読書をしたり、好きな時に好きな場所で動画を見たり、あるいはサブPCとしてなど、さまざまな用途でタブレットを使用している方も多いことでしょう。
一方でスマホと同じようにタブレットのバッテリーにも寿命があり、長期間使用するためには、いずれバッテリーの交換が必要になります。
ここでは、タブレットのバッテリー交換の方法について調べてみました。
INDEX
タブレットのバッテリーの寿命
ここ日本でも「iOS」「Andoroid」そして「Windows」といったOSごとに、さまざまなタブレットやタブレットPCが販売されています。
iOSでは、タブレットの先駆けでもあるAppleのiPadシリーズがもっともよく知られているタブレットでしょう。
現在は「iPad Pro」「iPad」「iPad mni」の3シリーズが販売されています。
一方Andoroidのタブレットでは、「MediaPad(Huawei)」や「ZenPad(ASUS)」が、iPadシリーズに比べてリーズナブルな価格で購入でき、人気を集めています。
またスマホと違い、タブレットではOSにWindowsを採用した「Surface Pro(マイクロソフト)」もよく知られています。
こちらはセカンドPCとして、ビジネスで使用されることが多いようです。
使用されているのはリチウムイオン電池
さて、これらほぼすべてのタブレット製品の充電式のバッテリーは、スマホと同じように「リチウムイオン電池」が使用されています。
小型軽量でありながら高出力、長寿命のリチウムイオン電池は、現在では多くの電気製品にも使われるようになりました。
ただし長寿命とはいえ消耗品であることに変わりはなく、使用していれば年を追うごとにその性能は劣化していきます。
一般的に使用されるリチウムイオン電池の寿命は、通常2年と言われています。
持ちが悪くなってきたら交換を
使用の仕方によってはもっと長くもつこともあり、とくにタブレット製品の場合はスマホに比べるとバッテリーの寿命も長いことが多いリチウムイオン電池。
しかし、バッテリーが劣化すると動作が不安定になり、機器自体に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあります。
あるいは2年以内であっても、やはり使用の仕方によってはその性能が劣化する場合も。
いずれにしても充電の持ちが悪くなってきたら、それはバッテリー交換時期が来た時のサインと言えます。
バッテリーは一部の機種を除いて交換可能な部品なので、タブレットを長い期間使用したいのであれば、バッテリーの交換がおすすめです。
タブレットのバッテリー交換方法
では、タブレットのバッテリーを交換するには、具体的にどうしたらよいのでしょうか。
大きく分けて、以下の3つの方法が考えられます。
- メーカーサポートに依頼する
- 街の修理ショップに依頼する
- 自分で交換する
メーカーサポートに依頼する
メーカーサポートにバッテリー交換をお願いする方法について、主要メーカーごとにみていきたいと思います。
メーカーによって対応は分かれますが、通常は1年の保証期間がついていることがほとんど。
延長保証を付けている場合もあるので、依頼する際は購入時にどんな保証をつけているのかを確認してください。
メーカー保証期間なら、バッテリー不良時には無料での交換になるケースが多いでしょう。
バッテリー交換や修理に出すとデーターが消えてしまう可能性があるので、事前に必ずバックアップをとっておくことを忘れないでください。
代替用同型機との交換となる場合は、全データのバックアップはもちろんのこと、アプリのダウンロードや設定を含めてゼロからやり直す必要が出てきます。
また状況によっては、一週間以上の修理期間を要することも。
バッテリー交換に高い費用がかかる場合もあるので、サポートに相談する際にはよく確認する必要があります。
Apple(アップル)
使っているiPadやApple Pencilのバッテリーに問題があり、その問題がAppl 製品限定保証または AppleCare+ の保証対象である場合は、無償でバッテリーサービスを受ることができます。
バッテリーの蓄電容量が本来の80パーセント未満に低下した場合も、無償でバッテリーサービスを受けられます。
しかし、通常使用によるバッテリーの劣化は保証対象外。
通常使用によって劣化したバッテリーについては、保証対象外のバッテリーサービスを有償で依頼できます。
AppleCare+ に加入しているかどうかわからない場合は、Appleのサイト「保証状況とサービス期間を確認する」から調べてみてください。
iPadのシリアル番号を入力すれば確認できます。
保証対象外の場合のバッテリー交換料金は、iPadは11.800円、Apple Pencilは3,520円ほどかかります。
画面のひび割れなど、バッテリー交換に支障をきたす損傷がある場合は、そちらを先に修理する必要があります。
場合によっては別途修理料金がかかることがあるので、あらかじめご了承のうえ申し込んでください。
バッテリー交換の期間は、5~15日(営業日)になります。
出典:iPad の修理サービス
iPadをバッテリー交換したいとお考えの方は、iPadをバッテリー交換する際の目安とAppleの保証サービスについて解説している記事もありますよ。
Microsoft(マイクロソフト)
