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日々の生活に欠かすことのできない存在となったスマートフォン。
普段持ち歩くことが多いだけに落として画面が割れたり、水没させたりして困った経験はありませんか?
修理に出す際に気になるのは費用でしょう。
高額機種が増えるにつれ、修理代も高額化しているためです。
そこで注目を集めているのがモバイル保険です。
条件に当てはまれば、家族が所有しているスマホも補償対象になります。
AppleCareとの比較もしつつ、モバイル保険の内容やメリットなどをご紹介します。
別記事でスマホ保険の比較もしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
INDEX
モバイル保険なら家族も安く入れる?
スマホが広く普及し、現在では子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の方が所有しています。
いざというときの修理コストを抑える方法として、保険や補償サービスへの加入が考えられますが、せっかくなら家族全員のスマホを対象にできるものを選びたいものです。
モバイル保険なら、家族のスマホも保険の対象にすることが可能です。
家族が所有するスマホが被保険者と同じ名義なら、補償が受けられます。
たとえば、あなた(夫)のスマホを主端末に設定し、妻と子どものスマホを副端末に登録する、といったことができます。
家族のスマホの名義が被保険者と異なると、補償対象外となるため注意してください。
たとえば、モバイル保険の被保険者が妻で、端末契約者が夫の場合は、保険契約を分ける必要があります。
ちなみに、被保険者が契約または購入した端末であれば、同居していない家族も補償を受けられるので安心です。
このように、モバイル保険は家族ぐるみで活用できる保険として注目を集めています。
被保険者 | 端末契約者または購入者 | 補償適用 |
---|---|---|
夫 | 夫 | 〇 |
夫 | 夫※妻が使用 | 〇 |
夫 | 夫※息子が使用 | 〇 |
夫 | 妻 | × |
夫 | 息子 | × |
出典:モバイル保険
モバイル保険とは
さくら少額短期保険株式会社による、新しいタイプの保険です。
高額化する修理代の負担軽減をし、お気に入りのスマホを長持ちさせることを目的として誕生しました。
近年、新たなスマホの機種もどんどんリリースされており、高性能なモデルも増えていますが、ここで修理費の高騰という問題が出てきました。
高性能な機種には、新たな技術やパーツなども使用されているため、修理コストが高くなるのです。
年間で10万円まで何度でも補償
キャリアで提供している補償サービスは、大抵は年間の修理回数に限度があり、1年のあいだに何度もスマホを壊してしまうと補償してもらえません。
中古スマホもお店が独自で保証を設けていますが、数ヶ月で切れることがほとんどです。
一方、モバイル保険は10万円の限度額さえ超えなければ、何度でも修理を依頼できます。
頻繁にスマホを落としてしまう、水没させることがある、といった方にとってはありがたい保険といえるでしょう。
保険料は月額700円
保険への加入を考えたとき、頭をよぎるのは月々の保険料ではないでしょうか。
どんなに手厚い補償が受けられても、月々の費用負担が大きいと加入をためらってしまいます。
モバイル保険なら月額700円と手ごろな保険料で、限度額10万円の補償が受けられます。
修理不能や盗難でも補償が受けられる
修理するのが難しいほど損壊していたり、盗難に遭ったりといったケースでも補償があります。
主端末で最大25,000円、2台までの副端末で最大7,500円の補償が受けられるのです。
登録端末の購入金額がこれらの金額以下なら、その購入金額が上限となります。
新しい端末の購入代金に充てられるでしょう。
AppleCareと比較してのメリット
Apple製品を購入すると、端末の修理に関する1年の限定保証と、オペレーターによる電話サポートが90日間自動的に付いてきます(AppleCare)。
さらにAppleCare+に申し込むなら、そのサービスを延長させ、端末の修理保証とオペレーターによる電話サポートを2年受けられるようになります。
AppleCare+の加入費用は機種によって違いますが、たとえばiPhone SE(第2世代)では8,800円、iPhone8では14,800円、iPhone 11 Proでは22,800円です。
加入していると、スマホのガラス割れ修理は一律3,400円、修理費は最大11,800円で済み、バッテリー交換は条件に当てはまれば無料でできます。
Apple製品ユーザーとしては、AppleCare+とモバイル保険、どちらに入ったほうがいいのか気になるところでしょう。
免責金額がない
AppleCare+やキャリアの補償サービスでは、加入費や月額のお金に加えて、修理費用の一部を負担しなければならないのが一般的です。
モバイル保険には免責金額がなく、上限を超えない範囲なら全て保険で支払えます。
修理店を自由に選べる
AppleCareでは、Apple Storeや正規サービスプロバイダなど修理先が限定されていて、非正規の修理店で修理すると以後保証を受けられなくなります。
モバイル保険では修理先を自由に選べ、キャリアの有償補償でかかった費用を請求することも可能です。
