
PSPとはPlayStation Portableの略で、ソニーが販売している携帯型ゲーム機のことを言います。PlayStationの10周年の記念に発売されました。PSPは、巨大な液晶と大容量を記録できる点が特徴として挙げられます。ゲームとしての機能以外にも動画再生機能、オンラインプレイも導入され、ゲーム市場の中枢を担っています。
多くの機能が搭載されているだけあって、故障しても修理に出して使い続けたい人が多いのが現状です。そこで今回は、PSPを修理に出す時の注意点や専門店情報、修理代金の相場をご紹介します。

PSP / O.Taillon
PSPを修理に出す前の注意点
PSPを修理に出す前には、準備が必要です。長年愛用していればいるほど、大切なデータが入っているものです。しかし、バックアップしないで修理に出してデータが消去されてしまったり、自分なりの設定をしているのを忘れて解除せずに送って、時間をロスしてしまうケースがあります。そうならないために、準備を万全にしてから修理に出しましょう。
バックアップを行う
メーカーや専門店に修理に出すにしろ、データが消えることは十分にあります。データの保証はしていない場合が多いので、せっかく集めたデータをなくさないためにも、修理に出す前にバックアップは忘れずに行ってください。
送るときは初期化する
PSPは個人情報が入っているゲーム機になるため、初期化してから修理に出すといいでしょう。初期化してしまうとデータはすべて消去されてしまうので、しっかりバックアップを取ってから初期化してください。
メーカーでは分解や改造されたものは修理を行ってもらえない
一時、改造が流行った時期がありましたが、手が加えられたPSPはメーカーでは修理をしてくれません。また、他にも自分で修理しようとして分解したもの、専門店に修理を依頼したものも対象外になるので注意しましょう。メーカーで修理ができない場合は、専門店に持ち込むほかありません。
配送中に破損したものも修理の対象外になる
メーカーや専門店に郵送するときは、破損しないように送らないといけません。万が一配送時に故障したとみられる物は、修理の対象外となってしまうので、送り方にも慎重になる必要があります。
保証期間内でも修理不可な場合もある
メーカー保証で修理に出そうとしても、外箱に印刷さえている保証書がなかったり、保証書に買った日付の印がない、落下・衝撃・液体の混入、自然災害、保証書とバーコードラベルが不一致である場合は、修理が不可と判定されてしまいます。
1年間のメーカー保証期間を過ぎたものは有料
メーカー保証は1年間です。その期間から過ぎてしまうと有料での修理になります。有料だといくらになるか分からないという方には、見積もりをしてもらうことをおすすめします。しかし、これも有料になるので本当に修理に出すときのみに、見積もり依頼をした方がいいでしょう。
PSPの修理を請け負ってくれるところ
準備が整ったら、次はどこに修理を依頼するかを決めます。メーカーでは請け負ってくれないケースもあるので、専門店などの情報も持っていると臨機応変に対応できます。
メーカー(SONY)
メーカーでも修理を行っています。しかし、PSPは古い機種になってきているため、アフターサービスを受けられない種類もあります。修理に出す前に、アフターサービスの受け付けが終了している機種を確認しておきましょう。
アフターサービスの受け付けが終了している機種
PSP-1000、PSP-1000K、PSP-1000KCW、PSP-1000G1、PSP-1000G1CW、PSP-1000CW、PSP-1000ZKA、PSP-1000ZTS、PSP-1000PK、PSP-1000SV、PSP-1000CA、PSP-1000MB、PSP-1000CG、PSP-2000ZS、PSP-2000CW、PSP-2000FB、PSP-2000IS、PSP-2000LP、PSP-2000PB、PSP-2000RP、PSP-2000DR、PSP-2000ZF、PSP-2000ZR、PSP-2000MG、PSP-2000ZN、PSP-2000MN、PSP-2000MB、PSP-N1000PB、PSP-N1000PW
修理専門店
PSPなどのゲームの修理を専門に扱っているお店があります。持ち込んで当日に直してもらえたり、郵送して修理してもらうことが可能です。
メーカーにPSPを修理に出す時の手順
では、まずはメーカーに修理を出す手順をご紹介します。
故障診断で症状に改善が見られないか確認する
ソニーの公式サイトでは、故障かなと思った時に活用する「故障診断」があります。この故障診断では、症状に合わせて対処法が書かれているので、その指示通りに操作してみます。しかし、その対処法を行っても改善が見られない場合は故障と判断できるので修理に出しましょう。
規定に同意する
アフターサービス規定や保証規定を読み、同意する必要があります。熟読していない場合でも、アフターサービスに申し込みをした時点で同意したとみなされるので、目を通しておいた方が無難です。
お客様カルテに記入
修理に出すPSPと一緒に送らなければならないものにお客様カルテがあります。これは、ウェブで記入して印刷できますが、印刷できない場合はメモに書いて送っても可能になっています。該当する項目にはすべて記入してから送りましょう。
アフターサービスの申し込みをする
ここまで来て、ようやくアフターサービスの申し込みができるようになるので、手続きしましょう。
梱包
PSPとお客様カルテを、買った時の外箱に入れて包装紙などで包んで送ります。外箱がないときは、そのほかの箱でも代用が可能で、ソニーから有料で取り寄せることもできます。
送る
送る方法は2つあります。宅配業者に引き取りに来てもらう方法では、発送伝票も持ってきてくれるので手間が省け、自分で送る場合は、送料を着払いで送る仕組みになっています。
料金はPSPを届ける宅配業者に支払う
修理後の料金は、宅配業者がPSPを持ってきたときに渡します。現金、電子マネー、クレジットカード・デビットカードの中から支払い方法を選ぶことが可能です。
メーカー修理での代金相場
メーカーの修理代金は、下記のようになっています。
メモリースティック デュオ スロットから誤挿入品の取り出し
3,240 円
ボタン内部部品交換・修理
6,480 円
電源部基板交換
8,640 円
光学部関連組立部品交換
8,640 円
ボタン関連部品+内部部品の複数修理・交換
8,640 円
キャビネットの交換
8,640 円
各端子部の内部基板修理
9,720 円
液晶部品の交換
9,720 円
メイン基板交換
9,720 円
キャビネットの交換
9,720 円
複数部品の修理・交換
9,720 円
PSPの修理をしてくれる専門店
それでは、PSPを修理してくれる専門店をご紹介します。
RepairSquad (リペアスクワッド)
こちらは郵送受け付けになっており、カート注文をしなければ申し込みができません。申し込み後に、取引の案内メールがくるので、その内容に従って手渡し配送元払いでPSPを郵送します。
この業者の特徴は、修理後に2名体制で3度に渡って動作を確認します。これにより細部まで修理が可能になっています。修理代金の支払いが完了してから、PSPは発送されてきます。おおよそ1週間でPSPの修理が可能です。
ガレージ99
持ち込みや郵送での修理が可能になっており、持ち込みの場合は即日修理が可能です。最短15分で完了する場合もあるので急いでいる人におすすめです。また、壊れたゲームの買取も行っているので、新品に買い換えるなら買い取ってもらうのもいいでしょう。
専門店の修理料金の相場
専門店での修理代金の相場は、下記のようになっています。
液晶画面交換
5,400円~6,800円
アナログスティック
3,400円~7,800円
アプリケーションバー
2,800円~4,400円
電源スイッチ
3,000円~4,400円
ACソケット
3,000円~4,400円
十字キー
3,000円~4,400円
アクションボタン
3,000円~4,400円
「L」もしくは「R」ボタン
3,000円~4,400円
自分に合った修理店を探せる「最安修理ドットコム」

