海外で誕生したスマートスピーカー。近年日本にも上陸を果たし人気を集めていますね。もし、故障したり修理が必要な場合はどこに相談すれば良いのでしょうか?情報を詳しくまとめてみました。スマートスピーカーを持っている人も、持っていないけれど興味がある人も参考にしてみてください。

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スマートスピーカーの故障/修理の相談はどこにする?
基本的にスマートスピーカーが故障したら、まず販売店に相談することがオススメです。
販売店独自の保証サービスがあるかも
メーカーではないの?と疑問に思われた方がいるかもしれませんが、販売店が独自の保証サービスを付けてくれている場合もあります。まずは販売店に相談することを推奨します。
直接電話するのが不安なら、公式HPなどで対応方法を確認すると良いでしょう。公式HPのヘルプページなどには、販売店がスマートスピーカーの販売に保証を付けているのかどうかなどの情報が載っています。
メーカーに確認
販売店が対応していない場合は、メーカーに相談しましょう。スマートスピーカーの代表格であるAmazonの「Amazon Echo」シリーズも、Googleの「Google Home」シリーズも、新品なら1年間の保証が付いています。
取扱説明書や公式HPに記載されているカスタマーサービスの番号に連絡すれば、修理・交換・返金のいずれかの対応をしてくれます。保証期間内なら、無料で修理対応などを受けられますので、確認してみると良いでしょう。
相談する際は事前に情報を整理しておく
カスタマーサポートを活用する際のコツがあります。事前に情報を整理しておくことです。初めて問い合わせをする場合でも、製品情報・購入日・どのような不具合が生じているのか、などを確認されることが予測できます。全てでなくても構わないので、事前に聞かれそうな情報は自分で整理しておくと、話がスムーズに進みやすいです。
何を聞かれるかわからないという場合でも、手元にスマートスピーカーや保証書を用意しておくなど、可能な限り準備をしておくことがポイントと言えます。相談がスムーズに進めばより早く不具合を解消できますので、事前に対策を講じておくと良いでしょう。
メーカー以外に修理を依頼できる場所はある?
冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の場合、メーカー以外でも修理を請け負ってくれる専門店などがありますよね。スマートスピーカーの場合はどうでしょうか?調べてみましたが、2017年12月現在、修理を依頼できる場所はほとんどありません。
一部のスマートスピーカーに関しては修理対応を受け付けてくれるお店もあるようですが、数は少ないと言えるでしょう。また、保証期間内にメーカーや販売店に修理依頼をする場合以外は修理費用がかかります。修理を頼めるとしても、買い替えなどの費用とよく比較検討してから依頼するかどうか決めることをオススメします。
購入するなら正規店から
スマートスピーカーの人気が高まっている影響もあり、メルカリやヤフオクなどにスマートスピーカーが出品されていることもあります。値段に関しては通常価格よりも安い傾向があると言えるでしょう。しかし、購入は正規店、もしくは正規販売代理店からの購入を推奨します。正規店や正規販売代理店以外から購入してしまうと、保証が受けられない場合があるからです。
メルカリやヤフオクなどにも新品の良品が出品されていることはありますが、一度人の手に渡ったものである以上、中古品であることに変わりはありません。故障した場合のリスクを考えるなら、正規店や正規販売代理店から購入する方が安全でしょう。
修理ではなく買い替えもあり?
スマートスピーカーが故障した場合、修理ではなく買い替えをするという選択肢もあります。
最新機種への買い替えもおすすめ
スマートスピーカーの技術はどんどん向上しているので、一般的に最新のものの方が性能が良い傾向があると言えるでしょう。下手に修理に出すよりも、買い替えして最新機種を手に入れたほうが使いやすい可能性が高いです。
費用に関しても、スマートスピーカーの値段そのものが一般的な家電製品と比べて安めなので、大きな金銭的負担とはなりにくいと判断できます。買い替えを検討することは良い選択と言えるでしょう。
買い換えはセール時期に
なお、買い替えるならセール時期を狙う方法がオススメできます。スマートスピーカーは人気があるので、セール時期に通常価格よりもお得な値段に割引されていることも多いです。メーカーのメルマガなどに登録しておけば、情報収集もしやすいでしょう。
セール時期に関しては変動がありますが、一般的に家電製品はボーナス時期や決算期、年末年始などに大規模なセールが行われる傾向があるので、チェックしておくことを推奨します。
なるべく壊れないようにするには?
