
価格が高いため一般に浸透せず、知名度が伸びなかったロレックスの廉価ブランドとして誕生したチューダー(チュードル)。
ロレックスは高級時計、チューダーは庶民向けという2つのブランドを作ることで認知度が上がり、現在では世界的に有名なブランドに成長しました。
日本での取り扱いが一度解消される1970年代までは「チュードル」という名前で展開されていたが、2018年の再上陸をきっかけに「チューダー」へと改名されました。今回はそんなチューダー正規店の修理・メンテナンスにかかる値段や内容、おすすめの時計修理業者について解説するので、ぜひ参考にしてください。
チューダーの正規オーバーホールについて解説
まずは、チューダーの正規オーバーホールについて、かかる費用や納期を解説していきます。
- チューダーの正規オーバーホールは約38,500円から
- チューダーの正規オーバーホールの納期は1~2か月程度
チューダーの正規オーバーホールは約38,500円から
チューダーのオーバーホールにかかる費用は、チューダー公式ウェブサイト上で公表していません。
よって、ネットで調べた情報になってしまうのですが、おおよそ下記の様な費用がかかります。
標準価格 | メンバー特別価格 |
---|---|
クォーツ式 | 38,500円 |
機械式 | 38,500円 |
機械式 クロノグラフ | 55,000円 |
ただし、こちらは基本料金となるので詳しい金額は正規品販売店・チューダーブティックへ問い合わせ、または時計を持ち込み確認してください。
下記の記事ではオーバーホールの費用についてまとめているので、こちらもぜひ参考にしてください。
チューダーの正規オーバーホールの納期は1~2か月程度
チューダーの正規オーバーホールの納期は1~2か月程度となっています。
ただし特殊なモデルや部品の取り寄せが必要な場合や、スイス送りになる場合などは、3~4ヶ月間ほどかかることがあります。
詳しい納期は正規品販売店・チューダーブティックへの問い合わせや、実際に時計を持ち込み確認してください。
チューダーのメーカー保証期間は最大5年
チューダーの保証期間は、時計の購入時期により異なります。
- 2018年7月1日~2019年12月31日の間に購入した場合「3年6ヶ月間の保証」
- 2020年1月1日以降に購入した場合「5年間の保証」
また、オーバーホールを受けたチューダーの時計には、2年間の国際サービス保証書が発行されます。
ただし自然故障以外の場合や、チューダーまたはロレックス以外の第三者によって時計に手を加えられた場合は、保証の対象にならない場合があるため注意が必要です。
チューダーのオーバーホール頻度は3~5年に一度
一般的に推奨されているオーバーホールの頻度は、3~5年に一度といわれています。
これは3~5年で内部の潤滑油が劣化し、部品同士が摩耗してくる時期だからです。
また機構内を水分から守るパッキンも劣化します。
使用していて特に問題がない場合でも、3~5年に一度を目安にオーバーホールを実施しましょう。
腕時計のオーバーホール頻度については、下記の記事で詳しくまとめているで参考にしてください。
チューダーのオーバーホール依頼先は主に2つ
チューダーのオーバーホールを依頼する場合は「チューダー正規店に依頼する」か、「時計修理業者に依頼する」のどちらかです。
それぞれ特徴とメリットデメリットを解説します。
チューダー正規店
チューダー正規店にオーバーホールを依頼すると、純正の部品で対応し、2年間の国際保証が付きます。
また、さまざまな点検や調整の依頼が可能で、技術や知識も確かなため安心して預けられるでしょう。
- 保証内であれば無料で修理が可能
- オーバーホール以外のサービスも同時に依頼ができる
- 技術力の高さ
- 保証外なら費用はもっとも高い
- オーバーホールの納期が長い
時計修理業者
時計修理業者は、技術力が高いにも関わらず正規店よりも費用が安い点が特徴になります。
ただし、時計修理業者はスタッフにより技術力に差があるので業者選びは重要です。
まずは近くにある時計修理業者のサイトを確認したり、相談・見積りをしたりするといいでしょう。
- 技術力が高い
- 独自の保証制度がある場合が多い
- 技術に対し費用が安い
- 店舗数が少ない
下記の記事でも、全国対応可能なおすすめの腕時計修理業者をまとめているので参考にしてください。
オーバーホールを依頼する時計修理業者の選び方
チューダーのオーバーホールは、正規店以外への依頼も可能です。
しかし時計修理業者は全国に数多くあり、その技術力は業者によりまちまちです。
ここでは、信頼できる時計修理業者の選び方を5つ紹介します。
- チューダーの修理実績があるか
- 時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか
- 費用が納得できるものか
- 修理保証があるか
- 郵送修理対応か
チューダーの腕時計の修理実績があるか
まずは、依頼予定のチューダーの修理実績があるか確認しましょう。
修理実績はユーザーへのアピールになるので、大抵の業者のサイトに記載されています。
依頼予定のチューダーの修理経験がない修理店に依頼すると、その時計の特徴を理解していない場合もあるので、必ず事前に確認しましょう。
時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか
次に、国家資格である時計修理技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか、確認しましょう。
特に時計修理技能士1級は7年以上の実務経験、または3級合格後4年の実務経験、2級合格後2年の実務経験がないと受験資格を得られません。
オーバーホールは特別な資格がなくても依頼を受けられるので、資格を確認すれば一定の技術力が担保できます。
費用が納得できるものか
オーバーホールを依頼する際に、気になるのは費用です。
オーバーホールにかかる費用は、業者によって大きく異なります。
また、そのほかに部品代・送料などもかかるので、複数の業者に見積りを取る相見積りを行うのがおすすめです。
オーバーホール以外にも、腕時計の部品ごとの修理費用の相場が知りたい方は、下記の記事で紹介しているので参考にしてください。
修理保証があるか
技術力のある技能士がオーバーホールを行っても、なんらかの事故や不具合は起きる可能性があります。
そこでチェックすべきは、修理後の保証があるかどうかです。
修理後3ヶ月~1年間の保証を設けている修理業者がほとんどですが、まれに保証がないところもあります。そのような修理業者は避けた方が無難です。
さらに、保証の有無だけでなく保証内容もきちんと確認してください。
万が一のためにメンテナンスの回数・期間など、細かいところまでチェックしておきましょう。
郵送修理対応か
郵送で修理・オーバーホールを依頼できるかというのも、業者選びで大切なポイントの一つです。
業者によっては、梱包キットを無料で用意していたり、送料が無料になったりするサービスもあります。
近くに時計修理業者がない場合は、郵送修理に対応している業者を選びましょう。
チューダー専属の修理技師が対応!オーバーホール専門店「CIEN」
など大阪・東京新宿・郵送で対応-www.cien-watch.com_.png)

