
腕時計を長年使用すると時計の精度に狂いが出たり、動作がおかしくなったりしてしまい、最悪の場合故障してしまいます。
これらを防ぐために、腕時計は定期的なオーバーホールが必要です。
今回は腕時計のオーバーホールの頻度や、オーバーホールの依頼先などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
オーバーホールをしなくても10年持つは本当か
ネット上では「オーバーホールをしなくても10年は持つ」という意見がありますが、本当でしょうか。
確かに極端な使用環境でなければ、オーバーホールをしなくても10年程度は動く可能性はあります。
しかし、一切メンテナンスを行っていない10年の間に、時計の内部では潤滑油の不足やパーツの摩耗は確実に進行しています。
定期的なオーバーホールを行っていれば、防げた故障や低額で済んだ修理も、オーバーホールを怠ることで高額な修理代がかかる可能性があるので注意しましょう。
下記の記事では腕時計の修理箇所ごとの料金の相場についてまとめていますので、故障箇所だけの修理も検討してみてください。
各時計メーカーは3~5年に一度の頻度を推奨
各時計メーカーは、3~5年に一度のオーバーホールを推奨しています。
ただこちらは機械式腕時計の話で、クォーツ式腕時計のオーバーホールの頻度は7~8年に一度でもよいといわれています。
なぜならクォーツ式腕時計は、内部の潤滑油が切れてゼンマイの動きが悪くなっても、電池の力で比較的正常に時を刻むからです。
機械式腕時計は3~5年に一度、クォーツ式腕時計は7~8年に一度を目安にオーバーホールを依頼しましょう。
機械式腕時計のオーバーホールの費用については、下記の記事でまとめているので参考にしてください。
オーバーホールの頻度は使用環境により大きく異なる
機械式腕時計のオーバーホールは3~5年に一度の頻度が目安ですが、複数本を使い分ける方とダイビング時にも装着している方では使用環境に大きな差があります。
時計の不調を少しでも感じたら、目安に関係なくオーバーホールをおすすめします。
オーバーホールをしないとどうなるか
オーバーホールをせずに腕時計を使用し続けると、内部の潤滑油が劣化しパーツが摩耗します。そのまま少しずつ精度が落ちていき、最終的にはパーツの破損や故障となってしまいます。
パーツの破損や故障となると、修理費用も無駄に増えてしまうので、長い目で見ると費用面と寿命の面でお得な場合が多いです。
オーバーホールは本当に不要か解説している記事があるので、気になる方はこちらもご覧ください。
そもそも腕時計のオーバーホールとは?
オーバーホールとは時計内部のムーブメントをパーツ毎に分解し、洗浄・摩耗パーツの交換・注油・調整などを行うメンテナンス方法です。
部品単位まで分解し、外からでは見えない細かい汚れや不具合などを取り除けるため、定期的にオーバーホールを行えば時計を長持ちさせられます。
安価な時計ならば買い替えた方が安上がりですが、愛着がある・高価な時計の場合はオーバーホールを依頼しましょう。
オーバーホールにかかる費用は約20,000円から
機械式腕時計のオーバーホールの費用相場は、以下の通りです。
時計の種類・ブランド | オーバーホール費用相場 |
---|---|
国内ブランド時計 (セイコー、シチズン等) | 20,000~80,000円 |
海外ブランド時計 (ロレックス、オメガ等) | 25,000~120,000円 |
クロノグラフ | 28,000~120,000円 |
機械式腕時計の中でも複雑な機構を持つ「トゥールビヨン」などを搭載しているものは、通常の腕時計よりも費用が高くなることがあります。
また、クォーツ式腕時計のオーバーホールの費用相場は10,000~30,000円程度とかなり安くなります。
これは機械式腕時計に比べ、クォーツ式腕時計のオーバーホールは工数が圧倒的に少ない点が理由です。
ほかにも腕時計のオーバーホールの費用についてまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてください。
オーバーホールの納期は約1ヶ月
機械式腕時計のオーバーホールの納期は約1ヶ月前後になります。
細かい部品をひとつひとつ分解し点検・洗浄したのち、外装修理・研磨・調整・点検などを行います。
クォーツ式腕時計は、同じ工程を踏みますが部品の数は少し減るため、3週間前後の納期です。
腕時計のオーバーホールの依頼先は2つ
腕時計のオーバーホールを依頼する場合は「メーカーに依頼する」か、「時計修理店に依頼する」のどちらかです。
それぞれ特徴とメリットデメリットを解説します。
メーカー
メーカーにオーバーホールを依頼すると、純正の部品で対応し、メーカーの保証が付きます。
また、さまざまな点検や調整の依頼が可能で、技術や知識も確かなため安心して預けられるでしょう。
- 保証内であれば無料で修理が可能
- オーバーホール以外のサービスも同時に依頼ができる
- 技術力の高さ
- 保証外なら費用はもっともかかる
- オーバーホールの納期が長い
時計修理店
時計修理店は、技術力が高いにも関わらずメーカーよりも交換費用が安い点が特徴になります。
ただし、修理店はスタッフにより技術力はまちまちなので修理店選びは重要です。まずは近くにある修理店のサイトを確認したり、相談・見積りをしたりするといいでしょう。
- 技術力が高い
- 独自の保証制度がある場合が多い
- 技術に対し費用が安い
- 店舗数が少ない
下記の記事でも、全国対応可能なおすすめの腕時計修理業者をまとめているので参考にしてください。
豊富な実績を持つオーバーホール専門業者「リペスタ」

