MacBookのトラックパッドが押し込めない！原因や自分で修理する方法を解説

MacBookの操作に欠かせないトラックパッドは、部品や工具を取り寄せてユーザーが自分で修理を行うといったことも可能なパーツです。しかし、注意点を守らないと感電や接触不調を起こしてしまうので注意しましょう。

今回は、MacBookのトラックパッドを自分で修理する方法や注意点を解説するので、参考にしてください。

感圧タッチトラックパッドとは

「感圧タッチトラックパッド」とは、Appleが2015年3月に発表したMacBookおよびMacBook Pro以降に搭載されているトラックパッドです。

実際にパッドを押し込むのではなく、触覚フィードバック技術によってパッドをクリックしたかのような感覚を振動で再現しています。

トラックパッドが押し込めない原因は4つ考えられる

トラックパッドが押し込めない原因として、以下の3つが挙げられます。

感圧タッチトラックパッドが採用される以前のモデルでは、バッテリーの膨張やトラックパッドの調整が不完全な時にトラックパッドが押し込めなくなる不具合が起きていました。

また、トラックパッドの寿命・故障の場合もそうですが、基本的には自分での修理は難しいため、Appleやパソコン修理業者への修理依頼をおすすめします。

システムエラーによるトラックパッドの不具合を解消する方法

原因がシステムエラーによる場合に限り、自分で不具合を解消することができます。

まずは、MacBookの再起動を行いましょう。［アップルメニュー］→［再起動］と選択し、再起動を行ってください。

軽微なシステムエラーが原因でトラックパッドが不具合を起こしている場合は、これだけで解消できます。

再起動でも解決しない場合は、以下の2つの対処法を試してみましょう。

出典：Apple

SMCリセットを行う

MacBookの電源・バッテリー・熱関連でトラブルを起こしている場合は、SMCをリセットすることで解決できることがあります。

ちなみにAppleシリコン搭載のMacは、再起動を行えばSMCリセットも同時に行われるため、特別な手順は不要です。

出典：Apple

PRAM/NVRAMリセットを行う

SMCリセットを行っても不具合が改善されない場合は、PRAM/NVRAMリセットを行いましょう。

こちらもAppleシリコン搭載のMacでは不要なため、以下の手順は行う必要がありません。

出典：Apple

ハードウェア診断を行う

ハードウェアに問題があると考えられる場合、「Apple Diagnostics」を使用し、問題の原因を探ることができます。

以下、Apple Diagnosticsを行う手順となります。

出典：Apple

トラックパッドの調整を自分で行う方法

もしもトラックパッドの調整を自分で行いたいという場合は、下記の手順を参考にしてください。

機種に合うドライバーを用意する

MacBookの分解修理を行う際には、ネジ頭を壊さないために、機種に合ったドライバーを用意しなければなりません。

機種により異なりますが、MacBook Pro（mid 2012）ならY型の特殊精密ドライバー、mid 2009の場合は星型ドライバーが必要となります。

このステップで間違った工具を用意すると、ネジ穴の歪みによってトラブルが重症化することもあるため、注意が必要です。

MacBookを分解していく

MacBookの分解を行う際には、感電を防止するために必ずACアダプタを外し、電源をオフにしてください。

分解作業は、裏蓋の取り外しから始まります。その下にあるバッテリーを外すと、「トラックパッドの裏面」に到達する形です。

ここまでの流れで特に大きな注意点はありませんので、初めて修理する人でも簡単にできる作業と捉えて良いでしょう。

トラックパッドのスイッチを調整する

トラックパッド手前に付いているネジを動かすと、感度を左右する「遊び」を調整できます。

基本的に普通のネジと同じ考え方となりますので、もっと遊びを増やしたい場合は「右に回す」、遊びが多すぎだと感じる時には「左に回す」と覚えてください。

トラックパッド自体に問題がない場合は、この手順で修理をするだけで、今までストレスを感じていた感度や動作面が正常化します。

トラックパッドのパーツ交換で修理を行う方法

前述の方法で症状が改善しない場合は、トラックパッド自体を交換してみましょう。

オンライン修理コミュニティのiFixitでも、トラックパッドの交換方法を紹介しているので、参考にしてください。

交換用のトラックパッドを用意する

交換用のトラックパッドは、オークションやAmazon、楽天市場などを利用して新品を購入するようにしてください。

古いMacBookから取り外された中古パーツは、純正品という意味ではユーザに安心感をもたらすかもしれません。