補償が継続する
AppleCare+は機種に紐付く契約のため、保証期間である2年以内に機種変更した場合でも、新しいスマホに保証を引き継ぐことはできません。
モバイル保険は人に紐付く契約なので、端末を買い換えた際にマイページで対象端末を変更すれば、補償が継続されます。
そのため、新規登録する費用も発生しません。
補償対象になる端末の種類
モバイル保険と聞くと、多くの方は「新品のスマホやタブレット端末のみの保証じゃないの?」と思ってしまうかもしれません。
AppleCareや他のキャリアが提供する補償サービスに比べ、モバイル保険の対象範囲は広いと言えます。
Wi-FiやBluetooth通信に対応しているものであれば、幅広い端末が補償対象となるのがモバイル保険の大きな特徴です。
スマホはもちろん、スマートウォッチやタブレット、ノートパソコン、ワイヤレスヘッドフォン、モバイル音楽プレーヤー、モバイルルーター、ゲーム機なども対象となります。
ただし、ドローンやラジコンなど遠隔操作する機器は例外となるなど、多少の制限はあります。
以下の条件にも注目してください。
国内で販売された純正の端末
国内で販売された国内メーカーの純正製品が補償の対象となります。
つまり、海外でリリースされたものについては補償されません。
中古も対象になる
中古だとキャリア保証が切れているものも少なくありません。
このような端末だと、修理が必要なときに多額の出費が必要になります。
一定の条件さえ満たせば、中古の端末でもモバイル保険に加入できます。
加入条件は、国内で販売された国内メーカーのものであり、販売店が発行した3ヵ月以上の保証期間が付いた保証書があることです。
3つの端末まで同一契約で補償してくれる
AppleCareのように、購入した一台の端末のみに適用されるサービスではありません。
モバイル保険では、同時に3つの端末を登録できます。
もちろん、組み合わせも自由自在です。
1台の主端末と2台の副端末を登録
補償の対象となる端末を、1つの主端末と2つの副端末に分けて登録します。
副端末は任意での登録で、あとからでも手続きできます。
たとえば、主端末をスマホ、副端末にスマートウォッチとノートパソコン、のような登録も可能です。
主端末と副端末とでは最大補償額が異なります。
主端末は、最大100,000円が補償されますが、副端末は2台合計で最大30,000円までの補償です。
修理費用の高い端末や修理の頻度が高い端末を主端末に選ぶといいでしょう。
なお、合計3台の端末を登録した場合は、3台合わせての補償額が100,000円となります。
3台それぞれが100,000円ずつの補償が受けられるわけではないので注意してください。
保険が適用される場合とされない場合とは?
どのようなケースでも保険が適用されるわけではありません。
適用されると思っていたのに対象外だった、ということにならないよう正しく理解しておきましょう。
たとえば、落下による衝撃で液晶が損壊してしまった、水の中に落として壊れた、原因不明の不具合がある、などはどれも適用内です。
同じ損害でも、不慮の事故ではなく契約者本人や家族の故意によるものなら対象外になります。
腐食やはがれ、変色、サビなどを保険金で直すことはできません。
中古スマホを登録端末にした場合は、修理不能の補償についても制限があります。
メーカー保証期間が過ぎていて部品がなく修理不能になった場合は補償されないので、注意してください。
また、盗難対象ですが、紛失は対象外です。
キャリアの保証では紛失に対応してくれるケースが多いのですが、モバイル保険では対応していません。
さらに、海外で損害を受けたときは補償の対象外となります。
ほかにも、さまざまな状況別により適用の有無が判断されるため注意しましょう。
保険金が受け取れるまでの流れ
保険金がどのように支払われるのかは、気になるところではないでしょうか。
モバイル保険の場合、オンラインで簡単に申請ができ、提携修理店を利用すればキャッシュレスで対応してもらえます。
オンラインで申請
請求に必要なのは、故障した端末を撮影した写真と修理報告書、領収書です。
モバイル保険公式サイトにアクセスし、マイページから申請します。
故障したときの状況などを入力し、用意した写真をアップロードすれば申請は完了です。
審査は最短2日ほどで、無事通れば指定した銀行口座に最短5営業日で入金されます。
審査状況によってはもっとかかることもあります。
提携修理店だとキャッシュレスに
モバイル保険の提携修理店があり、事前に申請を行えばキャッシュレス修理に対応してもらえます。
お金を立て替える必要がないため、手持ちが少ないときに便利なサービスです。
修理費用が限度額を超えるときには、差額をその場で支払います。
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まとめ
モバイル保険なら、最大3つまで端末を登録でき、しかもスマホ以外のスマートウォッチやノートパソコンなども補償対象にできます。
月額700円で家族も一緒に加入できるので、利用しやすい保険であると言えるでしょう。
中古でスマホを購入するなど、AppleCareやキャリアの補償サービスを利用できない方にとっては特に、頼もしい保険ではないでしょうか。
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