タブレットの寿命はどのくらい?本体とバッテリーを長持ちさせる方法

タブレットの寿命はどのくらい?本体とバッテリーを長持ちさせる方法

タブレットは、屋外・屋内問わず使用でき、外付けのキーボードを使えばノートパソコンとほぼ同じ使い方が可能になります。しかし、柔軟性が高い分使用頻度が増し、結果的に寿命が短くなる傾向にあります。少しでも長持ちさせるためには、どのような心がけが大切なのでしょうか。

本体の消耗・故障の原因は

本体の消耗は、本人の使い方はもちろんですが、タブレット自体が持つ性質にも原因があります。以下に詳細をご紹介していきます。

OSのバージョンアップ後、タブレットのスペックが対応できない

タブレットを使っていると、一つひとつの反応が遅くなってきたと感じる場面に遭遇すると思います。このような場合、メモリ・ストレージの問題を最初に考えがちですが、実際にはOSのバージョンアップが問題になっていることがよくあります。

代表的なOSで比べてみましょう。

Android

アップデートによる遅さを感じやすいOSです。タブレット自体がアップデートに対応できていないケースもよく見られるため、購入するのであればメーカーのサポート期間をチェックする必要があります。サポート期間は各社で異なりますが、海外にも拠点を持つ大手は1年8カ月~2年以上の期間を設けています。SONY・サムスン・Googleなどが代表的です。

逆に、日本で大きなシェアを持っているメーカーは、そもそもサポート期間を設けていない商品のため、かつてのきめ細やかさが失われつつあるように感じます。OSがバージョンアップに対応できないことで、アプリのインストールにも影響が出ますから、結論としては【サポート期間=寿命の目安】と考えておく必要があるでしょう。

iPad

iPadは「進化するタブレット」とも呼ばれ、これまでも目に見える改善が数多くなされ、ユーザー離れを防いできました。言い換えれば発展途上でもあり、iOSもiOS12までアップデートが可能です。

特徴的なのは、iPad自体が古いからと言って、必ずしも動きが悪くなるとは限らないという点です。全体的な面で最適化を図るために、iOS12は作られています。主な更新点は以下の通りです。

  • 旧機種でも有効なパフォーマンスの高速化
  • AR機能の強化
  • 通知の使い勝手向上
  • 端末やアプリの利用状況を分析し、家族の利用制限を設定できるスクリーンタイム

ここで言う「AR機能」とは、簡単に言えばコンピューター上の世界と自分たちが暮らす世界とを融合させる機能のことで、ポケモンGOなどがその技術を応用しています。ゲームだけでなく、自宅の室内にもし新しい家具を入れたらどうなるか、という視点でもシミュレーションできる非常に便利な機能です。

ちなみに、iOS12の対象機種は、iPad Air / iPad mini 2 以降となります。Audroidに比べると、タブレットのスペックに対する柔軟性は、ある程度確保されていると言ってよいでしょう。よって、OSの違いがそのまま寿命につながる可能性は低そうです。

Windows

Windowsを搭載しているタブレットについては、少なくとも当面の間、OSのバージョンアップを心配する必要はありません。というのも、Windows10に切り替わって以来、大掛かりなアップグレードは行われず、Windows Updateによる機能改善がメインになったからです。

しかし、Windows10自体の不具合についてはいろいろな声があり、代表的なものの一つに「漢字変換中に問題が起こりシャットダウンした」というものがあります。自動変換の機能が悪さをしていたため、結論から言えばこれはIMEパッド側の問題だったのですが、それでもWindowsユーザーに不安を与えるには十分でした。

他にも、Chromeを使っていたユーザーの声として、アップデート後ホーム表示がGoogleからBingに勝手に変更されていたなど、ユーザーの使い勝手を考えない形でアップデートされていることも少なくありません。よって、将来的に寿命に直結するアップデートが発生する可能性は否定できません。

外出時に取り扱う

スマホにも言えることですが、携帯可能な端末を使って仕事をする場合、置き型のパソコンに比べるとどうしても故障のリスクが高まります。慣れない環境での使用は誤って床に落としてしまうリスクを高めたり、移動中に自転車などとぶつかる可能性もあります。本体に不具合が生じることもあれば、液晶にひびが入ることもあります。

スマホに比べてタブレットは大きいことから、持ち運びには特に注意する必要があります。少なくとも、裸で持ち歩くことは避け、衝撃を吸収するタイプのタブレットケースに入れて持ち歩きましょう。ブリーフケースなどに入れるのであれば、セカンドバッグのような形で収納できますから、それほどかさばらずに持ち運べるはずです。

意外と気にしない周辺機器の反応

タブレットを自宅でも使う場合、キーボード・マウスなどの周辺機器を接続して使用するケースもあるでしょう。このときに気を付けたいのは、周辺機器を接続した際の反応です。

ほとんどのデバイスでは自動で接続が完了し使用できます。しかし、中には反応しない場合もあります。そのようなときに抜き挿しを繰り返していると、やがてタブレットが周辺機器を認識しなくなることがあります。

このような場合、購入したお店やメーカーのサポートサービスを使わないと過去の環境が復元されなくなる可能性もあるため、極力乱暴な扱いはせず、接続が悪ければいったん再起動するなど、冷静な対応を心がけましょう。

バッテリーの消耗・故障の原因と対策

もともと、本体の機械的な寿命は3~5年程度で、バッテリーの寿命が先につきると言われることが多いタブレット。タブレットにおけるバッテリーの消耗・故障の原因は、どのような使い方にあるのでしょうか。