Microsoft社のタブレット「Surface」には、1年間制限付きハードウェア保証と、90 日間のテクニカル サポートがついています。
バッテリー交換や修理に出す場合には、Microsoft社のサイトから依頼してください。
保証期間を過ぎてからの修理費用に関しては、機種によって20.000円~100.000円台かかってしまいます。
修理期間は通常、発送から3~12営業日ほどです。
ASUS(エイスース)
ASUSのタブレット「ZenPad(ゼンパッド)」は、バッテリーやアダプターも含め12ヵ月間の保証付きで、保証期間内に不具合が生じた場合は無償で交換してくれます。
ASUSのバッテリー保証は、以下の使用条件に適用されます。
- バッテリーが充電されない
- 接続を検出できない
- バッテリー交換を促すプロンプト、警告が繰り返し表示される
- バッテリー充電インジケーターが「異常」に点滅する
修理に出す際にはコールセンターに電話するか、カスタマーサービスセンターに依頼してください。
ZenPadのバッテリー交換について詳しく知りたい方は、ZenPad(ゼンパッド)タブレットのバッテリー交換費用を徹底比較している記事をご覧ください。
ソニー
ソニーでは、保証期間中に正常な使用方法で使っていたのに関わらずタブレットが故障した場合、無料で修理してくれます。
ただし保証書の記載にもとづいて行われますので、あらかじめ保証書を確認しましょう。
修理の際には「引き取り修理サービス」を利用できます。
これは、タブレットの不具合の際に自宅や勤め先に引き取りに来てくれ、修理や点検完了後に届けてくれるサービスです。
「タブレット本体」「保証書」「延長保証サービスカード」を手元に準備して電話すると、対応がスムーズでしょう。
また依頼の際には、モデル名やシリアル番号が必要になります。
シリアル番号は、[Xperia Tablet,Sony Tablet] モデル名・シリアル番号を確認する方法から調べられます。
修理の相談は、チャットで24時間無料で受け付けしています。
まず不具合が起きたときには、相談してみましょう。
出典:SONY 修理のご相談
acer(日本エイサー)
acer商品の保証期間は1年ですが、日本国内での保証対象製品は「日本国内で日本エイサーが販売している製品」「日本エイサーの保証書が添付された各種周辺機器」になります。
修理を依頼する場合は、日本エイサーのサイトから「修理依頼書」をプリントアウトし、必要事項を記載のうえ「カスタマーサービスセンター」もしくは「オンライン修理受付」に依頼しましょう。
修理依頼書、付属品および保証書(販売店購入日記載)、または納品書(またはレシート)を準備して、タブレットと一緒に送ってください。
出典:acer 保証・修理
HUAWEI(ファーウェイ)
ファーウェイでは、購入日から14日以内にバッテリーの不調が起きた時は、原則として新しい機種に交換してくれます。
また保証に関しては、内蔵バッテリーは1年、取り外し可能なバッテリーは半年です。
保証期間が過ぎてからのHUAWEIのバッテリー交換価格は、機種により技術料込み7,000円~14,000円台となります。
バッテリー交換の申し込みは、Web、チャット、電話から行えます。
サイトから問い合わせしてみてください。
HUAWEIのバッテリー交換を検討している方は、Huawei(ファーウェイ)スマホのバッテリー交換費用を徹底比較している記事もあるので、読んでみてください。
lenovo(レノボ)
lenovoのタブレットの不具合が生じたときには、まずlenovoのサイトからハードウェアの診断をします。
その後、チャットかサポート窓口に電話で問い合わせしましょう。
実際に修理を依頼するときには、オンラインか電話窓口に連絡してください。
保証条件に見合わない場合は、引き取り修理の有償サービスに頼むことができます。
内蔵バッテリーの交換は、ThinkPadタブレットが11,000円~、Lenovo/ideapad/Yogaタブレットは3,300円~になります。
また、内蔵バッテリーの充電機能低下による新しい内蔵バッテリーとの引き取り交換も提供。
内蔵バッテリー1個の交換で25,080円、2個搭載モデルで2個同時交換は27,500円です。
出典:lenovo 修理サービス 引き取り修理修理サービス料金
NEC
NECのタブレット「LAVIE Tab」のバッテリーを交換したいときは、バッテリー交換の有償サービスに依頼してください。
LAVIEシリーズの修理受付窓口がありますので、電話で申し込みをします。
バッテリー交換の料金は、機種により20,000円~30,000万円台。
バッテリー2個内蔵タイプのものは、交換する個数により倍の値段になりますのでお気をつけください。
バッテリー交換の手順
- 121コンタクトセンターの故障診断・修理受付窓口へ電話でお申し込む。
- NECあんしんサービス便にて、本体機器を引き取り。
- バッテリ交換実施後、返却。
なお、指定の宅配業者が集配を行います。
集配料金については保証期間内外を問わず、無料となります。
Amazon(アマゾン)
Amazonの「kindle」および「Fireシリーズ」のタブレットには、購入から1~2年もしくは90日間の限定保証が自動的についてきます。
