パソコンのHDDをSSDに換装・交換する方法!費用・クローン・必要なものを紹介

パソコンのHDDをSSDに換装・交換する方法!費用・クローン・必要なものを紹介

パソコンの起動や動作速度の高速化は、マザーボードがSSDに対応しているパソコンをHDDからSSDへ交換すれば解決します。中古のパソコンでHDDを使用している場合は、検討してみましょう。

ここでは、SSDに交換するメリットや注意点を紹介し、対応可能な修理店の費用も比較!パソコンを高速化して、ストレスフリーで作業しましょう。

HDDをSSDに換装するメリットは?

パソコンをHDDからSSDに交換するメリットはいくつかあります。それぞれを確認していきましょう。

動作が高速化する

SSDに換装する一番のメリットは、パソコンの動作速度が高速化する点です。パソコンに求める一つの要素として、「動作が速い」という点は多くの方が求めるのではないでしょうか。

SSDはデータの読み込み速度と書き込み速度がどちらも速いので、読み書き頻度の高いタスクをこなす時は非常に有用です。ビジネスシーンだけでなくゲームをするときなどにも役立つでしょう。

HDDからSSDにすることによって、パソコンが重いといった現象が改善されます。パソコンの動作全体が軽くなるのは大きなメリットの1つです。

軽量化され、衝撃に強くなる

SSDは非常に小さく、軽く設計されているので、ノートパソコンならさらに軽量化されます。ドライブとして外付けする場合も、小さく軽いSSDの方が持ち運びやすく便利です。

また、衝撃に強く、どこかに当てたり強い振動を受けたりして壊れることは基本的にありません。

消費電力が少ない

消費電力を抑えられる点も、大きなメリットの一つです。SSDには稼働部品がなく、消費電力もHDDの3分の1以下です。

そのため消費する電力がとても少なく、そのおかげで発熱も少なくなります。パソコン内が熱くならないため、他のパーツにも熱の影響が少ないです。

またそれに伴い、動作音自体が非常に静かなのもメリットと言えるでしょう。

HDDからSSDに換装する手順

ここでは、HDDからSSDに換装する手順について解説していきます。換装手順はおおまかに、下記の5ステップに分けられますよ。

一件複雑な作業に思えますが、しっかり手順を追っていけば個人でも可能ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

HDDからSSDに換装する際に必要なもの

  • 内蔵HDDと同じ規格のSSD
  • SSDを装着できる外付けドライブケース
  • データクローン可能な移行ソフトや機器
  • ドライバーなどの工具
  1. SSDを準備する
  2. SSDをパソコンに接続し、NTFSファイルシステムにフォーマットする
  3. HDDのデータをSSDに移行する
  4. パソコンからHDDを取り外し、SSDを装着する
  5. 起動ディスクを変更し、SSDからPCを起動する

SSDを準備する

まずは交換したいSSDを購入する必要があります。希望の規格サイズ、容量、ブランドなどの条件をしっかりと確認して購入しましょう。

SSDの主な規格サイズは下記の通りです。

SSDの主な規格サイズ

  • 1.8インチ 一昔前のノートパソコンに搭載
  • 2.5インチ 現在最も主流 / ノート・デスクトップパソコンに搭載
  • mSATA 一昔前のノートパソコンに搭載 / マザーボードに取り付ける
  • M.2 「mSATA」の後継 / 小型デバイスに搭載 / 比較的高価

SSDは、ネットでも家電量販店でも販売されています。ただアマゾンなどでSSDを購入しようとすると、50,000件以上の商品が表示され分かりにくい上に、アフターサービスもありません。

一方大手家電量販店は、アフターサービスも充実している上に各種割引で通販より安くなる可能性がありますよ。

またSSDを購入する時に、SSDをパソコンに装着する時に使うSATA-USB変換ケーブルも、必ず一緒に購入しましょう。

SSDをPCに接続してNTFSファイルシステムにフォーマットする

なんのことか分からない方も多いかもしれませんが、「SSDの保存形式を決めて初期化をする」というイメージを持つと分かりやすいかもしれません。デジタルデータを管理する形式はいくつかあります。

そのなかでもNTFSはWindows NT系の標準ファイルシステムで、現在のWindowsの主流ファイルシステムです。こちらの形式にフォーマットするための方法は、下記の通りです。

