【カメラ】モルトがベタベタ・ボロボロになったら即交換・張替修理しよう

【カメラ】モルトがベタベタ・ボロボロになったら即交換・張替修理しよう

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モルトとは、カメラの裏蓋の上下の溝や、一眼レフのミラーが当たる部分などに貼られている黒いスポンジのようなもので、正式名称は「モルトプレーン」と言います。ウレタンやスポンジのようなものですが、モルトと呼ばれています。このモルトは、カメラの他にフィルム室の遮光に使われたり、プリズム・ミラーなどの緩衝材として使われます。

このように様々な使われ方をするモルトですが、モルトは古くなるとボロボロになり、ベトベトになることもあります。中古カメラならまず交換・張替修理が必要になるでしょう。

今回は、そんなモルトが劣化した時の対処法についてご紹介します。


Vintage Olympus 35RC Rangefinder Camera / sbat65

モルトの役割をおさらい

モルトは、消耗品と言われるほど短い期間で劣化してしまうものです。カメラを長く使えば使うほど、モルト交換をする回数も増えてくるので、趣味でカメラをよく使う方などはモルトの役割を知っておくといいでしょう。

モルトは、主に裏蓋とボディーとを組み合わせた部分からの光漏れを防ぐための役割を担っています。モルトは基本的にどのようなカメラにも付いていますが、遮光が役割のため、高品質のカメラですと多少へたっていも被写体に影響が出ない可能性があります。

しかし、モルトの劣化が激しくなると、光が漏れてしまい被写体に影響が出てしまいます。そのため、どんなに良いカメラでも長年使用すれば必ず交換の時がやって来るモルトは、カメラにとって非常に大きな役割を担っているのです。

モルトが劣化する理由

カメラにとってモルトがそれほど大事な役割を担っているなら、なぜ経年劣化するモルトを使用するのかと思う方もいるかもしれませんが、どんなものでもいずれ壊れてしまう時が訪れます。ただ、これだけ技術が進化している今日ですから、昔のカメラよりモルトの劣化期間は短くないはずです。

モルトは繊維でできているので、使用しているうちに弾力がなくなり、やがて加水分解します。加水分解の状態に陥ると、モルトがベトベトになったりボロボロになり、本来の役割ができなくなってしまいます。

あまりにも劣化したモルトを放置していると、光漏れで被写体に影響が出ることはもちろん、モルトが貼られている裏蓋を開けると粉々に散らばっている、なんてこともあるので、劣化したモルトを放置するのはやめましょう。

モルト交換は自分でもできる

モルト交換・張替修理を専門業者に依頼すると、安いとはいえ数千円かかってしまいます。極力料金を安く抑えたい方やカメラの内部に詳しくなりたい方は、自分でモルト交換・張替修理を行ってもいいでしょう。モルト交換は比較的簡単にできる作業です。 そんなモルト交換の手順は多くのWEBサイトで見ることができます。

モルト交換の手順

まずは交換するモルトを用意しましょう。新品のモルトはカメラ店や家電量販店などで販売されていますが、とにかく安く済ませたいという場合は100均でも似たような素材のものを入手できます。市販のモルトは修理用にシールのように貼れる糊付けのものや両面テープを使用して貼るタイプのものがあります。

モルト以外で使用する道具は、アルコールやシール剥がし、カッターナイフ、綿棒、両面テープです。これらは「カメラのモルトがどういう状態なのか」、「使用するモルトは両面テープが必要なものなのかどうか」によって変わります。

交換するモルトを入手したら、まずはカメラのモルト状態を確認しましょう。ボロボロの状態なら柔らかいブラシで掃き出します。ベタベタしている場合は、シール剥がしやアルコールを染み込ませた綿棒などで拭き取ることができるので、試してみてください。

市販のモルトは修理用に細かな糊付のものが販売されていますが、両面テープを使用して貼るタイプのフェルトでも代用できます。古いモルトをきれいに取り除いたら、新しく入手したモルトを貼ります。貼る箇所通りにモルトを切り取り、本来モルトが貼ってあった部分に貼り付ければ完成です。

中には細い箇所にも貼る必要があり、細かい作業が苦手な方や初めてモルト交換を行う方にとって大変な作業になることもあります。しかし、長年使用するカメラはいずれまたモルト交換が必要な時期が訪れますので、慣れておくといいかもしれません。

モルト交換を修理店に依頼する

上記でご紹介したモルト交換のやり方を見て自分で交換する予定がない方や、モルト交換・張り替え修理が面倒だったり時間がない場合は、カメラのプロに依頼してみてください。

モルト交換を修理店に依頼するメリットは、プロに任せるので安心な点や、モルト交換に限らずカメラの状態も一緒に見てもらうこともできる点です。カメラを経年使用するだけモルト交換が必要になるとは言え、そこまで短期的に必要なわけではないので、カメラのメンテナンスも含めプロに依頼してもいいでしょう。

モルト交換・張替修理代金はそれほど高くない

モルト交換は比較的安い料金で対応してくれるカメラ修理店が多く、4,000?5,000円が相場になっています。中古カメラでモルトの部分がベタベタだったり、ボロボロだったりするなら、総合整備をお願いするといいでしょう。モルトの張り替えもしっかりと含まれていることが多いのでオススメです。カメラ修理店によってはモルト交換料金をWEB上に公開しているお店もあるので、調べてみてください。

参考:【料金表掲載】カメラ修理の相場は要チェック!メーカー修理と修理屋さんを比較しよう

カメラ修理店を調べてみる

モルト交換をしてくれるカメラ修理店はどんなお店なのか見てみたいという方は、当サイト最安修理ドットコムをのぞいてみてください。こちらは全国各地のあらゆる修理店が集っており、一般のカメラ修理店にはどのようなお店があるのか見ることができます。こちらに掲載しているカメラ修理店を参考に、お近くの修理店の中から良い修理店を探してみてください。

また、今回ご紹介したカメラのモルト交換以外にも、カメラに関する様々な故障・修理について調べたいという場合も最安修理ドットコムは役に立つでしょう。こちらには故障・修理に関するコラム記事を掲載しているので、お困りごとがある方は調べてみてくださいね。

参考:故障の症状別!交換レンズの修理代相場まとめ

一眼レフのレンズが故障した時の修理・メーカー保証情報

カメラでズームができない場合に修理するべきか買い替えるべきか

まとめ

モルトがベタベタ・ボロボロしていたときは、必ず交換・張替修理を行ってください。中古カメラを購入したり、長期間カメラを使わっていない場合も、モルトの交換・張替修理することをおすすめします。自分で行う場合も、糊付モルトを購入すれば楽に交換できます。修理は総合整備もありますが、部分修理では4,000?5,000円前後の料金で修理できます。

修理価格サイトのご紹介

全国の修理店をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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