出典:リペスタ
国家資格である1級時計修理技能資格とキャリアを持つ職人が在籍し、それぞれ得意分野のメーカーの時計を修理してくれるのが「リペスタ」です。
充実した設備環境で、各時計の修理マニュアルにそって修理するので、メーカーと遜色のない高品質なオーバーホールを提供しています。
高い技術力を持ちながらも費用の安さ・納期の速さがリペスタの特徴。見積りが無料なので、気軽に依頼できるのもうれしいポイントです。
費用 | 25,300円~ |
---|---|
保証期間 | 1年間 |
納期 | 30日~ |
リペスタの口コミ
ここでは、リペスタの口コミを紹介します。
- ネット修理は初めてで不安でしたが、写真で受取り連絡をくださり、そこから信頼にかわり安心して修理をお願いすることができました。きっちり動くようになって戻ってきて、本当にありがとうございました。
- 外観も綺麗になり、新品のような気持ちで本日から稼働しています。本当にありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。
- ネットでの修理依頼は初めてで不安でしたが、メール連絡もこまめにいただき不安が安心にかわり、届いた時計を見ると信頼にかわりました。本当にありがとうございました。
出典:リペスタ
メーカー修理の最大60%OFF!オーバーホール専門店「CIEN」
など大阪・東京新宿・郵送で対応-www.cien-watch.com_.png)

出典:Cien
オーバーホールを行う時計技術者・仕上げ(磨き)とそれぞれ専任の修理技術者が在籍するのが「Cien」です。
時計修理に使用する部品は、すべてメーカー純正の部品を使用しています。
高級腕時計の修理・オーバーホールだけを行っている業者なので、オーバーホールにかかる期間は約3週間と短く、安心の1年間品質保証も付いています。
費用 | 27,500円~ |
---|---|
保証期間 | 1年間 |
納期 | 3週間~ |
CIENの口コミ
ここでは、CIENの口コミを紹介します。
- とても綺麗に仕上がっていて感動しました。深い傷もかなり目立たなくなり、満足です。二十数年前に結婚の結納返しに妻よりもらった思い出の時計ですが、これでこれからも長く使えます。
- 無事届きました。ありがとうございました。次回のオーバーホールも、お願いしたいと思います。大変満足な仕上がりでした。
- 修理頂いたロレックスを無事受け取り致しました。新品かと思うくらい綺麗に直して頂き、感動しました。本当にありがとうございました。
出典:CIEN
腕時計を長く愛用するため定期的にオーバーホールをしよう
今回は、腕時計のオーバーホールの頻度や、オーバーホールの依頼先などを解説しました。
腕時計の使用頻度にもよりますが、機械式腕時計は3~5年に一度、クォーツ式腕時計は7~8年に一度を目安にオーバーホールを依頼しましょう。
純正部品にこだわりがない方は、メーカーと技術に遜色のない「リペスタ」や「Cien」への依頼が費用も安く・納期が短いため、おすすめです。
ぜひこの記事を参考に、自分にあったオーバーホールの依頼先を見つけてくださいね。

日本最大級の修理店情報サイト「最安修理ドットコム」に掲載しませんか?
最安修理ドットコムには以下の強みがあります!
- 掲載店舗数約2万店舗
- 修理サポート記事1,600本
- クチコミ数23万件超え
iPhoneをはじめとしたスマホやパソコン、車や時計、鍵や水まわり等あらゆる修理店情報を掲載しています。
掲載ご希望の修理店様はまずはお気軽にお問い合わせください。