しかし中古部品の場合は前ユーザによって既に摩耗や消耗が生じていますので、控えるのが無難です。

非正規業者によって作られたタッチパッドは、総合通販サイトで3,500～4,000円ほどで販売されています。

また、MacBookのキーボードをバラ売りしているサイトもありますよ。

トラックパッドを取り外す

前述と同じ流れでMacBookの分解を行うと、8つの小さなネジで留められたトラックパッドが見えてきます。

ネジの取り外しが終わったら、トラックパッドと本体を繋ぐケーブルをゆっくり抜いてください。

新しいトラックパッドを装着する

古いトラックパッドの取り外しに成功したら、本体のホコリを優しく落としてください。

本体とトラックパッドの間にたくさんのゴミが付着していると、接触不調によって正常に動かないこともあると言われています。

また装着時のネジ締めが緩いと、新しいトラックパッドであっても誤作動が生じるので、ひとつひとつのネジを丁寧に扱うことも大事であると言えるでしょう。

MacBookのトラックパッドを自分で修理する行為は「完全自己責任」

さまざまなショップでパーツが販売されているトラックパッドも、自分で修理する場合は完全自己責任となります。

また一度でもユーザ自ら分解をしたMacBookは、Appleなどの正規店で修理対象外となってしまうので、注意するようにしてください。

自分で修理をして成功すれば、費用も安く済むうえ修理に預ける日数もなく、メリット尽くしかもしれません。

しかし、MacBook修理は失敗した時のリスクが非常に高いので、自分でトラックパッド交換をする場合は完全自己責任ということを念頭においてくださいね。

自己修理に失敗した時の対処法

ではMacBookのトラックパッドを自分で修理したけれど、やっぱり修理のプロに依頼したいというときはどうすればいいのでしょうか。自分で手を付けてしまったMacBookは、Apple正規店では対応不可能となります。

しかし、街の修理店ではApple正規店で断られたMacBook修理も対応可能です。

トラックパッドを交換しても症状が改善しない状況で八方塞がりになった場合は、PCホスピタルのようなパソコン修理業者を利用してみましょう。

最安修理ドットコムには、全国各地のMacBook修理可能な修理店が集っています。自分で一度修理してしまったMacBookは、プロの修理店でも修復不可能な状態になっている可能性もありますが、まずは問い合わせてみましょう。

それでもMacBookのトラックパッドが押し込めない場合はプロに相談

出典：PCホスピタル

MacBookのトラックパッドを修理したいときは、「PCホスピタル」に一度相談してみましょう。

PCホスピタルとは、デジタル機器の有料訪問サポートで高い利用率を誇る業界最大手のパソコン修理業者です。

年中無休＆全国対応しており、最短即日でパソコントラブルに対応してくれます。データもしっかりと保護してくれますよ。

また、訪問対応の時間が取れない方には宅配修理も行っており、主要店舗では持ち込み修理も可能です。

しかも、トラブル診断後の見積りで提示した料金以外の費用を請求がないので、安心して依頼ができますよ。

修理依頼の流れ

PCホスピタルの口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

• その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
• ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
• 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典：みん評

PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、こちらの記事でも紹介しています。併せてご覧ください。

MacBookのトラックパッドが押し込めない！まとめ

今回はMacBookのトラックパッドを自分で交換する方法をご紹介しました。

ネット上には交換する手順について記載している記事が他にもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

しかし、自分でMacBookに手を加えると、その後は何が起きても自己責任となることは覚えておきましょう。MacBookのトラックパッドを修理店に依頼したいときは、依頼先を最安修理ドットコムで探してみるのも手です。

また、MacBookの安いおすすめ修理業者をまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてください。

ぜひこの記事を参考に、自分にあった修理依頼先をみつけてくださいね。