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ゼニスは、1868年に設立されたスイスの高級時計ブランドです。ゼニスは、ムーブメントを自製する「マニュファクチュール」で、それらを使用したエル・プリメオ、キャプテン、エリートが特に有名となっています。
ここでは、そんなゼニスの腕時計が故障した場合に備えて、知っておくと便利な情報をまとめてみました。
INDEX
ゼニスが故障してしまったら
ゼニスは、マニュファクチュールで有名な時計ブランドです。マニュファクチュールとは、「時計に使用されるムーブメントを自社で製造している」という意味になります。
そのため、非常に精巧な時計に仕上がっていますので、定期的な点検を欠かすことはできません。それでも故障してしまうということはありますので、故障した際の対応方法について知っておくといいでしょう。
ゼニスの時計が故障した場合の対応として最初に考えられるのは、ゼニスのメーカーに修理を依頼するという方法です。
ゼニスでは、Webサイト上にオーバーホールや点検の価格を公表しているので見ていきましょう。
ゼニスメーカーの修理料金
修理内容によって料金は変わってくるので、修理ごとにご紹介します。
ゼニスのムーブメント料金
ゼニスにムーブメントの点検を依頼する場合、機種や構造によって値段が異なります。
「エリート」
シンプル:25,000円
コンプリケーション30,000円
「エル・プリメオ」
シンプル:32,000円
コンプリケーション:35,000円
オートオロジェリー:スイスでの見積もり
「ヒストリカルウォッチ」
クォーツ:15,000円
機械式時計:スイスでの見積もり
ゼニスのオーバーホール料金
次にオーバーホールの料金です。こちらも機種や構造によって値段が異なります。
- 「エリート」
- シンプル:43,000円
- コンプリケーション:51,000円
- 「エル・プリメオ」
- シンプル:55,000円
- コンプリケーション:65,000円
- オートオロジェリー:スイスでの見積もり
- 「ヒストリカルウォッチ」
- クォーツ:26,000円
- 機械式時計:スイスでの見積もり
なお、オーバーホールの際に+10,000円を出すことで、サービスポリッシュを受けることもできます。
その他の修理内容の料金
その他の項目は、下記の価格設定となっています。
- ポリッシュ仕上げの料金
- ケースのみ:20,000円
- ケースとブレスレット:30,000円
- ケースとディブロインバックル:25,000円
- ブレスレットのみ:25,000円
- 電池交換の料金:10,000円
- 時間調節の料金:7,000円
- コンディションチェックの料金:4,000円
なお、これらの修理を受ける際には、保証書を提示する必要があり、上記の値段は保証書を提示した正規ユーザーの価格です。
保証書の提示がなかった場合、これらの価格がすべて5割増しとなりますので、かならず保証書を提示するようにしてください。
参考:腕時計の電池交換費用はどのくらい?料金の相場を調べてみた
時計修理店でゼニスの修理を依頼する
故障した場合の対応として、2つ目に時計修理店で修理を依頼するという方法が考えられます。
一般修理店の修理料金はメーカー料金と異なる上、各修理店で具体的な修理料金は変わってきますが、一例をみていきましょう。
- 「エル・プリメロ」のオーバーホール代金:35,000円
- クロノマスターオープンのオーバーホール:40,000円
- 外装仕立て:12,000円
これらの価格を見てもわかる通り、時計店で修理を行った方が価格的には安く仕上がります。
少しでも修理代を抑えたい方は、一般修理店に依頼することを検討してみてはいかがでしょうか。
時計修理店に依頼した場合の、メリット・デメリット
しかし、時計修理店はメーカー修理料金よりも安いというメリットがある反面、デメリットもあります。
メリット・デメリットをしっかり比べて修理の依頼先を考えてくださいね。
デメリット�@
まずデメリットとして挙げられるのが、純正部品が入手できないという点です。
メーカー修理であれば、純正部品を使用して修理することができますが、時計店では代替品を使用して修理しなければなりません。
その結果、部品の不具合が出る可能性も考えられます。
デメリット�A
次に挙げられるデメリットは、時計修理店に依頼する場合、そこの職人さんの技術力が低いと修理内容に問題が出てしまう恐れがあるという点です。
信頼できる時計店に預けなければ、時計店で修理を行う職人さんの技術不足により、適切な修理が受けられないという可能性がなくはないはずです。
ただし、信頼できる時計店で、メーカーの技術者よりも技術・経験共に優れた職人さんがいらっしゃるようであれば、このデメリットについては懸念する必要はないでしょう。
デメリット�B
最後に挙げられるデメリットは、保証期間がないという点です。
メーカーで修理した場合は、修理後1年間の保証がついているので、同じ部分で故障が発生した場合は、保証を利用することができます。
一方、時計店では保証を行っているところはわずかとなります。そのため、保証期間をしっかりつけてほしい方は、そのような修理店を探す必要があります。
これら、メリット・デメリットをしっかりと考えたうえで、修理の依頼先を選択する必要があります。
参考:腕時計の故障時に知りたい!修理料金の相場はどのくらい?