この期間中に通常使用の範囲内で故障してしまった商品に関しては、無償での交換が可能となっているとAmazonの保証要項には記載されています。
各自の保証の内容によって、デバイスの交換をしてもらえる場合も。
まずは、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせしてみてください。
ドスパラ
ドスパラのタブレットを、修理をする際の手順を説明します。
- 保証期間内にドスパラのタブレットを修理する時は、まず「納品書またはお知らせメールに記載の注文番号」と「レシートに記載の伝票番号」を準備します。
- 電話かメールで問い合わせします。
- 修理を依頼する際は、検査依頼書をサイトからダウンロードして記載。
- 集荷を依頼するか、店舗に直接持ち込んでください。
- 診断結果により、別製品に交換されます。
なお、保証期間外のサポートについては対応不可となっています。
「後継製品や類似製品の購入を検討してください」とサイト上に記載されていますので、ご注意ください。
保証期間外に故障した際は、「ドスパラ商品コンタクトセンター」に確認してみましょう。
出典:ドスパラ・修理の流れ
街の修理ショップに依頼する
最近多くの街で見られるようになってきた修理ショップは、バッテリー交換も含めた基本的なタブレットの修理に対応しています。
iPadをはじめ多くの機種に対応しているところが多く、一部の機種を除いて公式サポートよりも安い価格で交換可能です。
そして、バッテリー交換程度の修理であれば、即日で対応してくれるところも多いと思われます。
当サイト「最安修理ドットコム」では、各業者の口コミや評価、保証期間も掲載しており、お近くの修理業者をカンタンに比較できます。
また「近くに修理業者が見つからない」「店頭に持っていく時間がない」という方には、「郵送修理」も受け付けているので、条件のよいショップを比較検討のうえ、問い合わせてみることをおすすめします。
なお、複雑な構造となっていることも多いタブレット製品は、ショップによっては機種の構造上バッテリー交換や修理自体を受け付けていない機種があるようです。
店頭に持ち込む場合も、ご自身がお持ちのメーカーや機種をよく確認のうえ、修理ショップの担当者とあらかじめ相談してから持ち込むようにするといいでしょう。
ちなみに、タブレット製品のバッテリーを交換する際は、スマホと同じく必ず事前にバックアップを取っておくことを忘れずに。
iPadの修理店を探している方は、こちらのサイトが便利です。
修理価格で比較することができ、利用したユーザーの口コミも沢山あるので参考になりますよ。
自分で交換する
方法としては可能ではあるのですが、iPadはもちろんのこと当記事で紹介したAndroidタブレットも、バッテリーを自分で交換するのはおすすめできません。
どちらの製品も一般ユーザーが分解修理することを想定しておらず、一定の技術が必要なことはもちろんのこと、万が一のことがあった時には二度と元に戻らなくなってしまうことも考えられます。
よっぽど腕に自信のある人でもない限り、修理ショップの技術者に依頼したほうが安全で確実でしょう。
それでも自分でやってみたいという場合は、すべて自己責任のうえで行う必要があります。
バッテリー自体は、大手通販サイトなどで購入できます。
またその行程に関しても、ネット検索することで確認することもできるでしょう。
作業に必要な工具等も、そうしたサイトを見れば判明すると思われます。
バッテリーは、使用の仕方によっては非常に危険な部品でもあることをご理解のうえ、最新の注意を払いながら行いましょう。
ご自分でバッテリー交換をしたい方は、iPadのバッテリー寿命についてや、自分でできる交換方法を紹介 している記事もあるので、参考にしてみてください。
こちらは、iPad Airの互換バッテリーです。
届いてすぐに使用できる便利なキット付き。
PSE認証品なので、品質も安心です。
iPadやiPhoneに欠かせない充電ケーブル。
デザイン性や丈夫さを兼ね備えた製品です。
しかもPCからの充電の際には、2倍速で充電できます。
iPad修理を即日対応してくれるオススメ業者
出典:iCracked
総務省にも登録されているiCrackedは、シリコンバレー創業の修理業者です。
厳しいトレーニングと認定試験に合格した修理スタッフ「iTech(アイテック)」が、対面にてiPad修理してくれますよ。
高品質なパーツを使用し、最短40分で修理可能。データもしっかり保護してくれます。
3ヵ月の保証期間があるなど、アフターサポートも充実しているので安心です。
まとめ
タブレット製品のバッテリーの交換について紹介しました。
バッテリー交換には、「メーカーサポートに依頼する」「街の修理ショップに依頼する」「自分で交換する」方法があります。
メーカーの保証期間にバッテリーの不具合が生じた場合は、メーカーサポートに依頼するのが一番よいでしょう。
保証期間を過ぎてしまった場合は、街の修理ショップにたのむと、公式サポートよりも安価に素早くバッテリー交換が可能です(一部機種を除く)。
当サイト「最安修理ドットコム」で、お近くの修理ショップを探してお問い合わせください。
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