出典:CIEN
オーバーホールを行う時計技術者・仕上げ(磨き)とそれぞれ専任の修理技術者が在籍するのが「CIEN」です。
CIENではチューダー専属の修理技師が、メーカー純正の部品を使用し修理します。
高級腕時計の修理・オーバーホールだけを行っている業者なので、オーバーホールにかかる期間は約3週間と短く、安心の1年間品質保証も付いています。
高い技術力を持つ熟練職人が作業を行うため、国内トップクラスのサービス品質を自負しているのがCIENの特徴です。
チューダーの修理・オーバーホール料金 | ||
---|---|---|
種類 | 標準修理価格 | 納期 |
自動巻き | 28,600円 | 約3週間 |
クロノグラフ | 39,600円 | 約3週間 |
CIENの口コミ
ここでは、CIENの口コミを紹介します。
- とても綺麗に仕上がっていて感動しました。深い傷もかなり目立たなくなり、満足です。二十数年前に結婚の結納返しに妻よりもらった思い出の時計ですが、これでこれからも長く使えます。
- (チュードル サブマリーナ)大変素晴らしい仕上がりで、とても満足しています。来年以降に、もう一本も是非お願いしたいと思います。有り難うございました。
- (チュードル クロノタイム)時刻日付を合わせて頂き、感動いたしました。また、こちらの無理な要望でお送りした文字盤と交換して頂き感謝します。仕上がりに大変満足しておりますので、またオーバーホールをお願いする際はシエン様にお願いしたいと思いますのでよろしくお願い致します。
出典:CIEN
豊富な実績を持つ時計修理専門業者「リペスタ」

出典:リペスタ
国家資格である1級時計修理技能資格とキャリアを持つ職人が在籍し、それぞれ得意分野のメーカーの腕時計を修理してくれるのが「リペスタ」です。
充実した設備環境で、各腕時計の修理マニュアルにそって修理するので、チューダー正規店と遜色のない高品質なオーバーホールを提供しています。
高い技術力を持ちながらも費用の安さ・納期の速さがリペスタの特徴。チューダーのオーバーホール実績も多数あり、見積りが無料なので、一度相談することをおすすめします。
拠点は大阪ですが、無料の配送キットを送ってくれるので、簡単・安全に発送ができますよ。
費用 | 25,300円~ |
---|---|
保証期間 | 1年間 |
納期 | 30日~ |
リペスタの口コミ
ここでは、リペスタの口コミを紹介します。
- ネット修理は初めてで不安でしたが、写真で受取り連絡をくださり、そこから信頼にかわり安心して修理をお願いすることができました。きっちり動くようになって戻ってきて、本当にありがとうございました。
- 外観も綺麗になり、新品のような気持ちで本日から稼働しています。本当にありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
- ネットでの修理依頼は初めてで不安でしたが、メール連絡もこまめにいただき不安が安心にかわり、届いた時計を見ると信頼にかわりました。本当にありがとうございました。
出典:リペスタ
チューダーの正規オーバーホールはムーブメントの載せ替え
チューダー正規の行うオーバーホールは、ムーブメントを分解・清掃をして使い続けるのではなく、ムーブメントの載せ替えです。
しかも新品のムーブメントではなく、以前に時計から外された整備済のムーブメントに交換されます。
結果として、依頼してから手元に戻ってくるまでの日数は大幅に減り、とても合理的な仕組みなのですが、愛好家からは「ケースだけ同じで中身は別物では愛着が沸かない」「機械式時計の楽しみがない」といった声も上がっています。
ちなみに世界的に有名なカルティエのオーバーホールも、ムーブメントの載せ替えです。
もしもムーブメントの載せ替えではなく、今使用しているムーブメントをメンテナンスしつつ使い続けたい方は、時計修理業者にオーバーホールを依頼しましょう。
チューダー正規店の修理・オーバーホール料金が高ければ修理業者に依頼をしよう
今回は、チューダー正規店の修理・メンテナンスにかかる値段や内容、おすすめの時計修理業者について解説しました。
チューダー正規店のオーバーホール料金は約38,500円から、時計修理業者ならもっと安く依頼をすることができます。
正規・非正規のこだわりがないという場合は「CIEN」や「リペスタ」への依頼が費用が安い・納期が早い・純正パーツを使用してくれるため、おすすめです。
ぜひこの記事を参考に、自分にあったチューダーの修理・オーバーホールの依頼先を見つけてくださいね。

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