「スマートフォンを修理したい」「修理にかかる費用相場を知りたい」という方は、最安修理ドットコムにて自分に合った修理店を探してみましょう。
最安修理ドットコムでは、日本全国にある20,000店以上の修理店を掲載。GPSで現在地から近い業者を探せるので、急なトラブルでも安心です。
実際に修理店を利用したユーザーの口コミが230,000件以上あるのも特徴の1つ。機種や修理内容で絞り込むと、5段階の評価や修理費用相場も確認できます。
スマホ修理実績が150万台以上のスマホスピタル

全国対応&最短即日対応してくれるスマホ修理実績が150万台以上のスマホスピタル。
幅広いAndroidに対応できるだけでなく、最速15分で修理してくれます。保証が最大6か月ついてくるのもうれしいポイントです。
「出張修理」と「来店修理」の2種類から修理方法を選べ、WEBでの見積・問い合わせは24時間可能。都合のよいタイミングで相談してみましょう。
まとめ
今回、専門店で修理代金が一番安かったのはRepairSquad、その次にガレージ99でした。専門店といえどもすべての機種が修理できるわけではないので、あらかじめ問い合わせてから修理に出すといいかもしれません。どちらにしろ、現在はPSPの修理は依頼しづらい状況で、修理に出すよりも新品を買った方が安く済むケースもあるそうなので、そちらも検討してみる価値はあるといえます。
PSPは後継機種が多々発売され、今では一線からは退いています。そのため、メーカーでは、ほとんどの機種がアフタ—サービスの対象外になってしまっているのが現状です。これにより古い機種を持っている人は、専門店へ修理に出さなければならないようです。
しかし、街の修理ショップは古いモデルのものでも修理に対応してくれるところが多いので、公式での修理を諦めていた方でも利用可能です。特にゲームホスピタルは安価かつスピーディ・丁寧に修理を行なってくれるので、初めて修理ショップを利用する方にもおすすめです。

日本最大級の修理店情報サイト「最安修理ドットコム」に掲載しませんか?
最安修理ドットコムには以下の強みがあります!
- 掲載店舗数約2万店舗
- 修理サポート記事1,600本
- クチコミ数23万件超え
iPhoneをはじめとしたスマホやパソコン、車や時計、鍵や水まわり等あらゆる修理店情報を掲載しています。
掲載ご希望の修理店様はまずはお気軽にお問い合わせください。