保証内容・保証期間
ゼニスには、メーカーの保証として2年間の保証期間が設けられています。
この保証を受ける条件は4つあります。
- �@ゼニス社認定の正規取扱店で購入したこと
- �A保証書に、販売店の名前・住所・購入日・製品番号が明記されていること
- �B製品に付属されている「使用上の注意とメンテナンス」に関する説明書の内容に反した使用や取り扱いをしていないこと
- �Cゼニス社の正規のサービスセンターに時計とともに保証書を提出すること
これらの条件に合致する修理であれば、世界共通の国際保証として、2年間のメーカー保証を受けることができます。
しかし、上記に反していた場合はメーカー保障を受けることができないので注意しましょう。
また、�@時計の正常な劣化やベルトの自然な磨耗、�A時計の着用に生じるケースやサファイアガラスの傷については保証されません。
保証期間を伸ばすには
保証書カード裏面の�@ムーブメント・ナンバー、�Aセキュリティ・ナンバーをゼニス社のWEBサイトから登録することで、保証期間を1年延長させることができます。そのため、メーカー保証期間は最長で3年間ということになります。
ゼニスからもらえる保証書については、保証期間内であれば保証を使うのに必要となりますが、それ以降においても、点検やオーバーホールの際に正規のユーザーであることを証明する資料となりますので、しっかり管理する必要があります。
国際保証書の注意点
ゼニスの時計を正規取扱店販売店で購入した場合は、前述した通り、国際保証書(カード)を受け取ることができます。この国際保証書は、メーカーで印字されたものが購入者に送付されるものとなっています。
そのため、一般的な保証書のように印字される部分に購入店の押印や手書きとなっていた場合、保証は受けられないと考えていいでしょう。
国際保証書を受け取った際には、印字されるべき部分に押印や手書きがされていないこと、重要な事項(特に販売店の名前、住所、購入日、製品番号)がしっかりと印字されていること自分自身でしっかりと確認してください。
まとめ
ゼニスは、マニュファクチュールの時計として有名です。自社でムーブメントを作成していますので、その構造についてはゼニス社が最もよく熟知しています。
そのため、故障が発生した際にも、どの部分にどのような問題が生じているのかについて、しっかりと原因を究明することができます。
ゼニスの時計を点検やオーバーホールする場合には、ゼニスのメーカー修理を行うことをおすすめしますが、問題となるのはその値段です。
特に保証書が無い場合は、表示価格の5割増しとなりますので、メーカーで修理を受けるよりも安価な時計店での修理を行わざるを得ないということになってしまいます。
そうならないためにも、ゼニスの時計を購入する際には正規販売店で購入し、メーカー保証3年間を受けることができる保証書カードを受け取りましょう。
保証書カードがあれば、将来的なコストは安く抑えることができるのではないでしょうか。
時計修理店でゼニスの腕時計を修理してもらう場合は、ぜひ当サイト最安修理ドットコムで依頼先を探してみてください。
こちらには、全国各地の修理店が集っており、時計修理店を簡単に探すことができます。
各修理店の詳細や口コミが掲載されているので、自宅から近い修理店だけでなく評判のいい修理店がどこかもわかるようになっています。
時計修理店に依頼するなら、できるだけ多くの修理店を見て納得できる修理店を見つけてください。

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