  1. SSDとパソコンをSATA-USB変換ケーブルで接続
  2. SSDがディスクとして表示されるので、右クリックして[フォーマット]を選択
  3. ファイルシステムの形式の選択ができるので[NFTS]を選択
  4. [開始]をクリック

HDDのデータをSSDに移行するorクリーンインストールする

SSD交換は、ハードディスク交換と意味合いが全く同じです。物理的にSSD交換ができたとしても、そのままでは中に入っているデータは空です。

そのため、OS・データ・アプリケーションなどは自分で移行するしかありません。

OSなどのデータの対応方法は、大きく分けて2つあります。「HDDのデータをSSDにクローンする方法」と「クリーンインストールする方法」です。

それぞれについて説明するので、メリットとデメリットを確認しておきましょう。

HDDのデータをSSDにクローンする方法

クローンとは、データを複製することを言います。こちらの方法は複製という名前の通り、OSを含むHDDのデータをまるまるSSDに移行する方法です。

時間や手間はかかりますが、以前と変わらずデータを利用できます。

データをSSDにクローンする方法はいくつかありますが、専用のソフトなどを利用したほうがスムーズに複製できるのでおすすめです。フリーソフトのEaseUS Todo Backup Homeなどを利用しましょう。

手順は下記の通りです。ここでは「EaseUS Todo Backup Home」の操作を元にしています。

  1. クローン用のソフトをインストール
  2. クローンの元ととなるHDDを選択して、クローン先のSSDを指定
  3. 「高度オプション」から「SSDに最適化」をクリック
  4. [実行]をクリック

今なら20%OFFでEaseUS Todo Backup Home有料版を購入できるクーポンもあるので、ぜひ活用してくださいね。

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クリーンインストールする方法

クリーンインストールとは、OSデータなどを含めて新規にインストールする方法です。

こちらは以前のハードディスクに入れていたデータを利用できなくなってしまいますが、手間や時間はかかりません。

OSを一新したい方や、大事なデータはオンラインストレージに保存してあるといった方にはおすすめです。

パソコンからHDDを取り外し、SSDを装着する

いよいよ物理的にHDDからSSDに換装していく作業になります。この作業は、使用しているパソコンがデスクトップかノートパソコンで大きく異なりますよ。

デスクトップパソコンの場合は、PCケースからマザーボードに接続しているHDDを外す必要があります。中の構造は非常に複雑なため、動画サイトなどを参考にするとよいでしょう。

ノートパソコンの場合は、背面カバーを外すとすぐにHDDのケースが見えるので、そこを取り換えるだけです。デスクトップパソコンに比べるとわかりやすいですよ。

起動ディスクを変更してSSDからPCを起動する

最後の作業として、SSDを起動ディスクとして設定する必要があります。起動ディスクは、bios設定で変更することができますよ。

手順は下記の通りです。

  1. パソコン起動時に[F2]または[Del]キーを押す
  2. bios設定画面になったら[boot]を選択
  3. 「boot device priotity(起動デバイス)」の中からSSDを選択
  4. 再起動する

以上でSSDの換装作業は完了です。

下記の記事では、BIOSとは?起動しない原因&対処法について詳しくまとめているので参考にしてください。

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HDDからSSDへの交換費用はいくら?

ハードディスク交換をするなら、自分でやったほうが良いか、プロに任せるかは悩むところ。

ネットで調べてみると、自分でハードディスク交換をしてその手順を詳しく公開しているWebサイトも見受けられます。

とはいえ、普段からよく使っているパソコンを自分でいじり、万が一のことがあったら大変です。

SSD交換に少しでも不安を感じる場合は、自分で交換するよりも料金はかかりますが、プロの修理店に依頼するのが安心ですよ。

各依頼先の費用相場や特徴は、以下の通りです。

費用納期手間壊れるリスク
メーカー・家電量販店50,000円前後
部品代別途
×
パソコン修理業者35,000円前後
部品代別途
自分で対応部品代のみ×××

どんな修理も同じですが、メーカーへの依頼は最も費用が高額になる傾向があります。

家電量販店に依頼した場合は、液晶修理・交換はメーカー送りとなる場合がほとんどのため、費用相場はメーカーと変わりません。

費用だけをみると修理業者が最も安いですが、どの依頼先にもメリットデメリットが存在します。依頼先選びの際は、次に紹介する「依頼先ごとの特徴・メリットデメリット」をチェックしましょう。

