新しい機種を購入する方がいい、という方はこちらの商品もありますよ。
まとめ
ここまで、「iPod nano」の修理の方法について説明してきました。すでに生産が終了しているモデルなので、早ければ今年、遅くとも来年には全ての「iPod nano」の公式サポートの保証期間が終わることになると思われます。保証期間内であればともかくとして、メーカー保証の切れた製品の故障は、修理ショップで修理してもらうほうが比較的安い価格で、かつ短時間で修理が可能なのでおすすめです。
修理を担当する業者の方も、修理実績が豊富な業者ほどアップル製品に対して深い知見を持っており、データを初期化しなくても個々の状況に応じて柔軟に修理してもらえる場合もあります。ぜひ最安修理ドットコムでかかりつけの修理ショップを見つけ、快適なデジタルライフを送りましょう。

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