Kindleは故障時に交換して貰える？Amazonの保証期間を確認しよう

電子書籍リーダーとして、圧倒的な人気を誇るKindleシリーズ。AmazonPrimeの会員になれば、無料で読める本があるなど連動性にも優れていることから購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

電子機器の購入を考える際に、最も不安なのが故障時の対応です。Kindleは、故障時にどのような対応となるのでしょう。ここでは、Kindleが故障した時に交換してもらえるかどうかについて見ていきましょう。

Kindle / -ajp-

Kindleの通常保証について

まずは、Kindleを含むAmazonデバイス全てについてくる通常の保証制度に関していていきましょう。

1年間、もしくは90日間の限定保証

Kindleシリーズを含むAmazonデバイスは、購入から1年間もしくは90日間の限定保証が自動的についてきます。この期間中に、通常使用の範囲内で故障してしまった商品に関しては無償での交換が可能となっているとAmazonの保証要項には記載されています。もしも期間ギリギリでの故障なら、なるべくはやく問い合わせの上対応してもらったほうが良いでしょう。対応は、故障部位によって異なりますが「交換」「修理」の2パターンがあるようです。

ただし「通常の使用範囲内」での故障が対象

限定保証に関しては、いくつか注意しなくてはならないことがあります。それは、保証対象となるのが「通常の使用範囲内」とういう点です。つまり、初期不良の故障や電池パックの不良品以外の故障は保証が適用されない可能性が高いということ。落下や衝撃を加えたことによる破損、水没被害に関しては有償での修理・交換となることを覚えておきましょう。

Kindle Fireは修理対応がない？

また、Kindleシリーズの中でも安値で買える「Kindle Fire」などは修理対応を受け付けておらず、すべて交換での対応になります。頻繁にセールを行っているKindle端末ですのでかなり安く購入した方も多いかもしれませんが、有償での端末交換は“新品端末を購入した方がお得”な可能性が非常に高いのです。

Kindle Fireを例に上げると、セール時に5000円未満で購入したものであっても交換費用として8000円かかってしまいます。これならば、再びセールがあった際に同じものを新品で購入したほうがかなり安くすみます。このように、故障対応でかかる金額と新品で購入する費用を比較して、お得な方を選んだほうが良いでしょう。

Kindleの保証延長サービス、事故保証プランについて

自然故障のみの対応となっている通常保証に対して、Amazonには落下などの物的損傷や水没にも対応してくれる保証延長サービスも存在します。この有償サービスを上手く活用すれば、故障に怯えることなくKindleを思う存分使い倒すことができますよ。

保証延長プラン

自然故障のトラブルのみ（自動保証サービスと内容が同じ）に関しても、1年間延長させることができます。購入から30日以内であれば、Amazonで商品を購入するのと同じ用に延長プランに加入することができるので「家でしか使わないから大きな故障はない」「自然故障の保証だけしっかりして欲しい」と考える方は「長期保証プラン」に加入してみると良いでしょう。

事故保証プラン

「事故保証プラン」に関しては、自然故障に加えて自己責任による物損や水濡れなどの故障も無償で対応してくれる優れた保証プランです。電池の交換に関しても保証の範囲内となるので、普段Kindle端末を頻繁に持ち出す方は、加入しておいて損がないプランだといえるでしょう。保証期間は2年・3年のいずれかが選べるので、長く使うのであれば3年プランを選択しておくと良いかもしれませんね。

事故保証プランの注意点

手厚い保証が魅力の「事故保証プラン」ですが、いくつか確認しておくべき点があります。加入してから「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」とならないように、確認しておきましょう。

事故に関する故障は1回まで無償対応

「事故保証プラン」で受けられる無償の交換対応は、期間中一回のみとなっています。つまり、2回目以降は通常通り“有償”での交換・修理対応となることを理解しておきましょう。

1度だけの対応だと「高いのではないか」と考えるかもしれませんが、「事故保証プラン」をつけないで交換対応をしてもらうとそれだけで年会費を超える負担となってしまいます。そのため、費用対効果的にはそこまで悪くない保証プランだといえるでしょう。

電池交換に関しては“自然故障”の範囲として認定してくれる可能性が高い

「事故保証プラン」に関して、“電池の交換も保証の範囲内”という記述があります。これは、「通常の交換対応とは別途で対応してくれるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。「事故保証プラン」を取り扱っているTechmark Japanに問い合わせた所、「電池の交換対応は経年劣化が原因となる可能性が高いので、自然故障の範囲内で交換可能」との回答を得ました。つまり、「事故保証プラン」に加入すれば自己責任による突発的な故障に対する無償対応1回に加えて、電池パック等の自然故障に対する保証も期間内なら可能なのです。

長年同じ端末を使おうと考えるのであれば、電池パックの消耗は必ず起きるもの。こういった、自然故障に対する対応も期間が延長されるのであれば確実に加入したほうが良いのではないでしょうか。

端末、保証期間によって値段が異なる

「事故保証プラン」に関しては年数や端末の種類によって、保証費用が異なってきます。Kindle Paperwhiteであれば2年間で1890円、3年間で2970円。 Kindle Voyageであれば2年間で4860円、3年間で6480円。Kindle Oasiであれば2年間で6480円、3年間で8640円と、端末のスペックが上がる毎に費用も上がっていく傾向があるようです。高い端末の交換費用がかさむのは当たり前のことなので、こういった部分に関しては割り切るしかないでしょう。

まとめ

Kindle端末は、故障時に交換してもらえます。ただし、有料の保証パックに加入しなければ“自然故障”のみ無償での対応となることを理解しておきましょう。上記で紹介したように、安心してKindleを利用するのであれば「事故保証プラン」への加入が必須だといえるかもしれません。自己責任の物損や水没に関しての無償対応にプラスして、自然故障の保証も延長されるのでハードユーザーにとっては心強い味方だといえるでしょう。