最新のOSへのアップデート

本体が消耗する一因としてお伝えしたOSのアップデートですが、これはバッテリーにも影響を及ぼします。規模の大きいアップデートが行われると、古い機種では十分に対応できず、一つひとつの動きが遅くなってしまうことがあります。

もともとアップデート前から動きが遅かった場合などは処理速度自体に影響が及ぶ可能性もありますから、この点には注意が必要です。かといって、アップデートをしないまま使うのもセキュリティ上問題があるため、悩みどころではあります。

購入時に高性能のものをあらかじめ選んでおくことで、ある程度対応することは可能です。また、iOSのように古い端末のユーザーに配慮したOSもありますから、メーカーを選ぶのも有効な方法の一つです。

充電の頻度

タブレットに限らず、充電池の劣化を少しでも遅らせるには、充電する頻度自体を減らすという方法があります。

充電をするたびに、バッテリーの劣化は進んでいくと考えてよいでしょう。充電する際には、8割充電が理想という話もよく聞きます。100%の充電が「過充電」となり、バッテリーに負担がかかっているというものです。実際のところ、100%になった時点ですぐに充電器を取り外せば問題ないのですが、夜寝る前に充電し、朝起きたときに100%になっているという充電方法が問題になってきます。

充電が満タンになっているのに電気をさらに充電させるのは、人間で言えば大食い選手に例えられます。大食い選手も一部を除いて、ある程度訓練しなければたくさん食べることはできません。よって、食べることによって胃の容量を増やすのですが、身体的な自分の限界を超えることはできません。

バッテリーも同様で、100%以上を詰め込むことはできませんから、限界を超えて充電すると損傷につながるのです。8割充電が理想的と言われるのは、人間の食事について言えば「腹八分目」と同様の考え方になります。

しかし、そうは言っても人間同様、バッテリーの寿命もいずれやってきます。充電回数の目安が500回のバッテリーがあったとして、それを毎日充電すれば500日の寿命となります。しかし、2日に1回の充電であれば、倍の1,000日持つことになります。2年以上も持たせることも可能というわけです。仕事で使用しているなど、使用頻度を減らすことが難しいケースもありますが、このような点を意識するだけでもバッテリーの寿命を延ばすことは可能です。

使用する環境と気象

バッテリーの寿命を延ばす方法として、新たに取りざたされるようになったのが「環境」です。使用する環境によって、寿命に影響が及ぶ可能性がささやかれるようになりました。タブレットとよく似た構造をしているスマホでも、同様の問題が生じます。

タブレット・スマホなどの携帯端末が発売された当初、あまり気にすることの無かった問題としては「気温」があります。日本では毎年夏の最高気温が更新されるなど、真夏の高温が大きな問題となっています。記憶に新しいところでは、炎天下の甲子園を中止させるべきという意見や、夏場は児童を学校に通わせるべきではないという意見が出ている地域もありました。

このような高温の環境は、タブレットにおいても悪影響を及ぼします。具体的には、タブレット内の「バッテリー」に対してです。タブレットに使われている電池の種類はいくつかに分かれており、その多くはリチウムイオン電池を採用しています。リチウムイオン電池には、高温下の使用でもバッテリーのパフォーマンスは落ちにくいという特徴があります。

ただ、パフォーマンスが良いことは、必ずしも電池の持ちの良さを意味するものではありません。あくまでも「高温下での使用に影響はない」のあって、負担はその分かかりますから注意が必要です。

暑さ・雨風を避ける

タブレットとパソコンの大きな違いは、熱を外に逃すための手段があるかないかです。

デスクトップ型のパソコンについているような空冷ファンをイメージすると、タブレットにはそのような機能はありません。そのため、効率よく冷却を行うには、外部設置型の冷却ファン・シートなどを別途購入して使用する必要があります。

車内・倉庫などで使う機会の多い方は、換気をしっかりと行い、暑い中でタブレットを使用するのは避けましょう。また、確実に雨風をしのげる場所で使用するようにしてください。

理想としては、防水機能を備えたタブレットを使えた方がよいでしょう。防水機能を備えたタブレットは、世界的に見てそれほど需要が多くないことから、防水性の高いタブレットを見つけるのは多少手間がかかります。しかし、日本国内だけで言えば、お風呂で動画を観たいというニーズもあることから、高い防水機能を持ったタブレットを見つけることも可能です。

自分が使う環境を考え、少しでも外部からの影響を受けにくいモデルを選ぶことが、長持ちの秘訣と言えそうです。

忘れがちな液晶の寿命

タブレットの寿命を想定する中で、忘れがちなのが液晶ディスプレイの寿命です。パソコンとの大きな違いは、タッチパネルとしてアウトプット・インプット両方の役割を果たすことです。よって、使用環境によっては液晶側がダメになることも十分ありえます。

タブレット端末は、液晶ディスプレイ・バックライトの二段構えで情報を表示しています。両方が問題なく稼働する目安はおよそ30,000時間程度と言われますが、劣化はやはり使用頻度・環境に左右されます。それでも、本体・バッテリーに比べれば寿命は長いため、液晶が問題でタブレットを手放す例は少ないでしょう。しかし、頻繁に電源を点けたり消したりしていると、それが原因で画面が暗くなったり、画像の色合いに影響が出たりします。

「快適に使える」ことと「寿命」とは、必ずしも一致しません。タブレットの場合、液晶はパソコンのディスプレイと違って簡単に取り換えられるわけではありませんから、使う時・使わない時のメリハリをつけた利用が大切です。

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おわりに

タブレットを長持ちさせるためには、単純に本体やバッテリーの機能を守るだけでなく、液晶の取り扱いにも注意が必要です。使い勝手のよい端末だからこそ、長く使いたいのであれば、使用環境には十分注意してくださいね。

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