さらに、メーカーやパソコン修理をするメリット・デメリットも紹介しているので、参考にしてくださいね。

修理依頼先ごとの特徴・メリットデメリット

SSDの換装・交換はどこに依頼するのがいいのでしょうか。依頼先としては、以下の3つが挙げられます。

ほかにも、全国対応のおすすめパソコン修理業者についてまとめた記事もあるので、こちらも参考にしてください。

メーカー・家電量販店

「パソコンの修理を依頼したい」という場合、製造元であるメーカーや家電量販店といった販売店への依頼をまず思いつくのではないでしょうか。

純正パーツでの修理が可能ですし、それぞれの保証が適用できる場合は安価に修理できますよ。「信頼性が高いところに依頼したい」「保証を活用したい」という方は、メーカーや家電量販店への修理依頼を検討しましょう。

ただし、メーカーや家電量販店での修理にもデメリットはあります。例えば、症状次第では保証が適用されずに有償修理になるケースもあります。

また、店頭ではなく工場やセンターに送付して修理対応する場合、返却まで1週間以上かかることもあるので注意しましょう。

メーカー・家電量販店の特徴 純正パーツでの修理で安心
期間内であれば保証が利用できる
×保証がなければ費用はもっとも高い
×修理期間が最も長い

パソコン修理業者

街中にあるパソコン修理業者にも依頼が可能です。

正規の修理ではないため、メーカーや家電量販店の保証は適用されません。ただし、修理費用の安さ・便利さ・早さで選ぶならパソコン修理業者がおすすめです。

SSD換装・交換については最短即日で対応してくれる場合が多く、使用するパーツも純正品・社外品・中古品などから選べる場合があります。そのため、SSD換装・交換にかかる費用も安く抑えられます。

事前の見積りを取ってくれる業者であれば安心ですし、相見積りを取ればより安い業者に依頼できますよ。

依頼方法も、持ち込み以外に宅配や出張にて対応してくれる業者も存在します。都合の良いタイミングで依頼できるのは強みです。

ただし、中には費用をぼったくる質が悪い業者もいるため、業者選びは慎重に行う必要があります。「事前に見積りしてくれるか」「サイトに情報が明記されているか」「アフターフォローはあるか」などを基準に業者を選ぶようにしましょう。

パソコン修理業者 依頼先の中で最も費用が安い
純正パーツや中古パーツなどが選べる
×なかには悪質な業者もいる
×修理の質は業者によりまちまち

自分でSSD換装・交換をする

SSDの換装・交換であれば、自分で対応することも可能です。

自分でSSDの換装・交換ができれば、かかる費用は部品代のみとなり、自分の都合にあわせていつでも修理が可能です。

ただし、リスクも多く存在します。

例えば自分でSSDの換装・交換をして失敗した際、メーカーや販売店の修理対象から外れてしまいます。

修理業者に依頼したとしても、症状が悪化した分修理費用がかさみますし、最悪の場合修理できなくなる可能性がありますよ。

修理の経験がある方以外は、修理を依頼するのが間違いないでしょう。

自分でSSD換装・交換を行う かかる費用は部品代のみ
自分の都合にあわせてできる
×メーカーや販売店の保証は無効
×失敗した場合は更に費用がかかる

SSDの換装・交換はパソコン修理業者への依頼がおすすめ

SSDの換装・交換は、自分で行うことも可能ですが、専門的な知識や工具が必要なため、慣れていない方には難しい作業です。誤った手順で作業を行うと、パソコンが正常に動作しなくなるリスクもあります。

その点、パソコン修理業者に依頼すれば、データ移行や適切なSSD選定も含めてプロが丁寧に対応してくれます。さらに、メーカーや家電量販店と比較して、修理費用が安く納期が早いというメリットもありますよ。

特に、大切なデータを扱う場合や作業に自信がない場合は、修理業者への依頼がおすすめです。時間や手間を節約しつつ、安全にSSDへの換装を行えますよ。

SSDの換装・交換は「PCホスピタル」に相談

出典:PCホスピタル

「SSDの交換がうまくできない」「安く対応してほしい」という方は、「PCホスピタル」に一度相談してみましょう。

年中無休&全国対応しているパソコントラブル解決サービスで、最短で即日の対応も可能です。事前見積も無料で行ってくれるので、どのくらいの費用がかかるかを前もって知ることができます。