修理を依頼したり、思い切って買い替えをする方法はありますが、できれば壊したくないという方が多いでしょう。スマートスピーカーを長く使うためには何点かポイントがあります。詳しく見ていきましょう。
ポイント①正しい使用方を守る
スマートスピーカーに限りませんが、誤った使い方をしてしまうと故障を引き起こしやすくなります。壊さないためにも、正しい使い方を守ることが肝心です。正しい使い方を知る上でとても便利なのが取扱説明書。言うまでもありませんが、取扱説明書には製品に関する情報が詰まっています。購入時や使い方がわからなくなってしまった時、都度見返すことをオススメします。
GoogleなどはYoutube内の公式チャンネルに使い方の解説動画を載せていますので、チェックしてみると良いでしょう。文章ではわかりにくい部分も確認することができます。
ポイント②設置場所を考える
スマートスピーカーは電気製品です。比較的移動しやすいですが、設置が向かない環境もあります。例えば、電波が強い場所は誤作動を引き起こすリスクが高いです。高温多湿な環境も発火などの危険性があります。もちろん、水がかかる場所や直射日光が当たる場所も不向きです。
スマートスピーカーを快適に使用するためにも、設置場所を考えて、最適の環境に置いてあげることが大切と言えます。設置場所に関しても取扱説明書に注意点が記載されていることが多いので、事前によく確認しておきましょう。
ポイント③掃除をする
ホコリが多い環境は避けたいです。定期的な掃除を実施しましょう。スマートスピーカーの位置を移動してみる方法もオススメです。動かすことで、隠れていたホコリを発見することもあります。なお、うっかり落としてしまうと破損や故障につながるので気をつけましょう。
ポイント④正規品を使用する
製品に合わないアイテムを使うと故障しやすいです。例えば電源ケーブルなどに合わないアクセサリーを使ってしまうと、挿入口が変形してしまったり、誤作動を引き起こすなど製品に異常が発生するリスクがあります。
人気がある製品ほど、正規品より安価な類似品のアクセサリーが出回ったりしますが、リスクがあるので正規品を使いましょう。長期的に考えた場合、正規品の方が壊れるリスクが低くコストパフォーマンスが良いと言うことができます。
ポイント⑤物を置かない
スマートスピーカーは上部が平らになったデザインのものが多いです。台のように上に物を置いてしまいたくなる時があるかもしれません。しかし、あくまでスピーカーですので、上に物を置くことは適切ではないです。
本体だけでなく電源ケーブルの上に重いものを置くことも控えましょう。感電や火災の原因になる可能性もあります。長く楽しむためにも、適切な使い方を心がけることが肝心です。
改造してしまうと保証対象外に!
各メーカーの保証内容をチェックしてみると、個人が改造したり分解した場合は保証を外すという条件を記載している場合が多々あります。無料で修理や交換ができる機会を自ら棒に振ってしまうことになりますので、改造や分解はしないようにしましょう。不具合が生じて内部を確認したい際は個人では行わず、カスタマーセンターに相談することが大切です。
ネット情報は充実傾向
国内でもスマートスピーカーの利用者が増えていることもあって、ネットに記載されている情報も増えてきました。
個人の感想も多くネット上で確認できる
企業が公式に出している情報もありますが、個人が自分が利用した感想やポイントを自由に書き込んでいることもあります。最近ではYoutubeなどの動画投稿サイトに、使用した感想などの動画をあげている人も多いです。
ネットの情報の中は玉石混交なので、情報源として信頼できるかどうかチェックする必要はありますが、困ったことがあったら試しにネット情報を検索する方法もありでしょう。情報チェックで誤作動の原因も予測可能
過去にGoogle Home Miniが誤作動するバグが発生したことがありました。利用者からすれば、自分に非がないにも関わらずおかしな状態になってしまったので不安が大きかったと思います。その際、ネット検索で似たような不具合が発生していないか確かめている人の書き込みもチラホラ確認できました。
不安な中でも情報が収集できれば「バグの可能性が高いな」「Google側がシステムアップデートで対応してくれるだろう」などと予測しやすいです。大規模なバグの場合、カスタマーサポートも混見合い繋がらない可能性もあります。情報の内容によっては参考程度になりますが、ネット情報を確認してみることは有効な対策と言えるでしょう。
まとめ
スマートスピーカー市場は世界的に活発化しています。いずれは1家に1台ではなく、1部屋に1台置くことが標準インフラとなるかもしれません。壊れてしまった時はまず販売店に相談してみましょう。メーカーに直接問い合わせる方法も有効です。保証期間内なら無料で対応してくれる場合が多いですよ。