大切なデータを守りながら安全に、HDD換装を依頼できますよ。

持込修理出張修理宅配修理に対応しており、WEBにて24時間受付可能。都合のよいタイミングで修理を依頼できます。

SSD換装の費用

320GB未満のHDDをSSDに換装する場合の費用は39,600円。320GB以上だと50,600円です。

上記の費用以外に、HDDやSSDの部品代が別途かかります。

修理依頼の流れ

  1. まずは専用フリーダイヤルWEBで相談
    ※電話受付時間 9:00~21:00(年中無休)
  2. パソコンで困っている内容を伝える
  3. 料金体系についての案内を受ける
  4. 希望の日時を伝えて訪問日時を決める
  5. 予約当日に現地で診断・見積り
  6. 見積り了承後に修理

PCホスピタルの口コミ

PCホスピタルの口コミを3つ紹介します。

  • その日のうちに復旧してもらえたので満足です。マイナス面もはっきり伝えてもらえたので逆に信頼できると思いました。
  • ネット異常のほかにもいくつか問題点が発見されたのですが、すべて親切丁寧に解決くださいました。作業自体も迷いなく迅速で、また作業員の方の気さくな人柄もあってとても安心してお願いできました。
  • 修理完了までの時間も早く、連絡もきっちりしていました。何より息子が安全に使えるよう配慮してくれている感じに好感がもてました。

出典:みん評


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Web
まずは相談
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PCホスピタルの口コミ・評判や料金体系について、詳しく解説している記事もあるので参考にしてください。

SSD交換する際の注意点

古いパソコンのハードディスクをSSDに交換する際の注意点は、大きく2つあります。

修理店に頼む時だけでなく、ご自身で交換する時も注意してください。

ハードディスクの規格サイズを確認

まずは、ハードディスクの規格サイズを確認しましょう。HDDの規格サイズは複数あり、ノートパソコンですと「2.5インチ」や「M.2」が主流です。

交換したいHDDの規格サイズを知りたい場合は、仕様書を見てどの規格サイズを使用しているのか確認しましょう。品番などで検索すれば、ネットで調べられます。

ハードディスクの規格を確認

2つ目は、ハードディスクの規格です。HDDにはIDEとSATAという2種類の規格があるので、こちらも間違えないようにしましょう。

すぐに取り出すことができないなら、フリーソフトで確認できます。このように、サイズや規格の違いによるコネクタ選びは、SSDを購入する際にも必要ですので必ず確認してください。

マザーボード交換のメリットについても、事前にチェックしておくと役立つかもしれません。

HDDやSSDの換装でよくある質問

ここでは、HDDやSSDの換装でよくある質問とその回答をまとめました。

HDDやSSDの換装は初心者でもできる?

HDDからSSDへの換装は、手順を理解すれば初心者でも可能です。特にクローンソフトを使えば、データをそのまま移行できるため、初期設定の手間を減らせます。

ただし、パソコンの分解や部品交換が不安な方は、パソコン修理業者に依頼するのも一つの選択肢です。

HDDからSSDに換装するときの注意点は?

SSDの容量はHDDと同等以上のものを選ぶのが理想です。また、SSDには「SATA」「NVMe」などの規格があり、PCに適したものを選ぶ必要があります。

さらに、換装作業前には必ずデータのバックアップを取ることをおすすめします。

HDDからSSDへ換装するのにかかる時間は?

換装作業にかかる時間は、クローン作業を含めて1〜2時間程度が目安です。ただし、データ容量が多い場合やトラブルが発生した場合は、それ以上かかることもあります。

SSDの寿命はどのくらい?

SSDの寿命は一般的に5〜10年程度とされていますが、使用頻度や書き込み回数によって異なります。定期的なバックアップや、不要な書き込みを減らす工夫が長持ちさせるポイントです。

ノートパソコンでもSSD換装は可能?

多くのノートパソコンはSSD換装が可能ですが、機種によってはストレージが基板に直付けされているため換装できない場合があります。事前にマニュアルやメーカーサイトで仕様を確認しましょう。

パソコンのHDDをSSDに換装・交換する方法!まとめ

パソコンのハードディスクをSSDに交換する際の注意点をお伝えしました。SSDに交換するメリットはたくさんあります。

交換する際に今のハードディスクのサイズや規格の違いを確認し、利用できるSSDを選びましょう。また、データ移行の問題もあらかじめ対策を考えておくといいですよ。

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